泡の基礎知識と生成・消泡のメカニズム

  • 開催日2025年8月26日(火)
  • 形態ライブ配信 or アーカイブ配信

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 泡の構造と性質
  • 泡の生成・安定性・消泡のメカニズム
  • 起泡力と泡沫安定性に影響を与える物理化学的因子

こんな方におすすめです

  • 若手技術者
  • 新人
  • 泡に関する知識を深めたい方
セミナータイトル泡の基礎知識と生成・消泡のメカニズム
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月26日(火)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年8月26日(火)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月27日(水)~2025年9月3日(水)
お申し込み期限:2025年8月27日(水)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。※紙媒体での配布はございません。

・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料55,000円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、
  計55,000円(2人目無料)です。
 ・10名以上で申込される場合はさらにお得にご受講いただけます。
  お気軽にご相談ください。info@rdsc.co.jp

※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

主催R&D支援センター

泡の基礎知識と生成・消泡のメカニズム

~泡の構造と性質・安定性の評価方法・消泡のメカニズム~

★製品品質を左右する泡のメカニズムを基礎から産業応用まで分かりやすく解説します!

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

講師

奈良女子大学 研究院自然科学系化学領域 博士 教授(工学)吉村 倫一 氏
【ご専門】コロイド・界面化学

【学会】
・日本化学会コロイドおよび界面化学部会 役員会幹事
・日本化学会コロイドおよび界面化学部会 関西支部 役員
・日本油化学会 関西支部 常任幹事

セミナー趣旨、ポイント

 泡は、私たちの生活を豊かにする上で重要な役割を果たし、日常生活や工業プロセスにおいて不可欠な存在です。一方、塗料やインクなどの分野では、泡は製品品質を損なう要因にもなります。このように泡は、場面によって好ましい場合と好ましくない場合があり、泡の産業利用を効果的に進めるためには、泡の構造・性質、生成・安定性・崩壊のメカニズムを正しく理解することが重要です。
 本セミナーでは、まず泡の構造と性質について、化学的および物理的な観点から体系的に説明します。続いて、泡に不可欠な界面の性質と界面活性剤の基礎概念について解説します。これらの基礎知識を踏まえた上で、泡の生成・安定性・崩壊・消泡に関する基礎理論とメカニズムを詳しく説明します。さらに、起泡力と泡沫安定性に影響を及ぼす物理化学的因子(動的表面張力、界面粘弾性、分離圧など)について、原理、測定方法、データの解釈、泡沫特性との関係性を具体的に紹介します。加えて、泡の構造と安定性を評価するための最新技術についても解説し、最後に、産業応用を視野に入れた泡に関する研究技術の動向について紹介します。

受講対象者、必要な予備知識

特に予備知識は必要ありません。基礎から丁寧にわかりやすく解説いたします。

こんな方におすすめ

若手技術者や新人の方

得られる知識

・泡の生成に必要な界面と界面活性剤の性質について理解できる。
・泡の構造と性質について化学的および物理的な観点から体系的に学べる。
・泡の生成・安定性・消泡の基礎理論とメカニズムを習得できる。
・起泡力と泡沫安定性に影響を与える物理化学的因子について理解できる。
・泡の構造と安定性の評価方法について最新技術も含めて習得できる。
・泡の産業利用における最新動向について把握できる。

プログラム

1.泡の構造と性質
 1-1. 泡とは~身近な泡・泡の分類~
 1-2. 泡の構造~ウェットフォームとドライフォーム~
 1-3. 泡の性質~排液とプラトーボーダー~
 1-4. 毛管圧・ラプラス圧とオストワルド熟成

2.泡に不可欠な界面と界面活性剤の基礎
 2-1. 泡の生成に必要な界面の役割
 2-2. 泡生成のための界面活性剤~種類と特徴~
 2-3. 気/液界面での吸着挙動
 2-4. ミセルの構造と性質

3.泡の生成・安定性・崩壊・消泡のメカニズム
 3-1. 泡の生成プロセスとメカニズム
 3-2. 泡の崩壊メカニズムと制御
 3-3. 泡の発生の各種方法
 3-4. 起泡力と泡沫安定性の評価方法
 3-5. 消泡の基本原理とメカニズム
 3-6. 消泡剤の作用機構

4.起泡力と泡沫安定性に影響を与える物理化学的因子
 4-1. 静的表面張力
 4-2. 動的表面張力
 4-3. 界面粘弾性~Gibbs弾性とMarangoni効果~
 4-4. バルクのレオロジー
 4-5. 泡膜の表面電荷と分離圧

5.泡の構造と物性・安定性を評価する最先端技術
 5-1. 透過光・後方散乱光による評価
 5-2. 動的フォームアナライザによる評価
 5-3. 小角散乱による評価
 5-4. 電子顕微鏡による評価

6.産業を支える泡技術の最前線
 6-1. 身体洗浄剤への応用~アミノ酸系界面活性剤による泡技術~
 6-2. 食品分野への応用~ポリグリセリン系界面活性剤による泡技術~
 6-3. 泡沫分離による金属回収技術:泡で資源を取り出す
 6-4. ファインバブルへの応用:次世代産業を変える微細泡の力