静電気の基礎と事例から学ぶ 静電気事故未然防止策

  • 開催日2026年1月14日(水)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 静電気の基礎知識と事故事例
  • 具体的な静電気対策(ハード対策)
  • 未然防止のための組織作り

こんな方におすすめです

  • 化成品製造に関わる技術者、技術チームリーダー、工場長
  • 工場の労働安全担当者
  • 化学設備メーカーの方
セミナータイトル静電気の基礎と事例から学ぶ 静電気事故未然防止策
開催日時

【オンライン配信】
2026年1月14日(水)10:30~16:30
お申し込み期限:2026年1月14日(水)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2026年1月27日(火)~2026年2月11日(水)
お申し込み期限:2026年1月27日(火)まで

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。

静電気の基礎と事例から学ぶ 静電気事故未然防止策

場当たり的な対策で再発を繰り返さないために
実務上の重要管理ポイントを網羅的・具体的に解説

化学薬品メーカにおいて研究開発品の量産業務を担当し、さらに工場長としての経験を持つ講師が、
特に高い評価を得ている静電気事故防止対策について詳しく解説。

・静電気の発生、放電、除電の基礎知識
・事故事例と事故の本当の原因
・具体的な対策方法とその要点
・可燃性物質を扱うメーカが行うべき教育と体制づくり

当日受講が難しい方にもおすすめの【アーカイブ配信】もございます

講師

一代技術士事務所 代表 技術士(化学部門) 鈴木 孝 氏
【専門】労働安全衛生

【略歴】
 ・化学会社勤務時、2011年の東日本大震災を経験し、工場移転に伴う4つのプラントの新規立ち上げに関わる。
  完全復興までのプロセス(工場建設、対外折衝、技術移管)の過程で数多くの異物トラブルの解決に取り組む。
 ・設計時、据付時、稼働性能、稼働時の適格性評価の経験が豊富。
 ・品質管理、生産管理、労務管理、労働安全衛生、公害防止活動、コスト改善等、工場運営全般を得意とする。
  特に廃棄物の有効活用の指導には働き方改革の切り札であると定評がある。
 ・現在個人技術士事務所を開設し、自身が工場長時代に不安だった、企業と企業をつなぐ
  サプライチェーンマネジメント、工場の安全診断、市場調査を精力的に行い、化学工場の社長、
  工場長の不安を取り除く業務を行っている。

【資格】
  技術士(化学部門)、エネルギー管理士(熱)、公害防止管理者(水質1、大気1)
  第一種衛生管理者、高圧ガス製造保安責任者(甲種化学)、労働安全コンサルタント

セミナー趣旨、ポイント

  静電気事故は冬季特有のものではありません。夏季であっても冬季と頻度は変わりません。化学工場の事故の大半は静電気爆発・静電気着火によるものです。各社静電気事故防止細則を定め、対策を行っているのにもかかわらず毎年同様の事故が発生しています。
 学校教育でカリキュラムにない静電気について、我々は、現場で正しい対策をとれるでしょうか。静電気は目に見えない、匂いがしないなど五感で検知ができないため、場当たり的な対策をし、さらに再発を繰り返すというシナリオが予想されます。どんなにCSR活動に力を入れても、現代のネット社会では一つの事故が風評をあおり、その社会的影響は計り知れないものがあります。
 本講座は体感型のセミナーで、「実験を通して静電気の見える化」、「導通の確認方法」、「作業床の抵抗測定方法」など様々な静電気事故防止対策を習得できます。また本講座では、静電気の基礎知識から始まり、いくつかの事故事例の紹介、ハード対策を解説することで、事故の未然防止など、実務上の重要管理ポイントを網羅的・具体的に解説しますので、実務ですぐに使える知識を手に入れることができます。静電気事故対策でお困りの方に大変おすすめです。

こんな方におすすめ

・化成品製造に関わる技術者、技術チームリーダー、工場長
・工場の労働安全担当者
・化学設備メーカーの方

得られる知識

・静電気事故防止法を学ぶことができる
・いくつかの事例をもとに問題解決ができるようになる
・静電気の測定方法、導通の確認方法、作業床の抵抗の測定方法を習得できる
・事故原因を解明のための工学的手法が活用できるようになる
・社内で事故が確実に減る

プログラム

1.静電気の基礎知識
 1.1 静電気発生のメカニズム
 1.2 静電気の極性と帯電列
 1.3 浮遊導体からの火花放電
 1.4 誘導体電の概要
 1.5 放電の種類(火花放電、ブラシ放電、コロナ放電、沿面放電他)
 1.6 人体除電は靴と床
 1.7 作業床の条件

2.静電気事故例と可燃性物質の特性
 2.1 静電気事故例とそれぞれの事故解析
 2.2 特性要因図から読み解く事故の本当の原因
 2.3 放電による着火の仕組み
 2.4 ガス、蒸気、粉体の着火の危険性
 2.5 不導体の帯電性の指標
 2.6 物質の最小着火エネルギー
 2.7 粉体の帯電特性

3.除電方法、静電気事故対策(ハード対策)
 3.1 接地・ボンディング
 3.2 浮遊導体・不導体の排除
 3.3 不導体の静電気対策
 3.4 作業者の帯電防止・接地
 3.5 爆発性雰囲気の防止

4.未然防止の組織作り
 4.1 危険物施設の着火原因別火災事故発生件数
 4.2 静電気事故に特化したリスクアセスメント
 4.3 化学会社の静電気事故リスクの高い工程
 4.4 不適合・事故・不祥事 ゼロに向けての教育
 4.5 静電気事故防止のためのチーム作り
 4.6 静電気事故防止のためのリスクコミュニケーション

 □質疑・応答□