セミナー概要
セミナーのテーマ
- 分析の基礎知識(化学分析、機器分析)
- 分析の進め方(分析の組み立て方、試料採取、データ処理)
- 分析に必要なテクニックと機器管理
こんな方におすすめです
- 機器分析や分析化学の初学者
- 品質管理や研究開発で分析を使用している方
- 分析データを総合的に解釈し報告する必要のある方
セミナータイトル | 分析化学・機器分析の効率的な進め方 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月22日(金)10:00~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 |
受講料 | 55,000円(税込、資料付) ■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から |
主催 | R&D支援センター |
分析化学・機器分析の効率的な進め方
★どのように分析を進めるのか?分析でできることは何なのか?これから分析業務を担当する方・効率的に進めたい方は必聴です!
講師
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 川崎技術支援部
主任研究員 博士(工学) 技術士(化学部門) 矢矧 束穂 氏
<ご専門>
機器分析、顕微鏡技術を応用した微細構造解析
<学協会>
日本技術士会、日本技術士会神奈川県支部研修委員会CPD小委員会委員
<ご略歴>
2008年(財)神奈川科学技術アカデミー(現:(地独)神奈川県立産業技術総合研究所)入所。
現在(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 川崎技術支援部
入所後より、分析化学および機器分析を応用した各種材料の評価、顕微鏡技術を応用した材料解析手法の新規開発、技術士として材料と目的に応じた最適な分析手順と分析手法の提案などに従事。分析に関する初学者向けの書籍として「すぐ身につく分析化学・機器分析の実務」を執筆。
セミナー趣旨、ポイント
今日の社会において、分析は品質管理、研究開発、教育、医療など多くの場面で用いられており、機器分析や化学分析の場面を目にする機会は多い。一方、単に分析機器を導入しオペレーターを配置しただけでは分析業務が円滑に進まないことも多々ある。分析を効率的に活用して業務へ応用するためには、分析機器の操作方法を習得するだけでは不十分であり、分析原理や分析対象となる試料の知識に加えて「分析の使い方」を熟知しておく必要がある。分析を学ぶ上では、分析化学や機器分析の書籍は非常に役に立つが、タイトルに「分析」と付いたほとんどの書籍には分析の原理や分析事例に関する記載はされているものの、分析の組み立て方や分析の進め方といった実務的な記載はされていないことが多く、分析によって明らかにされた事象を業務へフィードバックする手順と方法は経験に基づくノウハウとなっている。
本講座は分析を専門としていない方やこれから分析に携わる方が分析を効率的に使えるようになることを目的としており、「どのように分析を進めるのか?」、「分析でできることは何なのか?」という視点から分析に携わる上で礎となる事項の説明を行う。
こんな方におすすめ
・機器分析や分析化学の初学者
・品質管理や研究開発の中で分析を使用している方
・分析データを総合的に解釈して社内報告を行う必要のある方 など
得られる知識
・機器分析・化学分析の基礎知識
・技術的な課題解決に繋がる分析の進め方
・分析を業務へ応用する際の手順
プログラム
1.分析の基本
1.1 分析とは?
1.2 化学分析と機器分析
1.3 研究開発・不具合解析・品質管理における分析の必要性
2.分析によって明らかになること
2.1 分析で何ができるのか?
2.2 定性分析
2.3 定量分析
2.4 分離分析
2.4.1 HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
2.4.2 GC(ガスクロマトグラフィー)
2.4.3 MS(質量分析法)
2.5 微量分析
2.5.1 ICP-AES(誘導結合プラズマ発光分析法)
2.6 状態分析
2.6.1 FTIR(フーリエ変換赤外分光法)
2.7 表面分析
2.7.1 XPS(X線光電子分光法)
2.8 局所分析
2.8.1 SEM-EDS(走査型電子顕微鏡エネルギー分散型X線分光法)
3.分析の進め方
3.1 分析の組み立て方
3.2 分析の3要素
3.3 分析目的の明確化
3.4 試料採取
3.5 試料前処理
3.6 測定
3.7 データ処理
3.8 分析結果のまとめ
4.分析に必要なテクニック
4.1 試料の取り扱い
4.2 具体的な試料採取方法
4.3 代表的な試料前処理技術(切断、粉砕、溶液化、抽出など)
5.分析機器管理の基本