セミナー概要
セミナーのテーマ
- 高分子材料の基礎知識と種類
- 高分子材料の劣化・破壊の原因と種類
- 劣化・破壊を抑制する材料選定と対策
こんな方におすすめです
- 高分子材料を扱う製品開発担当者
- 材料選定に関わる技術者
- 高分子材料の劣化やトラブルに課題を感じている方
セミナータイトル | 高分子材料(プラスチック・ゴム)の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 |
開催日時 | オンライン配信 2025年9月30日(火)10:30~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所 | ■オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。 |
高分子材料(プラスチック・ゴム)の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策
~劣化・破壊の基礎知識、抑制する添加剤や材料選定のスキル、対策方法~
高分子・ポリマー材料、プラスチック材料、ゴム材料の劣化原因・破壊原因を明らかにする
そして抑制方法。対策を材料選定・加工・硬化の各段階ごとに解説
材料ユーザーとして製品開発において高分子材料を適切に選定するために
何が劣化・破壊を引き起こすのか、原因に対して有効な対策はあるのか
講師
吉岡技術士事務所 所長 技術士(化学) 博士(工学) 吉岡 謙 氏
【略歴】
1986年4月 新日鐵化学(株)(現 日鉄ケミカル&マテリアル(株))入社
スチレン系高分子の製造プロセス開発、処方設計に従事
1993年4月 神奈川県工業試験所(現 神奈川県立産業技術総合研究所)入所
高分子系材料のトラブル解析、金属及び金属酸化物ナノ粒子の作製・表面処理・分散技術
ならびにナノコンポジットの開発に従事
2008年1月 KOA(株)入社
抵抗皮膜(炭素皮膜、酸化物皮膜、コンポジット皮膜)の開発、
導電性ナノ粒子の開発、電子部品用の塗料、絶縁保護膜用ペーストの開発に従事
2021年11月 吉岡技術士事務所を開設
【専門】
・微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散・評価
・コーティング剤、塗料、インク、ペースト、洗浄剤等の液状物の配合設計
・高分子材料のトラブル解析
【研究の内容・キーワード】
微粒子 ナノ粒子 作製 表面修飾 分散 配合設計 コンポジット化 高分子 劣化 破壊
セミナー趣旨、ポイント
高分子材料(プラスチック・ゴム)は、他の材料と比べて、軽い、加工しやすい、価格が安い等といった様々な利点がある反面、劣化しやすいという最大の欠点を持っています。工業製品のトラブルは、現実には材料起因のケースが多く、特に、高分子材料は、他の材料と比べて劣化しやすいため、多くのトラブルを発生させていると言われています。本セミナーを受講していただくことで、材料ユーザーとして製品を開発する際に、高分子材料を適切に選定するスキルを身に着けていただけることを望んでおります。
得られる知識
1.高分子材料の基礎知識
2.高分子材料の劣化・破壊に関する知識
3.高分子材料の劣化・破壊を抑制する添加剤に関する知識
4.高分子材料の劣化・破壊を抑制するための材料選定スキル
プログラム
【1】高分子材料の基礎
1.高分子材料の特徴
2.高分子材料の種類
3.高分子材料の分子構造と分析方法
4.高分子材料の物性と試験方法
5.高分子材料の分子構造と物性の関係
6.高分子材料の劣化・破壊の評価方法
7.高分子材料に使用する添加剤の種類とその役割
【2】.高分子材料の劣化原因について(事例を交えて)
1.熱による劣化
2.酸素・オゾンによる劣化
3.光・放射線による劣化
4.水分による劣化
5.化学物質(有機溶剤・添加剤等)による劣化
6.金属化合物による劣化
7.機械的劣化
8.電気的劣化
9.微生物劣化
10.複合劣化
【3】高分子材料の破壊原因について(事例を交えて)
1.脆性破壊
2.延性破壊
3.疲労破壊
4.割れ
5.環境応力割れ
【4】高分子材料の劣化・破壊対策
1.使用時の劣化・破壊を抑制するための材料の選定
2.熱可塑性樹脂の成型加工時の劣化・破壊対策
3.熱硬化性樹脂の硬化時の劣化・破壊対策
質疑応答