ARグラスの最新技術分析および現状課題抽出と対策アイデア調査

  • 開催日2025年9月26日(金)
  • 形態オンライン

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ARグラスの技術解析と市場動向
  • Waveguideやディスプレイ技術の課題と対策
  • SID2025における最新ディスプレイ技術

こんな方におすすめです

  • ARグラス関連技術に関心のあるエンジニア
  • AR/VR/MR市場の動向に関心のあるビジネスパーソン
  • ARグラスの次世代技術開発に携わる研究者
セミナータイトルARグラスの最新技術分析および現状課題抽出と対策アイデア調査
開催日時 オンライン配信

2025年9月26日(金)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年9月26日(金)10:00まで

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/9/29(月)~2025/10/5(日)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

■オンライン
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間はセミナー終了の翌営業日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料55,000円

S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

ARグラスの最新技術分析および現状課題抽出と対策アイデア調査

~ARグラスの次世代への開発ロードマップを議論~

ARグラス製品が現状抱える課題、対策に必要な技術は何か―を具体的に把握!

▼本セミナーの解説内容▼
・ARグラスを分解レベルで調査―最新製品の構造と“競争を勝ち抜く技術”とは何かを考察
・調査対象はXreal:one・one pro、ASUS:Air Vision M1、Rokid:Glasses
 NTTコノキューデバイス:MiRZAなど
・これからのエース技術、Waveguide + LEDoSの課題:FOV・Eye Glowの対策技術
・SID2025に見るOLEDoS、LEDoSディスプレイ技術の最新情報
 ~ソニーSSやSaphluxの開発技術レビューを中心に~
などなど解説!

講師

(株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏
【講師紹介】
 □経歴:
  1982年(株)日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
  1993年(株)日立製作所 電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの
  開発を主な担当とする。
  2009年パナソニック液晶ディスプレイ(株)へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。
  2017年末退職。
  2018年1月より(株)サークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。
 □著書(共同執筆)
  ・ Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid Crystal Displays and Smart Devices” IET(UK) (2019).
 □主な受賞歴
  ・2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞
  ・2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
   受賞テーマ『広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発』
   その他、日本、米国登録特許457件保有、特許分析に精通している。

セミナー趣旨、ポイント

 XR機器(AR/VR/MR)は市場の伸びが予想されているが、ここ数年の実態は期待とは裏腹の状態にある。XR機器のシェアではVR/MRが圧倒的に大きなシェアがあるが、伸び率の点ではARグラスが堅調である。ARグラスの中でもサングラス風グラス(光学系としてBirdbath、Flatprism)はスタートアップ企業の参入が相次ぎ競争が激化、新技術が続々と搭載・提案されている。

 セミナー―前半では、これら新技術が搭載されたARグラスを分解調査レベルで技術解析を行い、市場競争を勝ち抜く技術を見定める。対象はXreal社のARグラスoneおよびone pro、ASUS社の AirVision M1、ミラー方式Letin AR搭載のNTTコノキューデバイス社・MiRZAなどである。
 セミナーの後半では、まず、Meta社では将来はスマホの置き換え巨大市場を狙う、薄型Waveguide搭載の透明ARグラスの現在の技術課題を見出す。その中で改善が必要なFOV、Eye Glow(表面への画像リーク)、重量の各項目の具体的な改善方法を紹介する。そして、これら改善を含めたARグラスの次世代へのロードマップを議論する。
 セミナ―終盤では、上記ARグラスに搭載されるシリコンディスプレイであるOLEDoS、LEDoS、そしてLCoSの最新SID2025で注目された次世代技術内容を解説する。

得られる知識

1. ARグラスおよび搭載ディスプレイ技術及び市場動向
2. ARグラスの光学系の構造、光学特性及びWaveguideなど材料動向
3. シリコンディスプレイ(OLEDoS, LEDoS, LCoS)の構造・特性
4. シリコンディスプレイの次世代技術及び市場動向

プログラム

1. XR機器の市場動向予測

2. 2024年段階でのXR機器の用途・仕様の比較

3.最新ARグラスの分解レベルを含む技術内容解析
  3.1 視野角FOVを改善したXreal社ARグラスOne, One pro
    〜新採用光学系Flatプリズムの中国出願特許による解析〜
  3.2 2025年4月発売開始ARグラス(ASUS Air Vision M1)技術の解析
  3.3 翻訳プロンプターが好評Rokid社Waveguide方式ARグラスGlasses
  3.4 ミラー型ARグラス「MiRZA」(LetinAR搭載)技術の解析

4.ライトエンジンPJとしてのLCoSとLEDoSの比較(SID2025報告含む)

5.カラーARグラス次世代エース技術 (Waveguide + LEDoS)の課題
  5.1 FOVの具体的改善方法:Waveguide + Gratingの課題~SRGの設計での改善~
  5.2 Eye Glowの具体的改善方法:Waveguide + Gratingの課題
  5.3 重量の試算と改善方法 ~Waveguide枚数、材質での試算ベース~

6.次世代に向けたARグラスを中心とするXR機器のまとめ
  ~市場製品の重量、FOVのプロト図面から考察開始~
  ~Ray-Ban Meta AIグラスからの進化も1つの方向性~

7.SID2025に見るSiディスプレイ(OLEDoS、LEDoS)の最新技術
  7.1 SSS(Sony)の開発技術レビュー第4世代OLEDoS技術
  7.2 SSSのイメージセンサー製造方法による初LEDoS試作技術
  7.3 Saphluxの変換効率を上げたQD-CFを用いたLEDoS技術~Nanosys QD-CFとの比較含む~

□ 質疑応答 □