セミナー概要
セミナーのテーマ
- ファージの基礎知識と殺菌メカニズム
- ファージセラピーの歴史と臨床応用
- ファージセラピーの実用化に向けた課題と今後の展望
こんな方におすすめです
- 感染症治療に興味のある医療従事者
- 薬剤耐性菌問題に関心のある研究者
- 新しい治療法を探求している製薬企業の開発担当者
セミナータイトル | 【研究開発動向:2時間セミナー】ファージセラピーと臨床応用:バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と実用化に向けた課題 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月27日(水)13:00~15:00 【アーカイブ配信】 【ライブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【ライブ配信】 |
受講料 | 22,000円 定価:本体20,000円+税2,000円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。 |
【研究開発動向:2時間セミナー】ファージセラピーと臨床応用:バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と実用化に向けた課題
欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性
・ファージの殺菌メカニズム、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介!
・ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探る!
講師
酪農学園大学 獣医学群獣医学類/酪農学園大学大学院 獣医学研究科 講師 博士(獣医学) 藤木 純平 氏
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/55148.html
[業界での関連活動]
日本ファージセラピー研究会での運営委員や国際ファージセラピー学会(Targeting Phage Therapy)での専門委員
セミナー趣旨、ポイント
抗菌薬への耐性が世界的に深刻化する中、薬剤耐性菌に対する治療戦略として、バクテリオファージ(ファージ)を用いたファージセラピーが注目を集めています。本講演では、ファージの殺菌メカニズムとファージセラピーの歴史、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介し、ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探ります。
得られる知識
・ファージの基本構造と感染サイクル、殺菌メカニズムに関する基礎知識
・テンペレートファージとビルレントファージの違いや、それぞれの応用可能性
・ファージセラピーの歴史的経緯と、世界での再注目の背景
・欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
・固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
・ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
・ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
・ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性
プログラム
1.バクテリオファージのライフサイクル
1-1:そもそもファージとは
1-2:ファージの感染機構(殺菌の仕組み)
1-3:ビルレントファージとテンペレートファージ
1-4:感染症治療に応用するファージの特徴とカクテル化
2.ファージセラピーの歴史
2-1:トゥオートとデレルによるファージの発見
2-2:ペニシリン以前のファージセラピー
2-3:エリアバファージセラピーセンター
2-4:米国でのファージセラピー成功症例
3.ファージセラピーの臨床応用性
3-1:Fixedカクテル・Personalizedカクテル
3-2:世界各国での臨床試験例
3-3:ベルギーの革新的取り組み:処方箋ファージ
3-4:海外で市販されているファージ製剤の例
4.ファージセラピーが抱える課題
4-1:ファージのスペクトラム
4-2:抗ファージ抗体の誘導
4-3:ファージ耐性菌の出現
4-4:ファージの安定性
5.今後のファージセラピーへの取り組み
5-1:ファージの人工合成
5-2:ファージの育種(進化ファージ)
5-3:ファージ耐性化を逆手にとった戦略
5-4:マイクロバイオーム編集におけるファージ応用
□質疑応答□