原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例/QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定

  • 開催日2025年8月29日(金)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 原薬製造プロセスのスケールアップ検討とトラブル事例
  • QbDに基づくCQA/CPP設定手順と品質同等性評価
  • 遺伝毒性不純物管理とマルチパーパスプラントのクリーニング戦略

こんな方におすすめです

  • 原薬製造プロセスの開発・改善に携わる方
  • 品質保証、品質管理部門の方
  • 製薬企業のプロセス化学研究者
セミナータイトル原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例/QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定
開催日時

【オンライン配信】
2025年8月29日(金)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年8月29日(金)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年9月12日(金)~2025年9月29日(月)
お申し込み期限:2025年9月12日(金)まで

【オンライン配信】
・受講者特典としてこのセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/9/12(金)~2025/9/29(月)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・研修パック(3名以上で1人あたり19,800円)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。

原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例/QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定

変異原性を有する原料・中間体の管理戦略
CQA、CPP設定手順、原薬の品質同等性評価基準設定手順
マルチパーパスプラント設備のクリーニング戦略

原薬製造プロセスに存在する遺伝毒性不純物のコントロールや汎用製造設備のクリーニング戦略について提案
 「ミラベグロン原薬製造プロセスの遺伝毒性不純物管理状況」
 「マルチパーパスプラント設備_洗浄対象物質の残留量クライテリオン設定」

講師

アステラス製薬(株) 高萩技術センター 製造技術セクション長 中村 純 氏
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/28469.html

セミナー趣旨、ポイント

 治験及び商用原薬製造の際に留意すべきスケール依存因子と実製造におけるスケールアップトラブル事例、及びQuality by Designに基づくCQA(Critical Quality Attribute、重要品質特性)、CPP(Critical Process Parameter、重要工程パラメータ)設定手順について実例を元に解説する。
 また、原薬製造プロセスに存在する遺伝毒性不純物のコントロールや汎用製造設備のクリーニング戦略についても提案する。

得られる知識

・スケールアップ検討時のポイント
・スケールアップ時のトラブル実例と効率生産の実例
・CQA、CPP設定手順、原薬の品質同等性評価基準設定手順
・QbDに基づく原薬製造プロセス設計
・変異原性を有する原料・中間体の管理戦略
・マルチパーパスプラント設備のクリーニング戦略

プログラム

1. 製薬企業におけるプロセス化学の役割
 1.1. 医薬品開発フロー
 1.2. 原薬開発の流れとプロセス研究
 1.3. メディシナルとプロセス化学
 1.4. プロセス化学における技術要素
 1.5. プロセス化学者の役割

2. 製造プロセス開発のポイント
 2.1. プロセス化学研究の基本的な考え方
 2.2. 製造ルートの検索
 2.3, 2.4. 製造ルート決定の際に考慮すべきこと(1)(2)
 2.5. 操作条件の設定と最適化

3. スケールアップとスケール依存性因子
 3.1. 原薬のプロセス研究とスケールアップイメージ
 3.2, 3.3. スケール依存性因子(1)(2)
 3.4. 反応槽の構造(例)
 3.5. 攪拌効率(スケール依存性因子検証の一例)


4. スケールアップトラブル事例
 4.1~4.13. スケールアップトラブル事例(1)~(13)

5. 商用製造に向けた検討の実例
 5.1. ミラベグロン原薬合成ルート
 5.2. 商用生産プロセス構築~科学光学からのアプローチ
 5.3. 粗結晶工程の濾過性改善(逆滴下法)
 5.4. 原薬製造工程の濾過性改善(温度スイング晶析)

6. 重要品質特性(CQA(s))、重要工程パラメータ(CPP(s))設定の流れ
 6.1. 技術移管の流れ
 6.2. Quality Designとは
 6.3. プロセスバリデーション(PV)とCPP
 6.4. PV成立要件
 6.5. CPP(s)設定手順
  6.5.1. CPP(s)設定手順 Step1-1(リスク特定)
  6.5.2. CPP(s)設定手順 Step1-1実施例
  6.5.3. CPP(s)設定手順 Step1-2(CQA(s)の決定)
  6.5.4. CPP(s)設定手順 Step1-2実施例
  6.5.5. CPP(s)設定手順 Step2(1次リスク分析・評価)
  6.5.6. CPP(s)設定手順 Step2実施例(5工程)
  6.5.7. CPP(s)設定手順 Step3(リスク調査・低減)4工程
  6.5.8. CPP(s)設定手順 Step3(リスク調査・低減)5工程
  6.5.9. CPP(s)設定手順 Step4(2次リスク分析・評価)4工程
  6.5.10. CPP(s)設定手順 Step4(2次リスク分析・評価)5工程

7. 遺伝毒性不純物のコントロール
  7.1~7.3. 遺伝毒性不純物管理の経緯(1)~(3)
  7.4. 遺伝毒性不純物管理の実例
  7.5. ミラベグロン原薬製造プロセスの遺伝毒性不純物管理状況

8. マルチパーパスプラント設備_洗浄対象物質の残留量クライテリオンについて
  8.1. 検討経緯
  8.2~8.5. 方針決定のための基礎情報(1)~(4)
  8.6. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース1-1)
  8.7. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース1-2)
  8.8. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-1)
  8.9. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-2)
  8.10. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース2-3)
  8.11. 洗浄対象物質のクライテリオン設定方針(ケース3)
  8.12. ADI、PDE、NOAEL取得
  8.13. ハザードレベル、in silicoを用いた洗浄クライテリオン設定

9. 最後に

□質疑応答□