ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ポリマーブレンド・アロイにおける構造形成の基礎
  • 相分離、結晶化、ガラス転移の影響と評価法
  • 複数の現象の競合

こんな方におすすめです

  • 高分子関連メーカーの研究者
  • 高分子関連メーカーの開発者
  • 高分子関連メーカーの技術者
セミナータイトルポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月26日(火)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年8月26日(火)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月29日(金)~2025年9月5日(金)
お申し込み期限:2025年8月29日(金)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、下記よりミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3.開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

受講料49,500円(税込、資料付)

■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、38,500円(税込)へ割引になります。
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  計49,500円(2人目無料)です。

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主催R&D支援センター

ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法

~相溶性と相分離および構造形成について~

☆相分離(相溶性)、結晶化、ガラス転移などの押さえておくべきポイントを解説!

講師

神奈川大学 化学生命学部 応用化学科 教授 博士(工学) 池原 飛之 氏

《専門》
 高分子物性

《略歴》
 1992年3月 東京大学 大学院工学研究科 物理工学科 博士課程中退
 1993年4月 東京大学 工学部 物理工学科 助手
 2003年4月 神奈川大学 工学部 応用化学科 助教授
 2009年4月 神奈川大学 工学部 物質生命化学科 教授
 2023年4月 神奈川大学 化学生命学部 応用化学科 教授

セミナー趣旨、ポイント

 ポリマーブレンド・アロイに代表される複合材料の物性は構造と結びついていることが多く、構造形成を理解することは物性制御に不可欠です。
 このような観点から、本講演ではポリマーブレンド・アロイにおける構造形成に及ぼす要因に関する基礎を解説します。その主な要因として、相分離(相溶性)、結晶化、ガラス転移が挙げられ、これらの基礎と押さえておきたい事柄、評価法などを取り上げます。その後、これらが組み合わさった場合に起こる現象を説明します。
 低分子系とは異なり、高分子系では分子が大きく粘度が高いため、変化がゆっくり進行します。このことが構造形成にも影響するため、静的な特性だけではなく動的な特性も含めて解説します。

こんな方におすすめ

高分子関連メーカー等の研究者、開発者、技術者

得られる知識

・ポリマーブレンド・アロイにおける構造形成
・構造形成に影響する要因(相分離・結晶化・ガラス転移とこれらの組み合わせ)
・これらの評価法

プログラム

1. 構造形成の要因
 1.1. 相図と相分離
 1.2. 結晶化
 1.3. ガラス転移

2. 相分離の影響
 2.1. Flory-Hugginsのモデル
 2.2. スピノーダル分解
 2.3. 核生成と成長
 2.4. 相分離に影響する要因と評価法

3. 結晶化の影響
 3.1. 構造形成の具体例
 3.2. 結晶化に影響する要因と評価法
  3.2.1. 融点
  3.2.2. 結晶化度
  3.2.3. 結晶化速度
  3.2.4. ブレンド系での結晶化

4. ガラス転移の影響
 4.1. ガラス転移と構造
 4.2. ガラス転移に影響する要因と評価法
 4.3. ブレンド系のガラス転移
 4.4. ガラス転移と結晶化

5. 複数の現象の競合
 5.1. 相分離と結晶化
 5.2. 相分離とガラス転移

6. まとめ

【質疑応答】