包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望

  • 開催日2025年5月28日(水)
  • 形態オンライン【アーカイブ配信あり】

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 多層化フィルムにおけるラミネート・共押出加工技術の基礎と応用
  • 軟包装材料のリサイクルに向けた課題と対応策の理解
  • SDGs・環境対応を見据えた包装材料設計の現状と今後の展望

こんな方におすすめです

  • 包装材料・フィルムの技術開発に携わる方
  • 包装分野における環境対応・リサイクルの最新動向を把握したい方
  • 技術部門に限らず、企画・販促・営業など包装に関わる業務に従事する方
セミナータイトル包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望
開催日時

【オンライン配信】
2025年5月28日(水)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年5月28日(水)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年5月29日(木)~2025年6月4日(水)

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/5/29(木)~2025/6/4(水)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン※アーカイブ配信あり

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

包装における多層化フィルムの加工技術とリサイクル課題・展望

~SDGs時代におけるラミネート・共押出技術の理解の深化~

異種材料を多層化した包装材料、多層化フィルムの環境対応の動向は? 課題は?
対策を考えるためにも、まずは多層化フィルムについてよく知るところから始めよう!

多層化フィルムへの要求品質、ラミネートや共押出といった加工技術の知識と併せて
多層化材料のリサイクルの方向性や動向について紹介します

講師

加藤包装技術事務所 代表 包装管理士 加藤 武男 氏
【専門】包装材料、ラミネート技術、押出技術
1974年凸版印刷㈱入社。包装研究所にて包装材料の開発、加工プロセスの開発を行う。特に押出加工技術、ラミネート技術を中心に新規プロセスの研究開発を行う。その後、開発部長、技術部長を経て包装研究所所長。2018年凸版印刷㈱を退社し、加藤包装技術事務所を設立し、包装関連技術の教育に従事。日本包装技術協会講師、日本包装機械工業会講師、日刊工業新聞社包装技術学校副委員長。

セミナー趣旨、ポイント

 包装は用途毎に異なる要求性能を多層化する事で満足させてきた。特に軟包装は様々なプラスチックフィルムを組み合わせ省資源で高機能な包装形態として消費者包装の中心的存在である。多層化の方法としてはフィルムを貼り合わせるラミネート加工や、多層フィルムを直接作る共押出加工があり包装の製造技術として重要である。
 しかしながら、環境対応におけるリサイクルの観点からは異種材料を多層化した包装材料はリサイクルしにくく逆行することになり対応策が求められている。そのためには、現状の軟包装が多層化されている理由や求められる要求品質を知り、更には製造技術であるラミネートや共押出を十分理解した上で多層化包装材料のリサイクルを考える必要がある。
本講演では、包装における多層化技術としてのラミネート技術と共押出技術を解説すると共に、多層化材料のリサイクルの方向性や動向、そしてその課題について初心者にも分かり易く解説する。

こんな方におすすめ

ラミネート技術、共押出技術の基本を習得したい初級~中級技術者。包装の環境対応に関心のある技術者、企画販促、営業。

得られる知識

ラミネート技術、共押出技術、包装設計、リサイクル技術、包装の環境対応の動向

プログラム

1.包装と多層化
 1.1 包装の役割
 1.2 包装に求められる機能
 1.3 包装の多層化による機能up
 1.4 多層化の方法 ラミネートと共押出
 1.5 多層化包装の種類と用途
 1.6 多層化包装の課題

2.ラミネート
 2.1 軟包装の設計
 2.2 軟包装で使われるプラスチックフィルム
 2.3 各種ラミネート方法の比較
 2.4 ドライラミネート
 2.5 無溶剤ラミネート
 2.6 押出ラミネート
 2.7 ラミネート包材の物性

3.共押出
 3.1 押出加工技術
 3.2 共押出加工技術
 3.3 共押出フィルムの設計
 3.4 共押出フィルムの接着
 3.5 共押出フィムルの種類と用途

4.多層化包装と環境対応
 4.1 包装の環境対応の動向
 4.2 軟包装の環境対応策
 4.3 リサイクル技術
 4.4 リサイクルへの共押出の利用
 4.5 軟包装リサイクルの課題

  □質疑応答□