セミナー概要
セミナーのテーマ
- マイクロカプセルを用いた自己修復材料の開発
- シロキサン系自己修復材料の設計
- 自己修復性塗膜の開発とカプセル形態制御
こんな方におすすめです
- 自己修復材料の開発に携わっている研究者
- 塗膜技術に関心のある技術者
- 材料の長寿命化に関心のある方
セミナータイトル | 自己修復材料、塗膜の設計、開発とその特性評価 |
開催日時 | オンライン配信 2025年7月28日(月)10:30~16:15 2025年7月28日(月) 10:30~16:15 |
開催場所 | ■オンライン Zoomを利用したオンライン配信。※会場での講義は行いません |
受講料 | 60、500円 1名につき60、500円(消費税込・資料付き) |
主催 | 技術情報協会 |
自己修復材料、塗膜の設計、開発とその特性評価
★ 修復できる傷の大きさ、使用温度環境、修復前後の強度の違い、メンテナンス性など
欲しい機能を持っている自己修復材料の開発のヒントが得られる!
講師
1.富山県立大学 工学部 機械システム工学科 助教 博士(工学) 納所 泰華 氏
2.早稲田大学 理工学術院 教授 博士(工学) 下嶋 敦 氏
3.旭川工業高等専門学校 准教授 博士(工学) 千葉 誠 氏
プログラム
【10:30-12:00】
1.マイクロカプセルを用いた自己修復高分子系複合材料の開発とその特性評価
講師 早稲田大学 理工学術院 教授 博士(工学) 下嶋 敦 氏
【習得できる知識】
・ポリシロキサン材料の基礎(合成法、構造制御法)
・自己修復性材料の概要
・自己修復性シロキサン材料に関する研究開発動向と最新の知見
【講座の趣旨】
シロキサン材料の基礎について概説した後、シロキサン系自己修復材料の開発に関する従来の取り組みから最先端の研究まで紹介する。
1.シロキサン材料の基礎
1.1 合成法
1.2 構造制御法(分子レベル、ナノレベル)
2.ポリマー系自己修復材料の設計法
2.1 修復剤の内包
2.2 可逆結合の導入
2.3 その他
3.シロキサン系自己修復材料
3.1 研究開発の動向
3.2 マイクロカプセルの利用
3.3 有機基の可逆結合の利用
3.4 シロキサン結合の組み換えの利用
3.5 ナノ構造制御による設計
3.5.1 かご型無機分子を修復剤とした自己修復性シリコーンエラストマー
3.5.2 層状シリカ、層状シルセスキオキサン薄膜におけるクラック修復現象
3.5.3 自己修復性PDMS-シルセスキオキサン多層膜の作製
3.6 その他
【質疑応答】
【14:45-16:15】
3.マイクロカプセル形態制御とこれによる自己修復性塗膜開発
●講師 旭川工業高等専門学校 准教授 博士(工学) 千葉 誠 氏
【習得できる知識】
塗膜、自己修復性、腐食防食科学、表面処理
【講座の趣旨】
金属材料防食用の塗膜に自己修復性を付与することで塗膜による防食性の向上が期待され、これによる材料の長寿命化実現の可能性が示されている。ここではカプセル分散型自己修復性塗膜に用いるカプセルの形状制御とこれによる自己修復性への影響についてお話しさせていただく予定である。