ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 高分子の相溶性・相分離の基礎と構造制御
  • 実験による高分子の相溶性判定とデータ解析
  • 高分子ブレンド・ブロックコポリマーの構造制御と物性

こんな方におすすめです

  • 高分子材料の研究開発に携わっている方
  • ポリマーブレンドやブロックコポリマーの構造制御に関心のある方
  • 材料の物性向上を目指し、測定データの活用方法を学びたい方
セミナータイトルポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価
開催日時

【オンライン配信】
2025年5月29日(木)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年5月29日(木)10:00まで

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/5/30(金)~2025/6/5(木)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価

■ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御■ ■高分子集合体の階層構造■
■ポリマーブレンド・ブロックコポリマーの相図■ ■ポリマーの相溶性の判定方法■

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 得られた測定データを、実際の材料開発にどのように活かしていけばいいのか?

講師

京都工芸繊維大学 教授 櫻井 伸一 氏

セミナー趣旨、ポイント

 本講では、高分子の相溶性・相分離構造の基礎と、目的の物性を得るための構造制御技術を解説します。さらに、実際の材料開発に活かすためにどのような実験を行ったらいいか、また、これらの実験によって得られた測定データをどのように解析すればいいかについて言及します。

得られる知識

・ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
・実験によるポリマーの相溶性の判定方法
・ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
・ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
・高分子集合体の階層構造
・小角散乱、広角散乱、シンクロトロン放射光、X線散乱

プログラム

1.ポリマーの相溶性と相分離に関する熱力学的基礎
 1-1 Flory-Hugginsの理論
 1-2 ポリマーブレンドの相図
 1-3 ブロックコポリマーの相図
 1-4 ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御

2.実験によるポリマーの相溶性の判定方法
 2-1 示差走査熱量(DSC)測定による判定方法
 2-2 電磁波の散乱(光散乱、X線散乱、中性子散乱) 測定による判定方法

3.ポリマーブレンドの相分離構造制御技術
 3-1 スピノーダル分解過程(初期、中期過程)
 3-2 相分離構造粗大化過程
 3-3 ポリマーブレンドの相分離構造制御技術

4.ブロックコポリマーのナノ相分離構造制御技術
 4-1 ブロックコポリマーのナノ相分離構造のモルホロジー制御
 4-2 ブロックコポリマーのナノ相分離構造の配向制御

5.高分子集合体の階層構造
 5-1 ブロックコポリマーのグレインと階層構造
 5-2 構造解析手法
   (1) 各種顕微鏡観察
      (光学顕微鏡、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡)
   (2) 電磁波の散乱測定
      (小角・広角散乱、シンクロトロン放射光、X線・中性子散乱)

6.おわりに~構造制御による新規物性創出への道(考えるヒントとして)
 6-1 構造と力学物性との相関
 6-2 構造と光学物性との相関

  □質疑応答□