セミナー概要
セミナーのテーマ
- コア技術価値の再定義
- 新規事業開発の推進
- ビジネスチャンスの捉え方
こんな方におすすめです
- 自社の技術を活かして新規事業を考えたい方
- 技術を活かした新規事業構想の描き方を知りたい方
- 経営陣の承認を得る新規事業企画を学びたい方
セミナータイトル | コア技術の価値を再定義して真の新規事業を立ち上げる方法 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月21日(木)10:30~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 |
受講料 | 55,000円(税込、資料付) ■会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から |
主催 | R&D支援センター |
コア技術の価値を再定義して真の新規事業を立ち上げる方法
★新規事業企画に必要な“目線”と“構想力”、それを描くために必要な“コア技術価値の再定義”、
★それを実行していくために必要な“新規事業開発の推進方法”について実務経験に基づき事例も交えながら学習できます!
講師
知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣 氏
<ご専門>
技術を活かした新規事業開発
<ご略歴>
1989年大阪工業大学工学部電子工学科卒。同年大阪ガス入社。事業計画、情報システム開発、知的財産管理業務を担当。2006年退社、知財務株式会社を設立。2008年関西学院大学大学院経営戦略研究科修了、経営管理修士(MBA)。
現在、企業に対して、その企業が有する技術資産を既存事業とは異なる業界の新規用途に転用することを提案し、それを起点として新規事業を開発する支援を数多く手がけてきた。
関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 兼任講師「知的財産戦略」授業担当。
<著書>
「巨大企業に勝つ5つの法則」(共著)日本経済新聞出版社2010年
「学びあうオープンイノベーション ~新しいビジネスを導くテクノロジー・コラボ術~」(共著)日経BP 日本経済新聞出版 2024年
セミナー趣旨、ポイント
変化の激しい現代の企業にとって新規事業開発は必要不可欠な戦略的アクションです。その一方で、経営者から簡単には新規事業企画の承認を得られない時代でもあります。なぜなら、パンデミックによる経済活動の停滞や急激な為替変動と資源高による原材料価格の高騰など、次々と起こる事象と対峙する経営者は現代ビジネスのハイリスクな環境を改めて強く認識されているためです。経営者の新規事業企画を見る目はますますシビアになっているでしょう。
このような状況下で新規事業担当者がなすべきことは、自社にとって真に開発すべき新規事業を構想し実行することにあります。この真に開発すべき新規事業を構想するうえで中核となるのは、自社が有するコア技術の価値を再定義するための技術評価と、それによる新たな事業の可能性を見出すことにあります。
本セミナーでは、社内で承認を得られる新規事業企画に必要な“目線”と“構想力”、それを描くために必要な“コア技術価値の再定義”と、それを実行していくために必要な“新規事業開発の推進方法”について、講師の豊富な実務経験に基づき事例も交えながら学んで頂きます。
こんな方におすすめ
・自社の技術を活かして新規事業を考えたいが、そのやり方を知らない方
・技術を活かした新規事業構想をどのように描けばよいか知りたい方
・技術を活かす新規事業を考えるためのビジネスチャンスの捉え方を知りたい方
・経営陣の承認を得るための新規事業企画を知りたい方
得られる知識
・新規事業を企画するための自社コア技術の再定義方法
・ビジネスチャンスの捉え方
・新規事業の構想方法
・新規事業企画の有望度を評価する方法
・新市場を開拓するうえで必要な情報を得る方法
・新規事業を企画するために必要な普段からの心がけ
プログラム
1.ビジネス環境の激変から見えたもの
1-1.パンデミックがもたらした変化の本質は何か?
1-2.これからのモノづくり企業が進むべき方向性とは?
1-3.パンデミック下で新市場を開拓した企業の本質とは何か?
1-4.これからビジネスはどうなるのか?
2.コア技術の価値を再定義
2-1.なぜ自社のコア技術を起点とするのか?
2-1-1.ニーズ起点での新規事業開発が限界にきている
・顕在化したニーズに飛び込めばレッドオーシャンになる
・なぜニーズが潜在化しているのか?
2-1-2.従来のプロダクトアウトには誤解があった
・技術者が陥りやすい落とし穴
2-2.強みを活かす技術転用のメカニズム
2-2-1.ユーザーが求めている技術の本質とは何か?
・自社が顧客に提供している価値を再定義する
・コア技術と基盤技術の定義付けと評価
・技術的強みを評価するために自社技術の棚卸・評価とは?
・事業価値の観点から技術を評価するモデルとは?
2-2-2.強みに対する目線を変える
・“別の性能・機能”に着目して異なる効能を見出す
・性能・機能をユーザー目線で翻訳する
2-3.変化を捉えた市場機会の創出
2-3-1.変化があるところに新たなニーズが生まれる
・技術進化がもたらす変化
・人の価値観・考え方の変化
2-3-2.現在の課題ではなく将来の課題に対応する
・先読みの力とは?
・現在の課題はレッドオーシャンになる
・情報の活用力とは(情報とデータは違う)
3.自社が行うべき真の新規事業構想
・経営者を説得するために必要な要素とは?
3-1.経営者は見ている景色が違う
3-1-1.なぜ経営者は新規事業テーマを否決するのか?
・経営者がノーと判断するケースとは?
・経営者が抱く違和感とは?
3-1-2.経営者が新規事業テーマを承認するケースとは?
・経営者がイエスと判断したケースの本質
3-2.新規事業構想の組み立て方
3-2-1.事業ドメインを選定する
3-2-2.競合を把握する
3-2-3.STP分析で新規事業を具現化する
・市場を細分化する(隠れたチャンスを発見する)
・自社が勝てるターゲット市場を見極める
・競合に勝てる事業ポジションを明確にする
3-3.まだ見ぬ新市場をいかに想定するか?
3-3-1.新市場の創出とは?
・ニーズ情報をいかにして把握するか?
・後発だからこそ有利な新市場創出
・どのようにして新市場は創出されるのか?
3-3-2.ニーズの見極め
3-3-3.新市場の定義と市場規模の推定方法
・まだ見ぬ市場の規模をどのようにして想定するのか?
4.新規事業の育て方
4-1.ビジネスモデルチェンジ
4-1-1.新規事業開発を成功させるためには組織が進化しなくてはならない
・業態転換を実現した企業はいかにして成し遂げたか?
4-2.自社技術を活かすオープンイノベーション
4-2-1.外部の力を活かして新しい市場を開拓する
・戦略のすり合わせ
4-3.現実を見据えた戦略的な新市場開拓
4-3-1.事業をいかにして育てるか?
5.ビジネスチャンスを捉えるために必要な3つの目線
5-1.過去から未来を見通す時間軸で物事を見る目線
5-2.横の繋がりによる影響を見る大局的な目線
5-3.事象の背景を深堀することで本質を見極める目線