<各種精密重合技術の基礎と機能性高分子材料の事例>精密重合技術による構造が精密に制御されたポリマーの合成と新しい機能性高分子材料の開発

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 精密重合の基礎と構造制御
  • 機能性高分子材料の開発事例
  • 各精密重合技術の解説(メタロセン、カチオン、ラジカル、アニオン)

こんな方におすすめです

  • 高分子材料の研究開発に携わる方
  • 新しい機能性材料の知識を得たい方
  • ポリマー合成技術に興味のある方
セミナータイトル<各種精密重合技術の基礎と機能性高分子材料の事例>精密重合技術による構造が精密に制御されたポリマーの合成と新しい機能性高分子材料の開発
開催日時

【オンライン配信】
2025年11月20日(木)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年11月20日(木)10:00まで

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/11/21(金)~2025/11/27(木)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間は終了翌営業日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料は製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

<各種精密重合技術の基礎と機能性高分子材料の事例>精密重合技術による構造が精密に制御されたポリマーの合成と新しい機能性高分子材料の開発

■精密重合の基礎と構造が精密に制御された精密高分子■
■メタロセン触媒を使用した精密配位重合技術■
■精密カチオン重合技術■ ■精密ラジカル重合技術■ ■精密アニオン重合技術■

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ さまざまな精密重合技術を基礎から俯瞰的に学びます。

講師

川辺高分子研究所 代表、博士(工学) 川辺 正直 氏 【元・新日鐵化学(株) 主幹研究員(2024.3まで)】
<学位>
 博士(工学)、九州大学 総合理工学府
 博士論文題目:Stereoselective living polymerization of styrene derivatives.
<経歴>
2024年4月~現在 川辺高分子研究所、代表
2001年4月~2024年3月 新日鐵化学株式会社、機能材料研究所、主幹研究員
        新日鉄住金化学株式会社 機能材料研究所 主幹研究員(2012.10.1より)
         新日鉄住金化学株式会社 総合研究所 主幹研究員(2014.4.1より)
        日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 総合研究所 テーマリーダー(2018.4.1より)
 1.立体規則性が制御されたスチレン系新規機能性ポリマーの合成
 2.ジビニル化合物の精密重合による新規多官能多分岐高分子(PDVB)の開発
 3.PDVBを用いた高機能光学材料の開発
 4.高周波基板向け芳香族ビニル系高耐熱・低誘電損失樹脂の開発
 5.樹脂改質剤向け末端官能基変性分岐型高分子の開発
1997年1月~2001年3月 財団法人化学技術戦略推進機構、精密重合集中共同研究体、研究員
             (NEDO、独創的高機能材料創製技術プロジェクト)
 1.スチレン系モノマーの立体規則性リビング重合技術の開発
 2.立体規則性スチレン系ポリマーの高機能化の研究
1993年4月~1996年12月 新日鐵化学株式会社、高分子研究所、研究員
 1.ポリスチレン系ノンハロゲン難燃コンパウンドの開発
1990年12月~1993年3月 新日鐵化学株式会社、商品開発センター、研究員
 1.PC系コンパウンドの開発
1984年7月~1990年11月 新日本製鐵株式会社、先端技術研究所、化学研究センター、研究員
 1.末端反応性ポリスチレンの合成
 2.液晶性ポリエステルカーボネートの合成・構造・物性
1981年7月~1984年6月 新日鐵化学株式会社、技術室
 1.ポリスチレン製造設備能力増強工事
 2.ポリスチレン製造設備技術検討
<専門分野>
 精密重合・高分子合成、
 樹脂改質材・低誘電材料・難燃材料・光学材料・コンパウンド

セミナー趣旨、ポイント

 構造材料から機能材料へとポリマーの用途が拡大するにつれて、構造が高度に制御されたポリマーの合成が要求されるようになってきている。本セミナーでは、重合によるポリマーの合成と構造制御による特性制御の基礎について解説すると共に、リビング重合、立体規則性重合、多分岐ポリマーの合成といった精密重合技術によって創出された新規機能性高分子材料の開発事例と応用展開について概説する。

得られる知識

・各種重合反応とポリマーの構造制御の基礎知識
・遷移金属触媒を用いた立体規則性が制御されたポリマーの合成
・リビング重合を用いたブロック共重合体等の精密に構造が制御されたポリマーの合成と特性制御
・多官能ビニルモノマーからの多分岐構造を有する機能性高分子の合成
・リビング重合法を用いた機能性末端変性ポリマーの合成

プログラム

1.高分子材料の構造と特性・機能
 1.1 高分子材料の理論強度・弾性率と実特性・構造
 1.2 ポリマー系高強度繊維の材料設計と構造・特性

2.精密重合の基礎と構造が精密に制御された精密高分子
 2.1 立体規則性重合について
 2.2 立体規則性ポリプロピレンの重合とその応用
 2.3 リビング重合と一次構造制御
 2.4 リビング重合により得られる精密高分子
 2.5 立体規則性リビング重合について

3.メタロセン触媒を使用した精密配位重合技術の開発とその応用
 3.1 メタロセン触媒を使用した配位重合の基礎
 3.2 精密配位重合により得られる電子材料向けオレフィン系ポリマー
 3.3 シンジオタクチックポリスチレンについて
 3.4 メタロセン触媒を使用した芳香族ビニル系化合物の重合制御
 3.5 スチレン系モノマーの立体規則性リビング重合
 3.6 スチレン系モノマーの立体規則性リビング重合により得られる精密高分子
   ・立体規則性ブロック共重合体
   ・立体規則性ブロック・グラフト共重合体
   ・分子量分布が精密に制御された立体規則性ポリヒドロキシスチレンとその感光性

4.精密カチオン重合技術による新規高機能高分子の開発
 4.1 カチオン重合の基礎
 4.2 リビングカチオン重合によって得られるシーリング材向け末端変性ポリイソブチレン
 4.3 多官能芳香族ビニル系モノマーを使用した可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
 4.4 可溶性硬化型多分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発

5.精密ラジカル重合技術による新規高機能高分子の開発
 5.1 ラジカル重合の基礎
 5.2 リビングラジカル重合によって得られる精密高分子とその応用
 5.3 多官能ビニル系モノマーを使用した可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
 5.4 精密ラジカル重合によって得られた可溶性硬化型多分岐ポリマーによる高耐熱耐リフロー光学レンズ材料の開発

6.精密アニオン重合技術による新規高機能高分子の開発
 6.1 アニオン重合の基礎
 6.2 リビングアニオン重合によって得られる精密高分子とその応用
   ・液状ジエン系ポリマーとその応用
   ・低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレン・ブタジエンゴム
 6.3 精密アニオン重合による末端官能基を有する分岐ポリマーの合成
 6.4 高速・高周波基板向け硬化型低誘電損失接着性材料の開発

7.まとめ

  □質疑応答□