溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線

  • 開催日2025年10月20日(月)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • HSP値の基礎と応用
  • 各種材料におけるHSP値の活用事例
  • 材料開発における将来展望

こんな方におすすめです

  • 材料開発に携わる研究者
  • HSP値や溶解度パラメータに関心のある技術者
  • 機能性材料の開発に関心のある方
セミナータイトル溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線
開催日時

【オンライン配信】
2025年10月20日(月)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年10月20日(月)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年10月31日(金)~2025年11月14日(金)
お申し込み期限:2025年10月31日(金)まで

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
オンライン配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
アーカイブ配信受講:製本テキスト(開催日を目安に発送)

溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線

微粒子・樹脂・界面活性剤・グラファイト・生分解性樹脂・セルロース・生体材料・接着剤・金属表面など、
Hansen溶解球および​HSP値の各種材料・分野における実際の活用手法と具体例、
分子構造や組成が明らかでない物質のHSP値を溶解球法で求める方法について解説する応用セミナーです。

講師

関西大学 環境都市工学部 教授 博士(工学) 山本 秀樹 氏
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/19545.html

【受賞】
資源・素材学会賞 論文賞 受賞
関西シリコンバレーホーラム主催 ベンチャーアイデア大賞 優秀賞 受賞
関西大学科学技術振興会 産学連携賞 受賞(3件)
関西大学科学技術振興会 学の実化賞 受賞
2014,Best Paper Award(USA) 受賞
“7th International Conference on Engineering and Thechnologycal Innovation(2014)”
2015,Best Paper Award(USA) 受賞
“19th World Conference on Systematics, Cybernetics and Informatics(2015)”
【関西大学 プロセスデザイン研究室 ホームページ】
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/process/?doing_wp_cron=1728965407.5385119915008544921875

セミナー趣旨、ポイント

 HSP値は高分子-溶媒間、高分子-高分子間などの相溶性評価、ナノ粒子の溶媒中での凝集・分散性評価、樹脂の溶媒に対する耐性評価など広く用いられています。また、HSP値は、化学製品の製造工程において、溶質に対する最適溶媒の選択や混合溶媒の最適な組み合わせの選定、さらに、最適混合比などにも有効であることが報告されています。
 応用編となる本講演では、分子構造や組成が明らかでない物質のHSP値を溶解球法により求める方法や、各種材料・分野におけるHansen溶解球およびHSP値利用の最前線から実際の活用手法を解説します。

プログラム

1.ハンセン溶解度パラメータ(HSP)を用いた機能性材料開発
 1.1 微粒子表面のカップリングの影響評価
 1.2 各種樹脂とグラファイトの相溶性評価
 1.3 界面活性剤を用いた乳化安定性評価
 1.4 生分解性樹脂およびフィラーの相溶性評価
 1.5 各種セルロースの相溶性評価
 1.6 グラファイトの分散性評価
 1.7 バニラビーンズからのバニリンの抽出評価
 1.8 レモンからのリモネンの抽出評価
 1.9 花粉表面の凝集・分散評価
 1.10 樹脂への各種顔料の染着性評価
 1.11 接着剤の接着性評価
 1.12 金属表面とエポキシ接着剤の接着強度評価
 1.13 樹脂とフィラーとの相溶性評価および曲げ強度評価
 1.14 生体材料(アミノ酸、毛髪、眼表面)の評価
 1.15 エポキシ樹脂の接着性評価

2.溶解度パラメータの材料開発における将来展望
 2.1 溶ける、溶けないを、見極(予測)する意味
 2.2 溶解度パラメータの応用と限界
 2.3 ハンセン溶解度パラメータの幅広い応用と将来展望
 2.4 期待されているHSP値の応用分野(医学、食品、薬学)
 2.5 機能性材料設計の高度化・迅速化のためのツール開発
 2.6 材料開発におけるプロセスパラメータとしての凝集エネルギー密度

3.総論

 □質疑応答□