クリーンルームの作業員・設備・備品の管理・運用方法とそのノウハウ

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • クリーンルームの塵埃対策と管理方法
  • 静電気対策の基本と実践
  • クリーン化作業員の教育と清掃方法

こんな方におすすめです

  • クリーン化の運用・管理に関わる管理者・監督者
  • クリーン化設備の導入や不良率低減に取り組む技術者
  • 開発・生産・品質管理・品質保証部門のスタッフ
セミナータイトルクリーンルームの作業員・設備・備品の管理・運用方法とそのノウハウ
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月25日(月)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年8月25日(月)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月26日(火)~2025年9月9日(火)
お申し込み期限:2025年8月26日(火)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。

・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料55,000円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、
  計55,000円(2人目無料)です。

※ 会員登録とは
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すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
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主催R&D支援センター

クリーンルームの作業員・設備・備品の管理・運用方法とそのノウハウ

クリーン化対策も静電気対策も、本質が解ればどうすればよいのか出口が見えてくる!

講師

クリーンサイエンスジャパン 代表 園田 信夫 氏
【専門】
クリーン化工学
応用物理
静電気
【略歴】
1973年 三菱電機 株式会社 福岡製作所入社後、塗装・めっきの研究に従事。
1989年 分析技術センター立ち上げ後、半導体製造プロセスでの材料・プロセスの評価分析に従事。
この間、分析センター長、品質技術部長歴任
1998年 九州工業大学情報工学部にて「水素プラズマスパッタリングによるSiC薄膜形成」により学位取得 (情報工学博士)
2000年 ULSI開発センターにてクリーン化技術グループ立ち上げ先端クリーン化技術開発に従事
2002年 三菱電機 株式会社 パワーデバイス製作所品質保証部にて、アセンブリのクリーン化、静電気対策に従事
2009年 株式会社 オジックテクノロジーズ、取締役技術本部長
その後、独立しクリーンサイエンスジャパン 代表としてクリーン化技術・静電気対策技術のコンサルティング活動を開始。
クリーンルームおよびクリーンブースについてのセミナー講演活動や現場指導に従事。国内外で活躍中。

セミナー趣旨、ポイント

 クリーンルームがあるからと言っても、製品のチリ・ホコリに起因する異物不良がなくなる訳ではない。チリ・ホコリの効果的な対策に必要なものは作業室の「維持・管理・運用」のノウハウである。クリーン化の正しい知識がないと簡単にはチリ・ホコリはゼロにはできない。今回のセミナーは、チリ・ホコリ、即ち塵埃の実態や挙動について動画も交えて本質を説明する。また、塵埃を簡単に低減させる方法について考え方と対策方法を述べ、クリーンルームの維持管理の方法について説明する。また、正しい掃除・清掃の方法を示し、その理由も明らかにする。さらには作業員指導の対応方法やノウハウについても述べる。一方、静電気対策についても具体的な対策とガイドラインを提唱し、簡単にできる静電気対策にも明らかにする。

こんな方におすすめ

・クリーン化を必要とする業種全般で、運用・管理にお困りの管理・監督者や技術者
・現在、クリーン化の設備投資や不良率低減に取り組んでいる技術者 
・開発・生産・品質管理・品質保証部門のスタッフ

得られる知識

・クリーン化技術の考え方と本質
・クリーン化技術の対策方法
・静電気対策の基本と対策方法
・清掃の具体的な方法
・クリーン化作業員の教育と対応方法

プログラム

1. 異物の種類と判定の仕方
  1-1 頭髪・睫毛
  1-2 作業室内のゴミ
  1-3 皮膚
  1-4 無塵服の汚れ
  1-5 金属片
  1-6 繊維
  1-7 指の汚れ
  1-8 浮遊塵埃
  1-9 その他
2. 動画で見る塵埃の流れ
  2-1 落下塵の動き
  2-2 気流発生時の塵埃の飛散
  2-3 足踏み時の塵埃の飛散
  2-4 その他
3. 塵埃とクリーン化の基本
  3-1 発塵はなぜ起こるか
  3-2 人の動きと発塵数
  3-3 クリーンルームでも大きい異物はある
  3-4 ドアの開閉と気流の発生
  3-5 床からの気流の舞い上がり
  3-6 作業者からの発塵
  3-7 微小異物の付着持込みと発生
4. クリーン化のガイドラインと維持管理
  4-1 とりあえず出来る簡単な塵埃対策(例)
  4-2 クリーン化の4原則
  4-3 塵埃対策の考え方の基本とは
  4-4 異物の発生源にモノ忘れがある
  4-5 非クリーンルームでのクリーン化アプローチ
  4-6 クリーン化のガイドライン
  4-7 どのような対策が必要か
5. 監査、クリーン化巡視の対応
  5-1 監査員はここを見る
  5-2 監査の一例,専門の監査員はここも見る
6. クリーン化対策の具体的方法
  6-1 飛散による再付着
  6-2 気流制御で除塵効率が約2倍に
  6-3 粘着ローラーの異物除去効果
  6-4 エアシャワー内で捕獲した毛髪・獣毛
  6-5 除塵工程から着荷工程までのレイアウト
  6-6 除塵ブースのイメージ
7. 静電気対策
  7-1 静電気の本質をひも解く
  7-2 静電気と湿度の関係とは?
  7-3 静電気対策のコンセプト
  7-4 器具備品の静電気対策一例
  7-5 静電気管理基準値のガイドライン
8. 製造現場でのクリーン化技術
  8-1 持ち込み品の管理
  8-2 ゴミが見つかり易い隠れたところ
  8-3 装置と設備の注意点
  8-4 成形-塗装工程の汚染リスクとクリーン化ポイント
  8-5 その他
9. クリーン化作業員の教育
  9-1 クリーン化教育の重要項目
  9-2 クリーンルームに入ってはいけない人とは
  9-3 作業員の衛生管理の基本
10. 清掃方法の基本
  10-1 清掃の種類と用具、特徴は?
  10-2 掃除の方法(常識的な考え方が基本)
  10-3 その他のチェックポイント
  10-4 清掃原則と周期
  10-5 各清掃方法の除去効果
  10-6 拭き掃除は一方向に
  10-7 窓枠の拭き掃除と異物残り
  10-8 清掃後の異物・塵埃のチェック など