機械加工設備内におけるバイオフィルムの除去・対策・評価のポイント

  • 開催日2025年8月27日(水)
  • 形態ライブ配信 or アーカイブ配信

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 機械加工設備におけるバイオフィルムの基礎知識
  • バイオフィルムの除去・制御・形成予防技術
  • バイオフィルム対策の評価方法

こんな方におすすめです

  • 機械加工に携わる技術者(若手・新人を含む)
  • 加工設備の微生物対策に関心のある方
  • 労働衛生に関心のある方
セミナータイトル機械加工設備内におけるバイオフィルムの除去・対策・評価のポイント
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月27日(水)13:00~16:00
お申し込み期限:2025年8月27日(水)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月28日(木)~2025年9月4日(木)
お申し込み期限:2025年8月28日(木)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料49,500円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
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主催R&D支援センター

機械加工設備内におけるバイオフィルムの除去・対策・評価のポイント

水溶性加工液で増殖しやすい細菌と、形成するバイオフィルムの性質など、機械加工設備の微生物対策に取り組むための基礎について解説!
また、設備内に形成するバイオフィルムの除去・制御方法や、形成予防などの対策技術・評価方法などについて分かりやすく解説!

セミナー趣旨、ポイント

 バイオフィルム(Biofilm)とは、微生物が形成する生物膜の総称です。消毒薬等の薬剤が浸透しにくく、細菌汚染の温床になることから、感染症や腐敗を引き起す要因として知られています。
 現在、機械加工設備で主に使用されている水溶性加工液・クーラントは、細菌やカビなどの増殖で腐敗しやすい傾向があります。また、増殖した細菌などが設備内でバイオフィルムを形成すると、更液しても短期間で腐敗しやすくなります。腐敗した加工液は、加工性能が低下するだけでなく不快な臭気を発生します。また高圧で工作物に噴射することでエアロゾルミストになり、細菌汚染していると作業者の感染リスクがあることから、労働衛生の観点からも対策・措置を考える必要があります。
 本セミナーでは、機械加工設備において使用する水溶性加工液で増殖しやすい細菌と、その細菌が形成するバイオフィルムの構造・性質など、機械加工設備の微生物対策に取り組むための基礎について解説します。またこれらを踏まえて、設備内に形成するバイオフィルムの除去・制御方法や、形成予防などの対策技術・評価方法などについて分かりやすく解説します。

こんな方におすすめ

機械加工にたずさわる技術者全般(若手・新人の方含む)

得られる知識

機械加工設備の微生物・バイオフィルム対策に取り組むための基礎知識が得られます。また、設備内に形成するバイオフィルムの対策技術・評価方法について理解することができます。

プログラム

1. 機械加工設備内で形成するバイオフィルムについて
   1-1. バイオフィルムの基礎
      (1)バイオフィルムの定義と特徴
      (2)バイオフィルムの形成プロセス
      (3)各種分野におけるバイオフィルムの影響と問題点
   1-2. 水溶性加工液に繁殖しやすい細菌とバイオフィルム
      (1)水溶性加工液の成分・使用環境
      (2)水溶性加工液中で増殖しやすい細菌
      (3)腐敗防止剤と細菌

2. バイオフィルムの除去・制御・形成予防技術
   2-1. バイオフィルムが形成しやすい箇所の条件
      (1)流体力学からみた形成しやすい箇所
      (2)形成しやすい材質
      (3)その他形成しやすい箇所
   2-2. 除去・制御技術
      (1)物理的除去法
      (2)化学的除去法・殺菌方法
      (3)物理化学的な殺菌方法・制御技術
      (4)その他の制御技術
   2-3. 形成予防技術
      (1)材質
      (2)表面処理
      (3)配管設計
      (4)定期メンテナンス

3. バイオフィルム対策の評価方法
   3-1. バイオフィルムの可視化技術
      (1)クリスタルバイオレット染色法
      (2)QLF法
      (3)蛍光染色法
      (4)共焦点レーザー顕微鏡
      (5)走査型電子顕微鏡
      (6)共焦点反射顕微鏡
   3-2. バイオフィルムの定量評価技術
      (1)クリスタルバイオレット染色法
      (2)WST法
      (3)共焦点レーザー顕微鏡・画像処理
      (4)その他の定量評価技術


【質疑応答】