セミナー概要
セミナーのテーマ
- 消泡剤の種類と使い方
- 泡の測定と評価
- 脱泡技術と試験法
こんな方におすすめです
- 塗料・インキ製造に携わる方
- 製造プロセスにおける泡問題に悩む方
- 界面活性剤や消泡技術に関心のある研究者
セミナータイトル | 泡の発生メカニズムと消泡剤の使い方,泡の制御,測定評価 |
開催日時 | オンライン配信 2025年7月28日(月)9:50~17:10 2025年7月28日(月) 9:50~17:10 |
開催場所 | ■オンライン Zoomを利用したオンライン配信。※会場での講義は行いません |
受講料 | 66、000円 1名につき66、000円(消費税込・資料付き) |
主催 | 技術情報協会 |
泡の発生メカニズムと消泡剤の使い方,泡の制御,測定評価
★泡はナゼ発生するのか? ,ナゼ消し難いのか?
★泡の粘弾性や形状 ,強度の測定法とは?
★温度 ,圧力 ,pH ,撹拌 ,速度衝撃などのプロセス条件と消泡剤使用の最適化
講師
【第1部】
エボニック ジャパン(株) コーティングアディティブス部
アプライドリサーチ&テクノロジー マネージャー(プリンティングインク) 菊辻 剛輔 氏
【第2部】
(株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニット キャラクタリゼーションマネージャー
宮本 圭介 氏
【第3部】
(株)ミツワフロンテック 技術顧問 成見 和也 氏
【第4部】
伯東(株) ケミカルソリューションカンパニー 技術開発・生産本部 四日市研究所 技術グループ
津田 貴智 氏
【第5部】
アシザワ・ファインテック(株) 微粒子技術研究所 主任研究員 博士(工学) 石井 利博 氏
【第6部】
(元)ライオン 博士(工学) 田村 隆光 氏
プログラム
【9:50~10:30】
第1部 コーティング分野における消泡剤の種類とその選定,使い方
講師 (株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニット キャラクタリゼーションマネージャー 宮本 圭介 氏
【セミナープログラム】
1.泡の試験や解析,泡の物性評価が求められる背景
2.泡の粘度・粘弾性特性とその測定装置
2.1 粘弾性体とは?
2.2 従来の粘度計による評価方法と問題点
2.3 粘弾性測定装置
2.4 測定の進め方
3.粘弾性測定の概要
3.1 回転測定とその評価事例
3.2 振動測定とその評価事例
4.泡立ち,泡の強度から泡切れの評価
4.1 泡を立てる方法とその評価と事例紹介
4.2 泡の強度の評価と事例紹介
4.3 泡切れの評価と事例紹介
5.泡の流動解析について
5.1 泡の流動解析の考え方(粘弾性測定と光学測定の組み合わせ)
5.2 流動場可視化法による評価(レオ・マイクロスコープ)と事例紹介
6.その他の応用例
6.1 測定環境の違いとその評価手法(温度,湿度など)
6.2 粉体サンプルの流動特性評価(粉せっけんの流動特性)
【質疑応答】
【12:20~14:10】
第3部 泡は何故立つのか,その泡を消すには ~界面活性剤と泡の関係~
講師 伯東(株) ケミカルソリューションカンパニー 技術開発・生産本部 四日市研究所 技術グループ 津田 貴智 氏
【セミナープログラム】
1.各種製造工程における泡トラブル
2.泡トラブルの動向
3.気泡の基本的性質と泡トラブル
3.1 泡の基本
3.2 気泡の基本的性質と泡トラブル
4.抑泡・消泡・脱法技術
4.1 泡コントロールの基本
4.2 消泡剤の作用性
4.3 消泡剤の分類
4.4 製造プロセス用消泡剤
4.5 排水用消泡剤
4.6 消泡剤使用上の注意点
5.伯東紹介
6.参考文献
【質疑応答】
【15:10~15:40】
第5部 脱泡機の特性とその応用
講師 (元)ライオン 博士(工学) 田村 隆光 氏
【講座の趣旨】
泡は気体を分散相とし,液体(あるいは固体)を連続相とした形態をとっている。発泡 製品や製造プロセスで生ずる泡は,好ましい場合と好ましくない場合があり,発生する 場に応じ異なった泡特性が求められる。しかし,発泡現象は動的変化を伴う多数の因 子の総和によるものなので,全てに適用できる統一された解析法はとうてい望むべく もない。 本稿では,このような困難を前提としてもなお本質的な理解を高めるために 行われてきた起泡,消泡に関する試験法や泡沫のキャラクタリゼーションについて, 応用例を交えて解説する。
【セミナープログラム】
1.規格化された試験方法
1.1 静的な気泡力の試験方法
(流下法, 振とう法, かきまぜ法,回転法,かくはん法)
1.2 動的な気泡力の試験法
(送気法,循環法)
2.泡沫のキャラクタリゼーション
2.1 気泡の寿命測定
2.2 気泡径分布の測定
2.3 泡沫中の液膜状態
2.4 単一液膜の状態
3.起泡力と安定性の独立した測定方法
3.1 動的表面張力測定による起泡力の評価
3.2 ラミノメーター法による泡膜安定性の評価
4.発泡製品への応用事例
4.1 グリース除去性の評価
4.2 泡の持続性の評価
4.3 初期泡立ち性と泡膜安定性の関係
4.4 動的表面張力測定による添加剤の選択
【質疑応答】