セミナー概要
セミナーのテーマ
- 治験におけるクオリティマネジメント(QM)の基本概念とアプローチ
- PMDA信頼性調査を見据えた治験Issueの分析とリスク評価
- 治験プロセスの逸脱事例とその原因究明、影響評価
こんな方におすすめです
- 製薬企業、CROの治験関連業務担当者(臨床開発、品質管理、安全性管理など)
- 治験の品質保証、監査に関わる担当者
- 治験プロジェクトマネージャー、治験リーダー
セミナータイトル | 臨床QMSを意識した治験のIssue分析とCAPAマネジメント実践的運用 |
開催日時 | 【オンライン配信】 【アーカイブ配信】 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 49,500円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。 |
臨床QMSを意識した治験のIssue分析とCAPAマネジメント実践的運用
~PMDAの信頼性調査に対応するための実践的な運用知識の習得~
>> ICH-E6のR2改訂に伴った国内のGCP省令(JGCP)ガイダンスの改訂(補遺)では、
治験におけるクオリティマネジメント(QM)が大きく取り上げられた。
>> R3改訂ではProportionalityの概念が強化され依頼者は自発的に品質を管理することになる。
>> 治験依頼者は治験のQM活動の基本概念と運用方法を理解し、実装することが重要となる。
■第1部:治験おけるQMSの概念やアプローチ方法の解説
■第2部:代表的な治験プロセスにおいて想定されるIssueの原因、Risk/Impactを
PMDAの信頼性調査に焦点をあてた実践的な運用知識の習得
講師
アレクシオンファーマ合同会社 R&D Quality 部長 森田 隆 氏
【米国、フランス、ドイツ系製薬会社にて長年、臨床開発業務に携わる】
【主な業務/専門】治験のクオリティーマネジメント
セミナー趣旨、ポイント
治験の品質を確保するためのクオリティマネジメント(QM)活動として、想定されるIssue/Riskの原因やImpactを基本的なQMSアプローチをベースに分析、理解することによって、PMDAの信頼性調査に対応するための実践的な運用知識の習得をねらう。
◆講習会のねらい◆
ICH-E6のR2改訂に伴った国内のGCP省令(JGCP)ガイダンスの改訂(補遺)では、治験におけるクオリティマネジメント(QM)が大きく取り上げられた。さらにR3改訂ではProportionalityの概念が強化され、依頼者は自発的に品質を管理することになる。そのために治験依頼者は治験のQM活動の基本概念と運用方法を理解し、実装することが重要である。
ここでは、前半で治験おけるQMSの概念やアプローチ方法の解説を行い、後半で代表的な治験プロセスにおいて想定されるIssueの原因、Risk/ImpactをPMDAの信頼性調査に焦点をあてた実践的な運用知識の習得をねらう。
プログラム
- 第1部 治験におけるクオリティマネジメント
- 1. 治験における品質
- 1.1 規制要件と品質基準
- 1.2 計画(要件)の適正化
- 1.3 実施体制の確立
- 1.3.1 要件との比較、リスクの予測と対応
- 1.3.2 教育訓練と割り当て, 力量管理
- 1.3.3 規定された手順(書)の運用
- 1.3.4 サポートシステム(ツール)の構築
- 1.3.5 環境整備:時間、人員、職場環境
- 1.4 クオリティマネジメントのポイント
- 1.4.1 実施体制
- 1.4.2 文書作成と管理
- 1.4.3 実施部門と手順書
- 1.4.4 業務委託の管理体制
- 2. CAPAの運用
- 2.1 定義
- 2.2 運用
- 2.3 治験で発生する問題のリスクとインパクトの評価
- 2.3.1 被験者の倫理性と福祉
- 2.3.2 データへの影響
- 2.4 原因の究明
- 2.4.1 直接的な原因と間接的な原因
- 2.4.2 原因の分類
- 2.5 原因に基づいたCAPA対応
- 2.5.1 要件の再設定
- 2.5.2 共通したPA:実施体制の確立
- 2.6 時間的な考察
- 1. 治験における品質
- 第2部 想定されるIssueとCAPA ~問題の影響、原因究明、リスクの予測~
- 1. 手順(書)からの逸脱:治験実施計画書、SOP、契約書
- 1.1問題事例
- 1.2 実施計画書からの逸脱に対する是正処置CA
- 1.2.1 依頼者におけるデータの取扱いと記録の作成
- 1.2.2 院内SOP、治験依頼者への対応被験者対応
- 1.2.3 原因に基づいた他施設の状況確認と対応
- 1.3 治験実施計画書、SOP、契約書からの逸脱に対する予防措置PA
- 1.3.1 原因の特定
- 1.3.2 要件の再設定
- 1.3.3 実施体制の確立
- 1.3.4 リスクの予測
- 2. 記録(原資料、その他のデータ情報)の作成と保存
- 2.1 問題事例
- 2.2 記録の不備に対する是正処置CA
- 2.3 予防措置PA
- 2.3.1 原因の特定
- 2.3.2 PAとしての実施体制の確立
- 2.3.3 リスクの予測と対応
- 3. 治験関係者の責務:Qualification、CRO管理
- 3.1 問題事例
- 3.2 治験関係者の責務の不備に対する是正処置CA
- 3.3 予防措置PA
- 3.4 リスクの予測と対応
- 4. 同意取得の手順
- 4.1 問題事例
- 4.2 同意手順の不備に対する是正処置CA
- 4.2.1 被験者への対応
- 4.2.2 医療機関内の対応(被験者対応を除く)
- 4.2.3 治験依頼者への対応
- 4.3 リスクの予測と対応
- 4.3.1 スタッフの役割と運用、文書管理
- 4.3.2 実施要件と実施体制の比較
- 1. 手順(書)からの逸脱:治験実施計画書、SOP、契約書
□質疑応答□