ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法

  • 開催日2025年8月27日(水)
  • 形態東京都

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ゴム・プラスチック材料の破壊現象とメカニズム
  • 破壊・破損の解析手法(破面解析、劣化分析など)
  • 各種材料の破壊・破損事例と対策

こんな方におすすめです

  • ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因について知りたい方
  • 材料の解析技術を向上させたい技術者
  • 製品の品質管理やトラブルシューティングに関わる方
セミナータイトルゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法
開催日時 会場受講

2025年8月27日(水)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年8月27日(水)10:00まで

開催場所

■会場受講
東京都東京・品川区大井町
きゅりあん 5F 第3講習室

受講料55,000円

S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
製本テキスト(当日会場でお渡しします。)

ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法

~破面観察より得られる情報から破壊に至った原因を調べるには~

ゴム・プラスチック材料は何故、破損・破壊へと至るのか?
ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因と解析の仕方を豊富な事例を交えながら解説!

講師

(一財)化学物質評価研究機構 大阪事業所 副所長 博士(工学) 仲山 和海 氏

セミナー趣旨、ポイント

 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊に係わる因子と破壊モードなど破壊の基礎を解説する。また、材料の破損、破壊の解析法と破損、破壊に導く大きな因子である劣化の分析法について解説する。同時に破面観察から得られた情報を基にその原因を解析する手法を事例を交えて紹介する。

こんな方におすすめ

≪ご注意≫
講師所属団体と競合団体に所属している方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。
予めご了承ください。

得られる知識

・ゴム・プラスチック材料の破壊現象の基礎
・ゴム・プラスチック材料破壊の正確な解析法
・各種ポリマーの特長と欠点

プログラム

1.破壊の種類とそのメカニズム
 1.1 強度に係わる因子:劣化、形状、材料、異物、ボイド
 1.2 破壊力学における応力集中
 1.3 各種破壊現象概論
  1.3.1 脆性破壊とその特徴
  1.3.2 延性破壊とその特徴
  1.3.3 クリープ破壊とその特徴
  1.3.4 疲労破壊とその特徴
  1.3.5 環境応力亀裂、溶剤亀裂とその特徴
  1.3.6 オゾンクラックとその特徴
  1.3.7 接着の破壊

2.破壊・破損の解析法
 2.1 解析アプローチ
 2.2 外観観察 形状、ウェルドラインなど
 2.3 破面解析法と得られる情報
 2.4 化学分析における前処理法
 2.5 劣化分析法:FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
 2.6 材料分析法:元素分析、分離分析、化学構造解析、形態観察、組成分析(熱分析)
 2.7 不均一性の分析
  2.7.1 残留ひずみ
  2.7.2 分散

3.各種ポリマーの弱点

4.破壊・破損解析及び対策事例
 4.1 加硫ゴムの破壊・破損
  4.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
  4.1.2 NBRの加硫不足による裂け
  4.1.3 加硫ゴムのボイドによる破壊
 4.2 プラスチックの破壊・破損
  4.2.1 ポリ塩化ビニルの疲労劣化
  4.2.2 ポリカーボネートの溶剤亀裂
  4.2.3 パーティングライン部の形状不良による破壊
  4.2.4 分散状態に起因した破壊
  4.2.5 ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損 など
 4.3 接着剤の剥離原因解析例
  4.3.1 ウレタン系接着剤の可塑剤変更による剥離(粘性違いの接着剤の剥離)

□ 質疑応答 □