セミナー概要
セミナーのテーマ
- 微生物の基礎知識と種類、見分け方
- 微生物実験室での安全管理と微生物の取扱い
- 微生物の分離・培養・同定方法と保存管理方法
こんな方におすすめです
- 食品や製造現場で微生物に関わる方
- 微生物の基本的な取扱い方法を学びたい方
- 微生物試験の品質管理に関心のある方
セミナータイトル | 微生物取扱者が抑えるべき分離、培養、保存操作と微生物同定試験の手法 |
開催日時 | 【オンライン配信】 【アーカイブ配信】 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料 オンライン配信受講:PDFテキスト(※印刷可・編集不可) アーカイブ配信受講:PDFテキスト(※印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。 |
微生物取扱者が抑えるべき分離、培養、保存操作と微生物同定試験の手法
微生物(細菌、カビ・酵母)の見分け方と実験室で微生物を正しく取り扱うための基本
分離・培養、同定および保存管理にいたる微生物試験の実践的方法
微生物は目に見えない生物の総称であり、食品や製造現場など様々な環境に発生します。
本講座では、最初に実験室で取り扱うことが多い微生物(細菌、カビ、酵母)の基礎知識や見分け方について解説します。
また、これらの微生物を調べる際に発生する、
「どのような方法で観察し、分離・培養を行えばよいか?」
「検出した微生物をどのように方法で同定すればよいか?」
このような問題を解決しながら、正しく微生物を取り扱うために、基本的な微生物の取扱い、分離・培養・同定、保存方法や品質管理の方法について具体例を交えて解説します。
講師
株式会社テクノスルガ・ラボ 技術部 同定課 主席研究員
喜友名 朝彦 氏
【主なご経歴】
2003年3月、琉球大学理工学研究科海洋自然科学専攻 修士課程修了。
2003年4月、株式会社エヌシーアイエムビー・ジャパン(現(株)テクノスルガ・ラボ)に入社。菌類 (カビ・きのこ・酵母)の分類・同定および微生物保存を専門とし、現在に至る。
2013年1月、文化財の菌類(カビ・酵母)による生物劣化の系統分類および生理生態学的研究成果をまとめて、筑波大学生命環境科学研究科にて論文博士として学位【博士(農学)】取得。
【主なご業務・ご研究】
専門:菌類系統分類学、菌類生態学
業務:菌類(カビ、酵母、きのこ)の分離・培養・同定、微生物株保存(対象:細菌、カビ、酵母)
【業界での関連活動】
日本菌学会庶務幹事(2015年4月~2018年3月)、日本微生物資源学会編集委員(2023年10月~)
セミナー趣旨、ポイント
得られる知識
・実験室で取扱う微生物(細菌、酵母、カビ)の基礎的特徴と見分け方
・微生物実験の基本操作および注意点
・微生物分離・培養、同定および保存管理にいたる微生物試験の実践的方法
・微生物試験のトラブル対策法、品質管理方法
プログラム
1. 微生物とは~微生物の基礎知識~
1.1. 微生物とは何か
1.2. 微生物の種類と見分け方~細菌、カビ・酵母~
1.3. 微生物の増殖に必要な条件
1.4. 微生物の学名表記のルールとその見方
2. 微生物実験室における日常安全管理~微生物取扱いの基礎
2.1. 微生物実験室における一般的な注意事項
2.2. 微生物の取扱い~無菌操作と滅菌方法
2.3. バイオセーフティ
3. 微生物の分離・培養方法
3.1. 培地と培養方法
3.2. 分離・培養操作
4. 微生物の同定方法
4.1. 培養性状、形態観察法、生理・生化学性状
4.1.1. 細菌
4.1.2. 酵母
4.1.3. カビ
4.2. DNA塩基配列解析法
4.3. MALDI-TOF MS法
5. 微生物の保存管理方法
5.1. 継代培養法
5.2. 乾燥保存法~L-乾燥法・凍結乾燥法
5.3. 凍結保存法
6. 微生物汚染検体の分析実例~観察から同定試験への流れ
7. 微生物試験におけるトラブルと対策
8. 微生物試験の品質管理
□ 質疑応答 □