高周波対応FPC材料とFPC形成技術開発

  • 開催日2025年7月30日(水)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 高周波対応FPCの形成技術
  • LCP基材の特性と課題
  • 低誘電特性とFPC基材としての基本特性の両立

こんな方におすすめです

  • 高周波対応FPCの開発技術者
  • FPC基材の開発技術者
  • LCP関連材料の研究者
セミナータイトル高周波対応FPC材料とFPC形成技術開発
開催日時

【オンライン配信】
2025年7月30日(水)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年7月30日(水)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月20日(水)~2025年9月2日(火)
お申し込み期限:2025年8月20日(水)まで

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。

高周波対応FPC材料とFPC形成技術開発

~材料への要求と低誘電特性とFPC基材としての基本特性の両立~

実用的なFPCの形成を実現するための材料技術とその最新動向
高周波伝送、FPC、LCP(液晶ポリマー)、多層FPC、FCCL、、、、
低誘電特性とFPC基材としての基本特性の両立とその実現を担う破砕型LCP微細繊維フィルムの技術動向

講師

FMテック 代表 大幡 裕之 氏
※元ジャパンゴアテックス(株)現日本ゴア(同)、元(株)村田製作所)
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/22598.html

セミナー趣旨、ポイント

 スマートフォンを代表に、高周波対応が可能な低誘電基材を用いたFPCの要望は高まっており、LCPやMPIのような低誘電基材が使われている。これらの材料の中、LCPは電気的な特性では優れているのもの、熱可塑性素材であるために従来とは全く異なるFPCの形成技術を必要とする。
 本講演では、最初にこのLCP基材の形成方法と、これを用いた高周波対応FPCの形成技術について説明する。また、現在高周波基板材料として使われているLCPやMPIは、近い将来に誘電特性の要求を満たせなくなる。このため、材料の多孔化やフッ素樹脂等のよりLow-Dk・Low-Dfの材料を用いた高周波対応FPC材料の採用が模索されているが、これらの材料は電気特性的には優秀であっても、FPC基板としての基本的な適性を有していない場合が多く、実用的なFPCの形成が困難である。
 本講演ではこのような低誘電特性とFPC基材としての基本特性を両立させるための考え方と、それに基づいて開発した破砕型LCP微細繊維を用いたフィルムの実例を紹介する。

こんな方におすすめ

高周波対応FPC及びその基材の開発に従事する開発技術者

得られる知識

・FPC基材に求められる基本特性
・LCPやポリイミドフィルムがFPCに使われる理由
・LCP多層化の要素技術
・LCPフィルム加工時の留意点
・LCPと低誘電材料とのハイブリッド化の手法例

プログラム

1.自己紹介
 1-1 経歴
 1-2 開発実績

2.FPCの基本
 2-1 FPCとは
 2-2 一般的なFPCの構成材料
 2-3 一般的なFPCの層構造
 2-4 FPC基材の要求特性

3.LCP-FPC
 3-1 LCP(液晶ポリマー)とは?
 3-2 LCPの特徴
 3-3 LCPの主な用途
 3-4 LCPフィルム/FPC開発の歴史
 3-5 LCP-多層FPCの積層構造
 3-6 LCP-FPCの高周波特性

4.LCPフィルム/FCCL
 4-1 LCPフィルムの製法
 4-2 LCP-FCCLの製造装置
 4-3 既存LCP基材の課題

5.なぜベースフィルムにポリイミドとLCPが使われる?
 5-1 CTE制御の重要性
 5-2 ポリイミドフィルムはなぜ金属並みの低CTEを実現できるか
 5-3 金属並みの低CTEを示すフィルムを形成する条件

6.LCP多層FPC形成の要素技術
 6-1 表面処理
 6-2 電極埋め込み
 6-3 加水分解対策
 6-4 多層化プレスの方法(プレスプロファイルと副資材)

7.オールLCP多層基板
 7-1 LCP高多層基板に発生する問題点

8.さらなる低誘電材料とFPCの開発
 8-1 背景
 8-2 現状
 8-3 LCP低誘電化の限界
 8-4 さらなる低誘電化基材の方向性
 8-5 複合化する材料の候補
 8-6 複合化方法案
 8-7 破砕型LCP微細繊維
 8-8 破砕型LCP微細繊維を用いたフィルム
 8-9 ウエブ形成方法
 8-10 低誘電材料とのハイブリッド化
 8-11 LCP多孔体
 8-12 リジッド基板
 8-13 基板の多孔化
 8-14 破砕型LCP微細繊維のその他の使い方

まとめ

質疑応答