化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブルと対応策

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 蒸留塔のトラブル事例と原因の解説
  • トラブルシューティングのポイント解説
  • Kister Distillation Troubleshooting Databaseの活用

こんな方におすすめです

  • 蒸留操作でトラブルに遭遇し、解決策を模索している方
  • プラントの運転・設計・保守に関わるエンジニアの方
  • 他社の事例や経験から実践的な知識を学びたい方
セミナータイトル化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブルと対応策
開催日時 【ライブ配信】

2025年9月5日(金)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年9月5日(金)12:30まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料49,500円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、
  計49,500円(2人目無料)です。
 ・10名以上で申込される場合はさらにお得にご受講いただけます。
  お気軽にご相談ください。info@rdsc.co.jp

※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

主催R&D支援センター

化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブルと対応策

☆確実にトラブルを解決!蒸留塔の実践的トラブルシューティングセミナー
 実際に発生したトラブル事例をもとに、原因の特定から解決策まで徹底解説。

講師

HyChemTechno技術士事務所 代表 八木 宏 氏

【最終学歴】マサチューセッツ工科大学修士
【専門】
エチレンプロセス,DMEプロセスを中心とする化学プロセス計画,設計および評価
エンジニアリングエコノミックスなどをベースにしたエネルギー関連プロジェクトの評価
蒸留技術など分離技術に関する研究開発,プロジェクトマネジメントの実践、など
【ご活躍】
分離技術会 フェロー,元会長
化学工学会 SCE・Net エネルギー研究会委員、元継続教育委員会委員長
石油学会 元ペトロテック編集委員長、編集幹事
技術士 (化学/総合監理部門)
APECおよびIPEA国際エンジニア(Chemical Engineering)

セミナー趣旨、ポイント

 蒸留塔のトラブルは塔本体の構造上、性能上にかかる重要なものだけでなく、熱交換器やポンプなどの付帯機器、あるいは接続配管に起因するトラブルも多くみられる。複合要因が絡み合って生じるトラブルもあり、現場の様々なデータや過去の経験、他社のトラブル事例などを参考に解決にあたる必要がある。
 本セミナーでは、国内の稼働蒸留塔における具体的なトラブル事例を紹介し、化学プラントにおける蒸留塔操作の主要なトラブル要因について解説する。また、キャパシティ不足や純度不足、リボイラ・コンデンサの性能不足、トレイの損傷、制御不能、ウィーピング・フラッディングなど、発生しやすいトラブルの種類とその原因について詳しく掘り下げる。さらに、リボイラにおけるガイザリング現象や中間成分の挙動、エチレンプロセス特有のトラブルとその対策についても言及し、蒸留塔のトラブルシューティングのポイントを総括する。最後に、Kister Distillation Troubleshooting Databaseを活用した事例も紹介し、トラブルの未然防止や迅速な対応に役立つ知見を提供する。

受講対象者、必要な予備知識

蒸留操作の基本を理解している方

こんな方におすすめ

・蒸留操作でトラブルに遭遇しており、解決策を模索している方
・プラントの運転・設計・保守に関わるエンジニアの方
・トラブル原因を理論的に理解し、解決策を知りたい方
・他社の事例や経験から実践的な知識を学びたい方

得られる知識

蒸留操作でトラブルの解決策を通じて蒸留技術をより深く理解し、蒸留塔設計や運転に活かすことを期待する

プログラム

1.はじめに

2.わが国の稼働蒸留塔にトラブル事例

3.化学プラントの蒸留塔操作におけるトラブル要因
 3-1 設計時と運転時における相平衡の精度
 3-2 官能物性の取り扱い
 3-3 微量不純物

4.トラブルの種類
 4-1 キャパシティ不足
 4-2 純度不足
 4-3 リボイラの性能不足
 4-4 コンデンサの性能不足
 4-5 トレイの摩耗,減肉,破壊
 4-6 蒸留塔の制御方式とトラブル(制御不能)
 4-7 組成が不安定
 4-8 しゃっくり現象
 4-9 ウィーピング,フラッディング

5.リボイラに於けるガイザリング現象
 5-1 背景と周期的な振動現象
 5-2 現象の解析
 5-3 解決のための方策
 5-4 レッスンズラーント
 5-5 サーモサイフォンリボイラのガイザリングまとめ

6.中間成分の挙動
 6-1 MAPDの挙動
 6-2 Kisterの事例Database
 6-3 軽質炭化水素分離における水の問題

7.エチレンプロセスの特有のトラブルとその対策
 7-1 エチレン分解炉下流に設置されている蒸留塔トラブル
 7-2 蒸留塔の振動防止
 7-3 蒸留塔(トレイ塔)の偏流防止
 7-4 水銀,ヒ素の除去
 7-5 グリーンオイルの生成
 7-6 ブルーリキッド生成による爆発事

8.蒸留塔のトラブルシューティングまとめ

9.Kister Distillation Troubleshooting Database

 【質疑応答】