セミナー概要
セミナーのテーマ
- ノンテクニカルスキル教育の基本
- ノンテクニカルスキル2.0を活用した教育効果向上
- 演習を通じた実践的なスキルの習得
こんな方におすすめです
- 製造部門、安全管理部門の方
- 安全教育/安全管理業務を担当されている方
- 従業員を指導・教育する立場の方
セミナータイトル | 【演習付】安全文化の醸成/労働災害・事故防止のためのノンテクニカルスキル2.0教育の実施方法 |
開催日時 | 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン ・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 49,500円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料は製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定) ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 |
【演習付】安全文化の醸成/労働災害・事故防止のためのノンテクニカルスキル2.0教育の実施方法
従来の「ノンテクニカルスキル教育」の発展型
事故防止教育の新展開
【こんな方におすすめ】
工場、事業所などにおいて、安全教育/安全管理業務を担当されている方
その他、グループ・チーム等におけるマネジメント業務をされている方
3名以上の受講には [研修パック] 料金を適用いたします(詳細は下部)
専門的な知識、技術、技術熟練度(テクニカルスキル)とは異なる、組織で業務を遂行する上で欠かせないスキルである、ノンテクニカルスキルが学べます。
ヒューマンエラーの防止や安全文化の醸成に欠かせない「ノンテクニカルスキル」。
製造業でも、技術的知見や経験だけでは防ぎきれない事故・トラブルが、「確認不足」「伝達ミス」「規律の不遵守」などにみられる声かけの大切さ、適切な権力勾配、言い出す勇気と言った人的要因により起きています。
例年人気を博している「ノンテクニカルスキル教育」セミナーを更にパワーアップ。
従来法に「スモーラーリーダーシップ」「ワークエンゲージメント」を加えて近年新たに提唱した「ノンテクニカルスキル2.0」に関するセミナーを、今回初めて開催いたします。
医療、航空、発電分野で実施されていたノンテクニカルスキル教育を化学分野では、AGC旭硝子千葉工場が2005年から先駆けて実施し、その効果を実証。
15年以上にわたり現場の事故を5分の1に削減した実績を持つ講師が、その教育方法を指南します。
【本セミナーで学べるポイント】
・ノンテクニカルスキル教育の基本
・ノンテクニカルスキル2.0をふまえた教育効果向上の要点
・新たに開発した6教材のうち2教材を使った演習
・社内展開のための指導、実施要項
講師
(公社)化学工学会 安全部会 南川 忠男 氏 ※元・AGC(株)
【専門】教育、プロセス安全
【略歴】
1955年生まれ、三重県出身 1975年鈴鹿工業高等専門学校卒業
1975年 旭硝子(株)(現AGC)に入社 千葉工場の製造部門及びインドネシアの関係会社の勤務後、
2004年 千葉工場環境安全部に配属
2015年 化学工学会安全部会の事務局長
2016年 日本化学工業協会のレスポンシブルケア賞審査員特別賞を受賞。
2020年 AGCを定年退職 化学工学会安全部会所属
【著書】
『産業現場のノンテクニカルスキルを学ぶ』[単著:化学工業日報社(2017年)]
『産業現場のノンテクニカルスキル教育実践ガイドブック』[共編著:化学工業日報社(2020年)]
『業務に基づくプロセス安全マネジメントガイドライン』[共著:化学工業日報社(2022年)]
『産業現場のノンテクニカルスキル2.0の取り組み』[共編著:化学工業日報社(2024年)]
『プロセス産業のためのサイバーセキュリティ』[監修:丸善出版(2024年)]などがある。
セミナー趣旨、ポイント
事業所では、ノンテクニカルスキル教育の良好事例が蓄積され、事故・労災の削減という成果も表れ始めた事業所もある。しかしながら、これらの各社のノンテクニカルスキル教育は、顕在化した事故調査結果に基づき教育需要を導出し、教育のテーマを決定し、進めているのが現状であり、更に教育の効果を挙げるようにするにはどうすればよいかについてワーキンググループ活動を実施した。
その結果、それぞれの事業所の教育需要に基づきインストラクターが指針のように感じられるガイドラインを作成し、新しいノンテクニカルスキルの枠組みとなるノンテクニカルスキル2.0の概念を提唱した。これは従来のカテゴリーに上位者のスモーラーリーダーシップとメンバーのワークエンゲージメントの充実の要素を融合させたもので、この概念を導出した経緯と教育体制(事故撲滅に向けた業務構造)や教育手法及び新たに開発した6教材のうち2教材を紹介し体験できる。教育の結果から導き出されるより普遍的な学びの内容も加えられている。心理的安全性について向上させるヒントが得られる。
こんな方におすすめ
今からノンテクニカルスキル教育を開始される予定の方々にはよいガイドラインになるだろう。
又、既にノンテクニカルスキル教育を開始しているが、更に効果を高めたい方にもノンテクニカルスキル2.0の考えを入れることで教育が有用性を増す。
今一度、事故&労災を撲滅するために資する教育とはどのようなものか?改めて考え直してみたい方も受講を歓迎します。したがって、受講対象はノンテクニカルスキル教育にご興味のある初見者から現役のインストラクターや推進母体であるその事務局の方々が対象となります。
得られる知識
1. ノンテクニカルスキル教育の基本的なやり方
2. ノンテクニカルスキル2.0をベースにした教育への改善方法
教育の体制、教育のあるべき姿、教育リソースの提供、インストラクターの力量要件の理解
3. 新危険敢行性・危険感受性の特性診断の体験とやり方 と行動特性評価のねらい
この評価方法を工場に展開すれば 危険敢行性起因や危険感受性起因の事故が減ることが期待できる。
4. その気にさせる会話術(コーチング・メンタリングに役立つ)
特に行動特性評価後の個人管理シートのフォローアップとしての育成面談に役立つ
5. 組織の心理的安全性と個人の心理的安定性の関係とその構造
心理的安全性を向上させる演習のやり方
プログラム
トラブルや労災を撲滅するためには、どのような要素が大切なのであろうか?
ということを見つけるために、「どのような要素が従業員の行動に影響しているのか?」などを問う
質問紙法の調査を実施した。その結果と解析を通じて次の講演項目となります。
1.ノンテクニカルスキル2.0提唱の経緯と基礎
2.ノンテクニカルスキル2.0の構成要素であるスモーラーリーダーシップ
3.ノンテクニカルスキル2.0の構成要素であるワークエンゲージメント
4.新危険敢行性・危険感受性の特性診断方法【演習(回答作業)】
・危険敢行性及び危険感受性の6原因別の評点レーダーチャートの作成
・ガイドラインに沿った自己管理シートの作成
5.その気にさせる会話術の修得【演習】
・ティーチングとコーチングの違い
・その気にさせる会話術の必要な理由
・その気にさせる会話術の効果
・4×4×4その気にさせる会話術
・ご自分の「その気にさせる会話術」の自己評価診断ツール
6.心理的安全性と心理的安定性の構造が理解でき、
心理的安全性を向上できる演習が紹介され、そのうちの一つを演習【演習】
□ 質疑応答 □