セミナー概要
セミナーのテーマ
- 低皮膚刺激ゲル粘着剤技術
- 医療用テープの薬事対応と安全性試験
- 化粧品・化粧雑貨分野への展開
こんな方におすすめです
- 医薬品・化粧品開発に携わる研究者
- 粘着剤・テープ開発に関心のある技術者
- 皮膚適合性や安全性に関心のある方
セミナータイトル | <医薬品・化粧品開発に活かすための>医療用粘着剤・テープの開発に学ぶ皮膚適合性と薬事対応の勘所 |
開催日時 | 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン ・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 49,500円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料は製本テキスト(開催前日着までを目安に発送) ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 |
<医薬品・化粧品開発に活かすための>医療用粘着剤・テープの開発に学ぶ皮膚適合性と薬事対応の勘所
~低刺激×高機能を実現する 医療・化粧品分野の粘着テープ開発戦略~
本セミナーでは医療用粘着剤に関して、特に低皮膚刺激化を可能にするゲル粘着剤技術を開発事例を通して紹介します。
医療用テープにおける高品質化はテープに用いる材料の物性を皮膚に適する特性にすることと
機能化はどのような成分を添加するかによって可能となり、応用範囲が広がります。
・ゲル化粘着剤を医薬品・化粧品に応用するためには?
・薬事対応はどのようにすればよいか?
・安全性試験はどのように行うのか?試験における留意点
・化粧品・化粧品雑貨への展開・開発戦略
以上のような疑問点もふまえて、製品開発の事例を参照しながら基礎から実践的な内容まで解説致します。
講師
メディカルテープ研究所 代表
山本 敏幸氏
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/55245.html
【ご経歴】
Weizmann研究所留学
日東電工 メディカル部門研究開発
日東メディカル(株) 代表取締役
東洋化学㈱ 取締役 開発部長
㈱メディカルフロント 起業 代表取締役
メディカルテープ研究所 代表
【主なご研究・ご業務】
放射線生物学・細胞遺伝学/がん化の機構
医療用テープ開発
創傷被覆材の開発
経皮吸収薬の開発
経産省 ものづくり日本大賞
近経局 関西モノづくり新撰2023 など
特許 40件余、 出筆 ゲル型粘着剤についてなど 3件
セミナー趣旨、ポイント
医療用粘着剤に関して、特に低皮膚刺激化を可能にするゲル粘着剤技術を開発事例を通して紹介します。高品質化はテープに用いる材料の物性を皮膚に適する特性にすることと機能化はどのような成分を添加するかによって可能となり、応用範囲が広がります。これらの製品開発を事例を参照しながらお話しします。実践的な開発に役立つ講演とします。
得られる知識
・粘着剤の基礎知識
・医療用のテープの開発のポイント
・低皮膚刺激化のための要素
・ゲル化粘着剤について 開発要素を学ぶ
・化粧品/化粧雑貨への展開のための勘所
・安全性試験に関して どうするのか
・薬事対応は如何にすべきか
・有効成分を添加した機能性テープ開発のポイント
・その他
プログラム
初めに 自己紹介
1 粘着剤と粘着機構
1.1 粘着剤とは
1.2 粘着剤の性質と粘着力の生じる因子
1.3 粘着剤と接着剤は違うのか
1.4 粘着剤の種類
1.5 粘着剤はなぜ接着するのか
2 医療用粘着剤について
2.1 医療用粘着製品とは
2.2 工業用と医療用との違い
2.3 医療用テープの種類 医薬パッチから 絆創膏、化粧用まで
2.4 医療用テープの機能 付加された機能から
2.5 医療用粘着剤の種類 材料の点から
2.6 創傷被覆材 や 化粧用テープ
2.7 テープと皮膚との関係
2.8 皮膚に粘着する要件
2.9 皮膚接着力と品質上の接着力とは同じなのか
3.テープによる皮膚刺激の原因
3.1 医療用テープの医療現場での問題点
3.2 皮膚障害の事例
3.3 皮膚刺激と材料の特性との関係
3.4 皮膚刺激の原因について
3.5 皮膚とはどのような組織か
3.6 皮膚の構造と機能
3.7 皮膚表面は変化し多彩
4.開発アイデア―から製品開発コンセプトへ そして品質仕様への転換
刺激の原因と対策方法
4.1 低皮膚刺激粘着剤の開発事例 ―ゲル型粘着剤の開発についてー
4.2 従来の医療用テープの医療現場での問題点
4.3 角質剥離に注目したー低皮膚刺激化粘着剤
4.4 アイデア―から開発コンセプトへ
4.5 開発コンセプトを実現するために
4.6 ゲル型粘着剤の開発 と開発過程の紹介
4.7 粘着剤物性・クリープ・ゲル分率―接着力と角質剥離
4.8 開発したゲル粘着剤の角質剥離と従来品との比較
4.9 透析患者と心臓手術後の臨床応用結果
5.支持体の物性と皮膚刺激
6.水蒸気透過性と皮膚刺激
6.1 テープの水蒸気透過性と電気伝導度
6.2 水蒸気透過性と皮膚刺激の関係は
6.3 水蒸気透過性と皮膚表面細菌数の変化
7.Ideaから製品コンセプトへ そして品質仕様への転換について
8.医療用粘着製品の安全性に関して
8.1 生物安全性に対してどのように考えればよいか
8.2 どのような安全性試験が求められるか
9.化粧品又は化粧雑貨分野への展開例
アイデア―から開発・製品化へ
化粧のできるテープ 【ニキビマスキング】・【リフトアップ】医療機器【傷カバー】
10.創傷被覆材の紹介
10.1 湿潤療法に関して
10.2 湿潤療法の事例-製品と治療法
11.経皮吸収薬の開発に関して
11.1 テープ技術のテープ薬への展開
11.2 経皮吸収薬とは
11.3 候補薬・開発品の紹介 どんな薬がテープ薬となっているか
11.4 テープ薬の特長 優位な点
11.5 開発の一端紹介
11.6 喘息薬パッチ開発の紹介
11.7 テープ薬と皮膚刺激に関して
12.薬事上の課題
12.1 薬事面で求められること
12.2 医薬品の薬事
12.3 医療機器・化粧品の薬事
12.4 市販後調査
12.5 PL保険と医薬品副作用被害救済制度について
13.質疑と討議