医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング(UE)適用のポイント

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ユーザビリティエンジニアリング(UE)の基礎と規格
  • UEの実務(計画、UI設計、検証/妥当性確認)
  • 海外規制とヒューマンファクターエンジニアリング(HE)

こんな方におすすめです

  • 医療機器開発に携わる技術者
  • 医療機器の品質管理担当者
  • 医療機器の薬事担当者
セミナータイトル医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング(UE)適用のポイント
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月28日(木)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年8月28日(木)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年9月1日(月)~2025年9月5日(金)
お申し込み期限:2025年9月1日(月)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料49,500円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、
  計49,500円(2人目無料)です。

※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
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主催R&D支援センター

医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング(UE)適用のポイント

☆各作業(構想・設計・検証・妥当性確認)のおけるポイントとは??
☆ユーザビリティ規制の日本と欧米の違いについても解説!

講師

つくばイノベーションキャピタル(株) 技術・薬事マネージャ 宇野宏志 氏

《専門》
電子・電気工学、医療機器の設計開発・品質管理

《経歴・活動》
製造業責任技術者の認定取得、修理業責任技術者の認定取得、
日本医療機器工業会会員、
主にクラスⅡ・Ⅲ医療機器開発の技術業務ならびに品質管理責任者

セミナー趣旨、ポイント

規格への適合に向けて、規格要求事項をさらに理解する、各作業(構想・設計・検証・妥当性確認)ステップにおけるポイント、文書記録(計画書・記録類)の整備の仕方、などに加えて対応事例の紹介し、さらにはユーザビリティ規制の日本と欧米の違いについても解説します。

得られる知識

☆ユーザビリティエンジニアリング(UE)規格の要求事項
☆UEが要求する形成的評価・総括的評価の方法
☆UE報告書に記述する事項
☆リスクマネジメント規格やQMS規格との連携
☆欧米のユーザビリティ規格の主な要求事項

プログラム

1.「ユーザビリティ」の意味と概要
 【単なる「使いやすさ」ではなく、「医療機器の安全性にかかわる取扱い」を言う。これをふまえて基本事項を解説します】

 1-1 医療機器におけるユーザビリティの意味
 1-2 ユーザビリティが必要とされる背景
 1-3 ユーザビリティに係るメリット

2.ユーザビリティエンジニアリング(UE)について
 【UE規格の各要求事項の解説、用語の正しい理解、ならびにリスクマネジメントとの密接な関係を示します】

 2-1 プロセスとしてのUE,工学としてのUE
 2-2 ISO 13485の要求事項に明記されたユーザビリティ
 2-3 製品の使用に係る分類
 2-4 リスクマネジメントと不可分のUE
 2-5 UE規格「IEC 62366-1」の概要、一般的要求事項及び重要な要求事項
 2-6 ガイダンス文書「IEC 62366-2」の利用

3.UEの実務-計画、ユーザインターフェース(UI)設計及び検証/妥当性確認
 【実際のUEプロセスの進め方をガイダンス文書などより説明します】

 3-1 使用関連仕様の作成
 3-2 安全に関連するUI特性及び潜在的な使用エラーの特定
 3-3 既知の又は予見可能なハザード及び危険状態の特定
 3-4 ハザード関連使用シナリオの特定及び記述
 3-5 総括的評価のためのハザード関連使用シナリオの選択
 3-6 UI仕様の確立
 3-7 UI評価計画の確立
 3-8 UI設計,実装及び形成的評価の実施
 3-9 UIのユーザビリティに関する総括的評価の実施
 3-10 UOUP(由来不明のUI)の評価

4.UEプロセスのライティング
 【実際の記述例とともに、記載するポイント、留意事項を解説します】

 4-1 計画書およびUEファイル
 4-2 UEファイルに含める事項
   [安全に係る特性の識別/ハザード及び危険状態の識別/ハザード関連シナリオの選択/
    /UI仕様とその評価計画/ユーザビリティ総括的評価/使用関連仕様/製造後情報のレビュー/残留リスクの評価]

5.UEの経験・事例の紹介
 【UE規格適合の参考資料として、筆者の医療機器開発事例よりUE関係部分を紹介(クラスⅠ~Ⅲ医療機器)】

6.UEの海外規制
 【米国 FDA、EU医療機器規則、イギリスMHRA、及びガイダンス文書を紹介します】

 6-1 FDA:医療機器へのヒューマンファクターおよびUEの適用
 6-2 EU MDR(医療機器規制)のユーザビリティ要求事項
 6-3 MHRA:医療機器へのヒューマンファクター及びUEの適用指針

7.HE:ヒューマンファクターエンジニアリング(米国)
 【UEと実質的に同じヒューマンファクター(人間工学)技術の概要、及びHEに関する米国標準規格類のポイントを説明します】
 7-1 基本的考え方-ユーザビリティのリサーチ、分析、設計および評価
 7-2 IEC 62366-1との相違
 7-3 報告書に含める項目

8.医療機器プログラムとUE
 【スマホ・タブレットPC用の医療機器プログラムにもUEは必要であり、最新の情報を提供します】