ポリマー系有機半導体材料の基礎と応用

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セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ポリマー系有機半導体材料の基礎と応用:高移動度化・高効率化に向けた設計手法
  • 有機薄膜太陽電池の最前線:最新開発動向と高効率化へのアプローチ
  • IoT・脱炭素社会を支えるプリンテッドエレクトロニクスと有機半導体の未来

こんな方におすすめです

  • 有機デバイスや有機半導体の基礎から最新技術まで幅広く学びたい研究者、開発者
  • 高効率な有機薄膜太陽電池の開発に関心があり、設計手法や材料特性を深掘りしたい方
  • プリンテッドエレクトロニクスやフレキシブルデバイス分野への応用を検討している方
セミナータイトルポリマー系有機半導体材料の基礎と応用
開催日時 【ライブ配信】

2025年6月18日(水)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年6月18日(水)12:30まで

開催場所/配信の補足・注意事項

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(ライブ配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

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ポリマー系有機半導体材料の基礎と応用

~高移動度化・高効率化に向けた設計手法~
~有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた最新開発動向~

有機デバイス・有機半導体の基礎から、構造と物性の相関、高移動度化・変換効率向上に向けた設計手法、有機薄膜太陽電池への応用・最新開発動向・今後の展望までを詳しく解説します。研究開発や応用に向けてぜひこの機会をご活用ください。

講師

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 博士(工学) 尾坂 格 氏
専門:有機材料化学、有機半導体、π共役系高分子、有機デバイス
筑波大学にて白川英樹教授(現名誉教授)らの指導の下、2002年に学位取得。同年、富士フイルム(株)に入社。2006年 米国カーネギーメロン大学博士研究員。2009年 広島大学大学院工学研究科助教。2013年 理化学研究所創発物性科学研究センター上級研究員。2016年 現職。2013年高分子学会日立化成賞、2022年日本化学会学術賞受賞。
ホームページ: https://osaka.hiroshima-u.ac.jp

セミナー趣旨、ポイント

 プリンテッドエレクトロニクス技術の基盤とする有機TFTや有機太陽電池は、将来のIoT社会や脱炭素社会実現に向けて重要なデバイスである。これらは、印刷プロセスにより製造可能であることから低コスト、低環境負荷であり、軽い、フレキシブルといった特長をもつことから注目されてきた。近年、プリンテッドエレクトロニクスにおいて重要材料であるポリマー系有機半導体材料の進展はめざましい。有機TFTではアモルファスシリコンを凌ぐキャリア移動度が当たり前のように得られるようになり、有機太陽電池においてもエネルギー変換効率は20%に到達するなど、材料の革新によって有機デバイスの性能は格段に向上している。
 本講演では、ポリマー系有機半導体の開発について、その基礎から応用について解説する。また、カーボンニュートルラル実現に向け、様々な分野で研究開発が活発する中、特に注目される有機太陽電池の高効率化に向けた重要課題や最新の開発動向、今後の展望について解説する。

こんな方におすすめ

・有機デバイスの初心者から専門家まで
・ポリマー系有機半導体の基礎を学びたい方から開発課題を解決したい専門家まで

得られる知識

・本研究分野の動向
・有機デバイスの基礎知識
・有機半導体の基礎知識
・ポリマー系有機半導体の構造-物性相関
・高移動度化に向けた設計手法
・変換効率向上に向けた設計手法
など

プログラム

1.ポリマー系有機半導体について
 1.1 有機デバイス
 1.2 低分子系およびポリマー系有機半導体
 1.3 ポリマー系有機半導体の伝導メカニズム
 1.4 ポリマー系有機半導体のこれまでの進展
 1.5 ポリマー系有機半導体を用いた有機デバイス

2.電荷輸送性向上に向けたポリマー系有機半導体の開発
 2.1 主鎖間伝導
 2.2 結晶性の制御
 2.3 主鎖内伝導
 2.4 ホール輸送性ポリマー
 2.5 電子輸送性ポリマー

3.有機薄膜太陽電池の高効率化に向けたポリマー系有機半導体の開発
 3.1 有機薄膜太陽電池の現状
 3.2 他の太陽電池との違い
 3.3 材料に求められる機能
 3.4 吸収帯の長波長化
 3.5 モルフォロジー制御
 3.6 分子配向制御による高移動度化と高効率化
 3.7 精密電子準位制御による電圧損失抑制
 3.8 フラーレンから非フラーレンへの展開
 3.9 シースルー型太陽電池への応用

4.まとめと今後の展望

 □質疑応答□

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