セミナー概要
セミナーのテーマ
- 高分子材料の難燃化・不燃化技術の基礎と最新動向
- 難燃剤の難燃メカニズム(臭素系、リン系、無機系)
- 難燃性の評価方法と規制対応(RoHS, Reach, UL-94など)
こんな方におすすめです
- 難燃・不燃性材料の設計・開発担当者
- 難燃材料の品質管理担当者
- 自動車、家電、建材などの業界で難燃材料に関わる技術者
セミナータイトル | 高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年10月3日(金)13:00~16:30 【アーカイブ配信】 ・このセミナーはアーカイブ付きです |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【ライブ配信】 |
受講料 | 49,500円 定価:本体45,000円+税4,500円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 PDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのS&T会員マイページよりダウンロード可となります。 |
高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向
~臭素系・リン系・無機系難燃剤の作用機構と開発動向~
~UL-94改正、RoHS、Reach対応に向けた難燃材料技術の最前線~
◆高分子材料の難燃性設計に不可欠な基礎と実践知識を解説!◆
本セミナーでは、臭素系・リン系・無機系難燃剤それぞれのメカニズムを丁寧に解説するとともに、自動車・家電・建材などでの用途や最新の開発動向までを解説します。さらに、UL-94や限界酸素指数をはじめとした評価手法や、RoHS・Reachなどの規制動向まで幅広く。
難燃・不燃性に関わる設計・開発・品質管理の業務に携わる皆様にとって、有益な知見を得られるお勧めの内容です。
◆セミナーのポイント◆
・高分子材料の難燃化・不燃化技術の基礎と最新動向
・臭素系・リン系・無機系難燃剤の難燃メカニズムを比較
・UL94やコーンカロリメータ等の評価法と規制対応(RoHS・ReachH等)
・自動車・電線・建材・繊維など多用途への適用事例と課題
・初級〜中級者向けに、映像・事例を交えたわかりやすい内容構成
講師
一般社団法人 難燃材料研究会 代表理事 岐阜大学 高等技術院 特任教授 大越 雅之 氏
【ご経歴】
富山県立大学 客員教授 (兼務)
山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター 客員教授 (兼務)
1994年-1999年 昭和電線電纜株式会社 研究員
1999年-2003年 株式会社関西新技術研究所 シニア研究員
2004年-2010年 富士ゼロックス
2010年4月 京都工芸繊維大学 伝統みらい教育研究センター 特任教授
2018年4月 山口大学 大学研究推進機構 産学公連携センター 客員教授
2023年4月 岐阜大学 高等技術院 GUコンポジットセンター 特任教授
【ご専門】ポリマー、樹脂、難燃、樹脂添加剤、酸化防止剤、光安定剤
【WebSite】http://yutakamoripeo.com/
セミナー趣旨、ポイント
初級から中級者向けの内容です。分かり易く、ビデオ映像も交えて、及びユーモアも交えて、ご説明したいと考えております。
【1】高分子材料の難燃化について、下記の内容をベースに解説します。
(1) 難燃剤毎の難燃機構
(2) 難燃材料の用途(自動車、建材、家電等)
【2】評価とその規制では、下記の内容について解説します。
(1) 難燃材料の評価方法(UL改正最新動向及び用途での評価方法、車載材料、繊維、電気・電子材料等)
(2) 難燃性の定量化(UL難燃性の定量化について)
(3) 規制(新RoHS,Reach~Epeatまで、アンチモン、フッ素)
(4) 難燃材料の開発動向
プログラム
1.高分子難燃及び不燃化の基礎
1-1.はじめに
1-1-1.難燃材料とは
1-1-2.難燃機構と技術概要
1-2.臭素系難燃剤難燃機構の考察
1-2-1.熱分解とそのタイミング
1-2-2.分解物とその作用
1-2-3.ラジカルトラップとチャー形成における考察
1-3.リン系難燃剤難燃機構の考察
1-3-1.ベース樹脂の性質
1-3-2.リン系難燃剤の分解とその難燃性
1-3-3.リン系難燃剤の注意点
1-4.無機系難燃剤難燃機構の考察
1-4-1.無機難燃剤の種類と効用
1-4-2.その実例と難燃性
2.難燃性の評価とその規制
2-1.樹脂材料の難燃試験
2-1-1.UL-94(5V改正状況)
2-1-2.限界酸素指数
2-1-3.コーンカロリメータ
2-1-4.新UL試験の実施例
2-1-5.その他の試験方法(発煙量、電線ケーブル試験、車両試験等)
2-2.難燃性の定量化
2-3.難燃樹脂の法的規制動向
2-3-1.world wide 国連、POPs棟
2-3-2.Rearch,RoHS PHAS,TBA,ATO
2-3-3.米国、最上位法、州法、greenscreen
2-3-4.三酸化アンチモン、ビスフェノールA系材料の動向
2-3-5.リン系難燃材
2-4.難燃材料の用途とその未来利用
自動車、飛行機、建材等
□質疑応答□