液中における微粒子・ナノ粒子の分散・凝集制御と評価方法

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  • 開催日2025年5月16日(金)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 分散系の安定性を支配する粒子間相互作用力(DLVO理論、非DLVO力)の基礎と応用
  • 粒子表面のぬれ性、帯電、ゼータ電位と分散・凝集のメカニズム
  • 分散剤の種類と作用機構、分散・凝集状態の評価・解析手法

こんな方におすすめです

  • 塗料、化粧品、セラミックス、電池材料などの研究・開発者
  • 微粒子・ナノ粒子の分散・凝集制御に課題を感じている技術者
  • 分散系の評価・解析技術を深く理解したい方
セミナータイトル液中における微粒子・ナノ粒子の分散・凝集制御と評価方法
開催日時

【オンライン配信】
2025年5月16日(金)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年5月16日(金)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年5月19日(月)~2025年5月25日(日)

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/5/19(月)~2025/5/25(日)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間は5/19から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

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液中における微粒子・ナノ粒子の分散・凝集制御と評価方法

~分散系の分散・凝集制御に必要な知識の一通りとポイント~

粒子表面のぬれ性・分散性、粒子表面の帯電、拡散電気二重層、ゼータ電位、DLVO理論・非DLVO力と現実系への展開、分散剤の種類・作用機構、溶液中の分散・凝集、分散・凝集状態の評価法と解析など。
分散系の分散・凝集を制御するために理解しておきたい知識の一通りとポイント、評価・解析方法について詳しく解説します。

講師

同志社大学 理工学部 教授 博士(工学) 石田 尚之 氏
専門:コロイド界面科学、粉体工学
2000年3月 京都大学大学院工学研究科博士課程修了 博士(工学)
2000年4月 工業技術院 資源環境技術総合研究所 研究員
2001年4月 独立行政法人産業技術総合研究所 研究員(改組による)
2012年4月 岡山大学大学院自然科学研究科 准教授
2023年4月 同志社大学理工学部 教授

セミナー趣旨、ポイント

 微粒子・ナノ粒子を液中に分散させた分散系(スラリー、サスペンション)は塗料、化粧品、セラミックス、電池材料をはじめとする材料分野だけでなく、食品、医薬品、農薬など多岐にわたる分野において重要な役割を担っています。このような分散系がどのように分散・凝集するかという挙動は、製品・材料の性質に大きな影響を与えるため、その制御や評価に関する詳細な理解とノウハウが、製品開発には必要不可欠です。しかしながら実際の分散・凝集は、粒子と溶媒、共存する溶質などの性質が複雑に絡み合うため、「なぜこうなるのだろう?」という悩みや課題を抱えている方も多いと思います。
 本セミナーでは液中での粒子の分散と凝集について、基礎から詳しく解説します。特に、分散を支配する粒子間力について、理論とその応用、現実系への展開について詳述します。また粒子の分散状態の評価や解析法についても解説し、分散・凝集制御のポイントを習得することを目指します。

こんな方におすすめ

普段から液中の粉体を扱っておられる方、分散に関する基礎的な考え方を知りたい方であればどなたでも受講可能です。この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。

得られる知識

液体中の粒子分散・凝集への基本的な考え方
粒子表面間力に関する基礎理論とその応用方法
分散・凝集状態の評価法と解析方法

プログラム

1.分散系における粒子の振る舞いの基礎
 1.1 分散性・分散安定性・凝集の意味するところと考え方
 1.2 粒子表面のぬれ性と分散性
 1.3 分散・凝集現象の支配因子-粒子間相互作用力

2.液相中の粒子表面の性質
 2.1 粒子表面の帯電とその機構
 2.2 拡散電気二重層
 2.3 ゼータ電位と界面動電現象

3.粒子表面間の相互作用
 3.1 DLVO理論
  3.1.1 静電相互作用力
  3.1.2 ファンデルワールス力
  3.1.3 DLVO理論と分散・凝集
 3.2 非DLVO力
  3.2.1 立体力
  3.2.2 水和力・溶媒和力
  3.2.3 疎水力
  3.2.4 その他の相互作用
 3.3 非水系での相互作用
  3.3.1 DLVO理論の非水系への適用性
  3.3.2 微量成分の影響
 3.4 分散剤などの役割と作用機構
  3.4.1 分散剤の種類
  3.4.2 分散剤の表面吸着機構
  3.4.3 吸着した分散剤による相互作用変化と分散
  3.4.4 表面処理と分散・凝集

4.溶液中の分散・凝集
 4.1 分散・凝集の速度論
 4.2 速度論とDLVO理論
 4.3 ハンセン溶解度パラメータ
 4.4 濃厚分散系の考え方

5.分散・凝集の評価方法
 5.1 相互作用の直接測定法
 5.2 分散・凝集の光学的手法による評価
 5.3 その他の手法による評価
 5.4 ゼータ電位の測定法
 5.5 分散・凝集とレオロジー

 □質疑応答□

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