ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ラジカル重合の基礎理論と反応解析
  • リビングラジカル重合と立体構造制御
  • SDGsを支える材料開発とポリマーの特性

こんな方におすすめです

  • 材料開発、改質、高機能化に関心のある方
  • 製造プロセスの改善に関心のある方
  • ラジカル重合の基礎を学びたい方
セミナータイトルラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法
開催日時

【オンライン配信】
2025年10月23日(木)10:30~17:00
お申し込み期限:2025年10月23日(木)10:00まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料は製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法

≪しっかり理解できるように基礎から易しく解説≫
~材料の改質・高機能化や課題の克服に向けて!SDGsを支える材料の開発まで~

ラジカル重合の基礎理論、注意点、開始剤・禁止剤と重合条件の選び方、リビングラジカル重合の原理・種類・課題とその解決・新展開、生物由来ポリマーやアクリル系・芳香族系ポリマーの合成、ポリマーの耐候性、分子量・立体構造の制御など。
ラジカル重合を40年余り研究してきた講師が、基礎から、注意点、最新の重合手法までを初学者にも分かりやすく解説します!
基礎の習得、材料の新規開発・改質・高機能化や製造法の改良、課題の克服などに向け、ぜひこの機会をご活用ください。

講師

徳島大学 名誉教授 工学博士 田中 均 氏
専門:高分子化学
高分子化学、特にラジカル重合の研究に40年余り携わり、現在ではごく少数となったラジカル重合基礎研究者の一人である。キャプトデイティブという新しい概念の導入によって様々なタイプの高性能・高機能高分子材料を開発したほか、ラジカル重合の立体構造制御を実現するなど従来のラジカル重合の概念を大きく変え、その成果は国際的にも高く評価されている。

セミナー趣旨、ポイント

 ラジカル重合は、現在、高分子材料(ビニルポリマー)製造の80%以上を占めるなど必要不可欠な反応となっている。また、最近のリビングラジカル重合及び立体特異性ラジカル重合の発見によってラジカル重合の可能性はさらに拡がり、この重合法の利用拡大、新しい展開に大きな期待が集まっている。しかし、現在、ラジカル重合を基礎から学ぶ機会は残念ながらほぼ失われている。
 本講では、ラジカル重合の基礎から最新の重合手法、SDGsを支える材料の開発までを解り易く説明する。直面する課題の克服、材料の改質・高性能化のための重合法の見直しなどに役立てば幸いである。

こんな方におすすめ

大学初年度程度の有機化学あるいは高分子化学の予備知識があれば好ましい

得られる知識

・ラジカル重合の基礎理論、反応解析、注意点
・重合試薬と重合条件の選び方
・最新のラジカル重合手法
・SDGsを支えるラジカル重合

プログラム

1.はじめに
 1.1 重合の基本用語
 1.2 重合の素反応
 1.3 ラジカル重合とイオン重合との比較
 1.4 重合操作法

2.単独重合
 2.1 重合性モノマーの特徴
 2.2 開始剤の種類と選び方。熱、光、多官能開始剤
 2.3 成長、停止、連鎖移動反応。課題と克服・工夫
 2.4 禁止反応。禁止剤の種類と効果
 2.5 異常構造ポリマーの生成
 2.6 重合速度とポリマーの分子量を決める因子

3.共重合
 3.1 共重合の種類
 3.2 共重合の解析
 3.3 モノマーの構造と反応性
 3.4 工業化の課題

4.SDGs実現に向けた新技術
 4.1 生物由来ポリマーの種類と特徴
 4.2 アクリル系ポリマーの合成と特性
 4.3 芳香族系ポリマーの合成と特性
 4.4 キャプトデイティブ置換体の重合とポリマーの機能

5.ポリマーの耐候性
 5.1 ポリマーの着色と防止
 5.2 光分解と耐光性
 5.3 生分解

6.分子量の制御
 6.1 これまでの分子量制御法
 6.2 リビングラジカル重合の原理と種類
 6.3 リビング重合の具体例。課題と克服
 6.4 リビング重合の新展開

7.立体構造の制御
 7.1 重合の立体化学
 7.2 これまでの立体構造制御法
 7.3 最新の立体規則性及びラセン高分子の合成法

 □質疑応答□