セミナー概要
セミナーのテーマ
- ナノカーボン材料の分散と安定化技術
- ナノカーボンの分散評価法
- マイクロ波によるナノカーボン応用
こんな方におすすめです
- ナノカーボン材料の研究開発に携わる方
- 材料科学や化学分野の学生
- CNTやグラフェンなどの分散技術に関心のある技術者
| セミナータイトル | ナノカーボン材料の分散安定化技術と評価法 |
| 開催日時 | 【ライブ配信】 2026年1月28日(水)10:00~16:30 |
| 開催場所/配信の補足・注意事項 | ■ライブ配信 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 |
| 受講料 | 55,000円(税込、資料付) ■会員登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から |
| 主催 | R&D支援センター |
受付中
ナノカーボン材料の分散安定化技術と評価法
☆壊さず、再凝集させない!
CNTやグラフェンの分散・安定化技術を基礎から解説します。
さらに、マイクロ波による急速加熱やコンポジット材料への応用など、実務につながる最新事例も紹介します。
講師
山形大学 名誉教授 Ph.D. 佐野 正人 氏
【ご専門】 高分子物理・ナノカーボン
セミナー趣旨、ポイント
カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン材料を液体中に分散させるには、凝集体をほぐし、個々に遊離したナノカーボンを再凝集させないように液体中で安定化させる必要がある。もし、どのくらいの力でナノカーボンが凝集しているかが見積もられれば、それ以上の力を与える事でほぐすことが可能となる。しかしながら、あまり大きな力を加えるとナノカーボン自体が損傷されるので、その影響も見積もらなくてはならない。安定化においても万全策はないので、これまで培われてきた手法の長所・短所を見極めて、目的に合った最適手法を選択する必要がある。ここでは、ナノカーボン材料の分散とその評価法に関する物理化学の基礎をまとめて解説する。
また、分散体の応用に関して、ナノカーボンはマイクロ波により急速(数秒)で高温(数百℃)まで加熱されるという特徴を活かし、化学反応の効率化や局所加熱の応用例を紹介する。
受講対象者、必要な予備知識
大学1,2年生程度の物理化学の知識
得られる知識
ナノカーボン材料の分散に関する物理化学の基礎を理解することで、個々のナノカーボンに対する分散法の適正性や限界が予測でき、問題解法に向けた論理的思考の基ができる。
プログラム
1.ナノカーボンの種類
1-1 なぜナノカーボンがおもしろいか
1-2 フラーレン
1-3 単層および多層カーボンナノチューブ
1-4 極細炭素繊維
1-5 グラフェン
2.ナノカーボン分散の基本的操作
2-1 凝集体をほぐす
2-2 遊離したナノカーボンの分散安定化
3.どのくらい強く凝集しているのか?
3-1 ファンデルワールス相互作用とは?
3-2 ナノカーボンのファンデルワールス相互作用
(1) 単層カーボンナノチューブ
(1) 多層カーボンナノチューブ
(1) グラフェン
3-3 疎水性相互作用
4.どのくらいのエネルギーでCNTは切れるのか?
4-1 長さ依存性
4-2 CNTの引張り強度
5.ほぐす操作はどのくらいのエネルギーを与えているのか?
5-1 ポリマーとの混錬
5-2 超音波照射
5-3 超音波照射の効率化
6.グラフェンをほぐす
6-1 超音波法
6-2 酸化法
6-3 インタカレーション法
7.速度論的分散安定化
7-1 DLVO理論
7-2 単層CNTのShultz-Hardy則
7-3 高粘性媒体
7-4 希薄化
8.エネルギー的分散安定化
8-1 静電的斥力
8-2 界面活性剤の臨界表面凝集濃度
8-3 立体障壁
8-4 汎用分散剤の例
8-5 ナノカーボン特有分散剤の例
9.疎水性相互作用の最小化
9-1 ナノカーボンの濡れ
9-2 親水基の導入
9-3 ポリエチレングリコール鎖の不思議
10.分散に向けたナノカーボンの化学反応
10-1 再現性の確認された反応
10-2 マイクロ波応用
11.市販ナノカーボンの分散
11-1 形状の影響
11-2 欠陥の影響
11-3 不純物の影響
12.汎用分散評価法
12-1 各種顕微鏡
12-2 パーコレーション閾値
12-3 紫外―近赤外吸収分光
12-4 ラマン散乱
12-5 レイリー散乱とミー散乱
13.マイクロ波応用
13-1 ナノカーボンの急速高温加熱と加熱原理
13-2 カーボンナノチューブの短時間精製
13-3 マイクロ波不加熱液体の急速加熱
13-4 化学反応の効率化
13-5 ナノカーボン表面でのPt微粒子生成
13-6 ポリマーコンポジットの物性改善
【質疑応答】
受付中
