シランカップリング剤の基礎知識と使いこなすためのポイント

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • シランカップリング剤の反応メカニズム
  • 表面処理条件の最適化
  • Q&Aによるトラブルシューティング

こんな方におすすめです

  • シランカップリング剤を研究・開発で使用している方
  • これからシランカップリング剤を使い始めたい方
  • シランカップリング剤に関する問題を抱えている方
セミナータイトルシランカップリング剤の基礎知識と使いこなすためのポイント
開催日時

【オンライン配信】
2025年9月2日(火)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年9月2日(火)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年9月17日(水)~2025年10月1日(水)
お申し込み期限:2025年9月17日(水)まで

【オンライン配信】
・受講者特典としてこのセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:9月17日(水)~10月1日(水)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
オンライン配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
アーカイブ配信受講:製本テキスト(開催日を目安に発送)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

シランカップリング剤の基礎知識と使いこなすためのポイント

~教科書では触れられない反応メカニズム・選定/反応条件の検討・処理効果の分析評価・トラブル対策~

◆◇ シランカップリング剤の “一歩踏み込んだ理解” でトラブルに強くなる ◇◆

シランカップリング剤を扱う現場で、なぜその反応がうまくいかないのか?
処理効果にバラつきが出るのはなぜか?そんな現場の疑問に応えるセミナーです。
反応メカニズムの深掘りから、溶媒や処理温度などの処理条件の最適化、そして現場で発生しやすい疑問や課題の視点からのトラブル―シューティングまで。教科書や文献では十分に触れられていない反応の本質と処理の勘所を、最新の研究成果も交えてご紹介します。

講師

群馬大学 理工学府 教授 理学博士​ 海野 雅史 氏
【専門】ケイ素科学
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/15131.html

セミナー趣旨、ポイント

 シランカップリング剤の使い方について、分かりやすくまとめます。前半部分では、ほとんどの参考書・教科書や論文で触れられることがなかった反応メカニズムや表面処理の解析について、詳細に解説いたします。後半では、これまでに受けたよくある質問をQ&A形式で解説いたします。

こんな方におすすめ

・シランカップリング剤を実際に用いる研究・開発に携わっておられる方
・これから始めようと思われている方
・その他現時点で解決したい問題がある方
予備知識は必要ありませんが、すでにお使いの方にも得られる情報が多い講習といたします。

得られる知識

シランカップリング剤を用いる上で、必要な基礎知識、反応の考え方、問題の解決法など、すべてのユーザーのお役に立てる講習にしたいと思っております。また、ここ1年得られた新しいデータについてもご紹介します。

プログラム

1.シランカップリング剤について
 1.1 シランカップリング剤の構造と種類
 1.2 シランカップリング剤の用途
 1.3 シランカップリング剤の応用範囲および将来展開

2.シランカップリング剤の反応
 2.1 シランカップリング剤の反応例
 2.2 シランカップリング剤の反応メカニズム
 2.3 シラノールの反応中間体並びにシロキサン生成機構

3.シランカップリング剤の応用
 3.1 新規機能性シランカップリング剤の例
 3.2 具体的な用途
 3.3 次世代シランカップリング剤について

4. シランカップリング剤による表面処理
 4.1 反応の詳細
 4.2 関連する条件
 4.3 最適条件について
  4.3.1 表面前処理
  4.3.2 処理温度
  4.3.3 溶媒の選択
  4.3.4 シランカップリング剤の選択

5.シランカップリング剤Q&A講座
 ・シランカップリング剤を使用する際に考慮すべき因子は?
 ・カップリング処理に際しての留意点は?
 ・シランカップリング剤の耐熱性は?
 ・加水分解させて使うとどんな効果があるのか?    
 ・加水分解性と接着への影響は?
 ・シランカップリング剤の処理層の劣化対策は?
 ・カップリング処理液の調整/安定化する方法は?    
 ・未反応カップリング剤の除去方法は?  
 ・未反応カップリング剤の及ぼす影響とは?    
 ・末端に残ったOH基を消すには?    
 ・官能基の置換をするとどんなことが起こる?
 ・求めるスペックに合わせた反応条件の最適化とは?
 ・反応のバラツキの原因とは?またその対策は?
 ・添加量の目安とは?
 ・最適条件について
 ・表面被覆状態を分析/解析するには?
 ・表面の水酸基の密度を見積もるには?
 ・被覆率を解析/評価するには??
 ・表面/深さ方向の組成分析をするには?
 ・反応の進行を解析するには?

6.最近の結果より

  □質疑応答□