セミナー概要
セミナーのテーマ
- 高分子の相溶性・相分離の基礎と構造制御
- 実験による高分子の相溶性判定とデータ解析
- 高分子ブレンド・ブロックコポリマーの構造制御と物性
こんな方におすすめです
- 高分子材料の研究開発に携わっている方
- ポリマーブレンドやブロックコポリマーの構造制御に関心のある方
- 材料の物性向上を目指し、測定データの活用方法を学びたい方
セミナータイトル | ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 |
開催日時 | 【オンライン配信】 ・このセミナーはアーカイブ付きです |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価
■ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御■ ■高分子集合体の階層構造■
■ポリマーブレンド・ブロックコポリマーの相図■ ■ポリマーの相溶性の判定方法■
★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 得られた測定データを、実際の材料開発にどのように活かしていけばいいのか?
講師
京都工芸繊維大学 教授 櫻井 伸一 氏
セミナー趣旨、ポイント
本講では、高分子の相溶性・相分離構造の基礎と、目的の物性を得るための構造制御技術を解説します。さらに、実際の材料開発に活かすためにどのような実験を行ったらいいか、また、これらの実験によって得られた測定データをどのように解析すればいいかについて言及します。
得られる知識
・ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
・実験によるポリマーの相溶性の判定方法
・ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
・ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
・高分子集合体の階層構造
・小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱
プログラム
1.ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
1-1 Flory-Hugginsの理論
1-2 ポリマーブレンドの相図
1-3 ブロックコポリマーの相図
1-4 ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御
2.実験によるポリマーの相溶性の判定方法
2-1 示差走査熱量(DSC)測定による判定方法
2-2 電磁波の散乱(光散乱、X線散乱、中性子散乱) 測定による判定方法
3.ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
3-1 スピノーダル分解過程(初期、中期過程)
3-2 相分離構造粗大化過程
3-3 ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
4.ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
4-1 ブロックコポリマーのナノ相分離構造のモルホロジー制御
4-2 ブロックコポリマーのナノ相分離構造の配向制御
5.高分子集合体の階層構造
5-1 ブロックコポリマーのグレインと階層構造
5-2 構造解析手法
(1) 各種顕微鏡観察
(光学顕微鏡、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡)
(2) 電磁波の散乱測定
(小角・広角散乱、シンクロトロン放射光、X線・中性子散乱)
6.おわりに~構造制御による新規物性創出への道(考えるヒントとして)
6-1 構造と力学物性との相関
6-2 構造と光学物性との相関
□質疑応答□