セミナー概要
セミナーのテーマ
- ユーザビリティエンジニアリング(UE)の基礎と規格
- UEの実務(計画、UI設計、検証/妥当性確認)
- 海外規制とヒューマンファクターエンジニアリング(HE)
こんな方におすすめです
- 医療機器開発に携わる技術者
- 医療機器の品質管理担当者
- 医療機器の薬事担当者
セミナータイトル | 医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング(UE)適用のポイント |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月28日(木)13:00~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 |
受講料 | 49,500円(税込、資料付) ■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から |
主催 | R&D支援センター |
医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング(UE)適用のポイント
☆各作業(構想・設計・検証・妥当性確認)のおけるポイントとは??
☆ユーザビリティ規制の日本と欧米の違いについても解説!
講師
つくばイノベーションキャピタル(株) 技術・薬事マネージャ 宇野宏志 氏
《専門》
電子・電気工学、医療機器の設計開発・品質管理
《経歴・活動》
製造業責任技術者の認定取得、修理業責任技術者の認定取得、
日本医療機器工業会会員、
主にクラスⅡ・Ⅲ医療機器開発の技術業務ならびに品質管理責任者
セミナー趣旨、ポイント
規格への適合に向けて、規格要求事項をさらに理解する、各作業(構想・設計・検証・妥当性確認)ステップにおけるポイント、文書記録(計画書・記録類)の整備の仕方、などに加えて対応事例の紹介し、さらにはユーザビリティ規制の日本と欧米の違いについても解説します。
得られる知識
☆ユーザビリティエンジニアリング(UE)規格の要求事項
☆UEが要求する形成的評価・総括的評価の方法
☆UE報告書に記述する事項
☆リスクマネジメント規格やQMS規格との連携
☆欧米のユーザビリティ規格の主な要求事項
プログラム
1.「ユーザビリティ」の意味と概要
【単なる「使いやすさ」ではなく、「医療機器の安全性にかかわる取扱い」を言う。これをふまえて基本事項を解説します】
1-1 医療機器におけるユーザビリティの意味
1-2 ユーザビリティが必要とされる背景
1-3 ユーザビリティに係るメリット
2.ユーザビリティエンジニアリング(UE)について
【UE規格の各要求事項の解説、用語の正しい理解、ならびにリスクマネジメントとの密接な関係を示します】
2-1 プロセスとしてのUE,工学としてのUE
2-2 ISO 13485の要求事項に明記されたユーザビリティ
2-3 製品の使用に係る分類
2-4 リスクマネジメントと不可分のUE
2-5 UE規格「IEC 62366-1」の概要、一般的要求事項及び重要な要求事項
2-6 ガイダンス文書「IEC 62366-2」の利用
3.UEの実務-計画、ユーザインターフェース(UI)設計及び検証/妥当性確認
【実際のUEプロセスの進め方をガイダンス文書などより説明します】
3-1 使用関連仕様の作成
3-2 安全に関連するUI特性及び潜在的な使用エラーの特定
3-3 既知の又は予見可能なハザード及び危険状態の特定
3-4 ハザード関連使用シナリオの特定及び記述
3-5 総括的評価のためのハザード関連使用シナリオの選択
3-6 UI仕様の確立
3-7 UI評価計画の確立
3-8 UI設計,実装及び形成的評価の実施
3-9 UIのユーザビリティに関する総括的評価の実施
3-10 UOUP(由来不明のUI)の評価
4.UEプロセスのライティング
【実際の記述例とともに、記載するポイント、留意事項を解説します】
4-1 計画書およびUEファイル
4-2 UEファイルに含める事項
[安全に係る特性の識別/ハザード及び危険状態の識別/ハザード関連シナリオの選択/
/UI仕様とその評価計画/ユーザビリティ総括的評価/使用関連仕様/製造後情報のレビュー/残留リスクの評価]
5.UEの経験・事例の紹介
【UE規格適合の参考資料として、筆者の医療機器開発事例よりUE関係部分を紹介(クラスⅠ~Ⅲ医療機器)】
6.UEの海外規制
【米国 FDA、EU医療機器規則、イギリスMHRA、及びガイダンス文書を紹介します】
6-1 FDA:医療機器へのヒューマンファクターおよびUEの適用
6-2 EU MDR(医療機器規制)のユーザビリティ要求事項
6-3 MHRA:医療機器へのヒューマンファクター及びUEの適用指針
7.HE:ヒューマンファクターエンジニアリング(米国)
【UEと実質的に同じヒューマンファクター(人間工学)技術の概要、及びHEに関する米国標準規格類のポイントを説明します】
7-1 基本的考え方-ユーザビリティのリサーチ、分析、設計および評価
7-2 IEC 62366-1との相違
7-3 報告書に含める項目
8.医療機器プログラムとUE
【スマホ・タブレットPC用の医療機器プログラムにもUEは必要であり、最新の情報を提供します】