セミナー概要
セミナーのテーマ
- P&IDの基礎知識(役割、UFD、フローシートとの違い、シンボル)
- P&ID作成の実践(ルール、記載内容、配慮点)
- P&IDの活用(配置配管図、電気計装SEQ設計、運転員・保全員への情報伝達)
こんな方におすすめです
- プラント建設や改造に携わる機械系、計装系エンジニア
- P&IDの知識を深めたい方
- 既存のP&IDを読み解き、改訂できるようになりたい方
セミナータイトル | P&ID(配管計装図)の基礎と作成の基本・注意点、記載すべき情報 |
開催日時 | 【会場(リアル)】 【会場受講】 |
開催場所 | 東京都 東京・品川区大井町 きゅりあん 4F 第1特別講習室 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 製本テキス 会場受講:当日会場にてお渡しいたします。 オンライン受講:開催日の4、5日前に発送予定 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 ※視聴画面ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。 |
P&ID(配管計装図)の基礎と作成の基本・注意点、記載すべき情報
~P&IDを読む・原案を作成する・改訂するための基礎と実践的知識~
P&IDの役割や作成~完成までの流れといった基礎から、作成のルール、記載すべき内容・注意点、配置配管図作成者・電気計装SEQ設計者に伝えるべき内容、使いやすくなる記載方法、個別機器毎の記載事項など、P&IDの作成・活用に必要な基礎から実践ノウハウまでを解説します。
経済的で管理・保全がしやすく故障・トラブルのないプラントの実現や運転時の活用などに向けて、ぜひこの機会をご活用ください。
講師
株式会社篠原信之技術士事務所 代表取締役社長 篠原 信之 氏
専門:プラントエンジニアリング
ホームページ:https://shinoproeng.co.jp/
大手総合化学会社にて、新増設プラントの設計に従事しながら、保全部門、設備診断部門の責任者も兼務。その経験を活かし、トータルエンジニアとして、社内の若手技術者、プラント運転員、保全マンのOFF-JT教育成にも尽力してきた。
その後、自ら開発した下水汚泥の亜臨界水処理+高速メタン発酵プラントを実証化し、
国土交通省の「新技術」にも認証され、国際水学会(ワシントンDC)でも発表した。
現在は技術士事務所を開設して、設計、設計監査、クライアント社員の育成教育に従事。
セミナー趣旨、ポイント
プラントの新増設・改造における業務の流れは、先ず主要プロセス部分のフローシートを構築し、概略の物質収支・熱収支(マテリアルバランス・ヒートバランス)を組むところから始まる。その後、主要プロセス部分機器や配管等の化工設計を実施し、その結果をP&ID(Piping & Instrumentation Diagram)に落とし込んでいく。
P&IDはプラントを100%表している設計図書であるため、全ての設計・建設が終わるまで作成・改訂作業が繰り返され、プラント引き渡し後は、プラント運転員の運転資料となる。よって各種機器や計器類の特性を熟知した上で、正しく化工設計を行い、機器設計(選定含む)を行い、配置や配管サイジング等まで織り込んでいくことはもちろんのこと、見易さ、分かり易さまでが求められる。
現在の日本には、これらプラントエンジニアリングを熟せる技術者が少なくなっており、完成したプラントは 不経済で、運転管理や保全活動のやり難い、故障やトラブルの多いプラントが出来上がっている。
今回のセミナーでは、一流のプラントエンジニアに成長していく一助でありたい。
こんな方におすすめ
(1)プラント建設並びに既存プラントの能力増強・プロセス改造に携わる機械系、計装系エンジニア
(2)個別機器や弁類・計器類の最低限の知識を持ってることが好ましいが、(1)に興味がある方の参加も差し支えない。
経験年数や年齢は不問。
得られる知識
・既存のP&IDが読める→記載落ちしている情報をみつけることが出来る。→改訂時に追記することが出来る。
・新増設プラントのP&IDの原案(骨格)程度は記載できる。
プログラム
1.基礎編
1.1 P&IDの役割、UFD、フローシート等との違いを学ぶ。
1.2 P&ID作成する前の準備(CODE、基準類)を学ぶ
1.3 作成開始時期と完成までの流れを学ぶ
1.4 機器や弁類・計器類のシンボルを学ぶ
2.初級編
2.1 P&ID作成の絶対ルールと任意ルールを学ぶ
2.2 P&IDに記載すべき内容を学ぶ
2.3 P&ID作成するに当たっての配慮すべき点を学ぶ
3.中級編
3.1 配置配管図作成者へ伝えるべき内容を学ぶ
3.2 電気計装SEQ設計者へ伝えるべき内容を学ぶ
3.3 運転員・保全員が使い易い記載方法を学ぶ
4.上級編
個別機器(ポンプ(遠心式と容積式の違い)、熱交換器、ボイラ・圧力容器、
平底円筒貯槽、圧縮機及ブロワ、真空装置・真空系、配管、計器類)毎の記載事項を学ぶ。
□質疑応答□