セミナー概要
セミナーのテーマ
- メタマテリアル・メタサーフェスの基本原理と応用
- 研究開発から製品化に至るプロセス
- メタレンズなど、注目される応用分野の解説
こんな方におすすめです
- メタマテリアル・メタサーフェスに興味のある方
- ナノフォトニクスに関する知識を深めたい技術者
- 研究開発戦略について学びたい企画部門や商社担当者
セミナータイトル | メタマテリアル・メタサーフェスの原理とレンズ・音響制御への展開および研究開発戦略 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年8月6日(水)13:00~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【ライブ配信】 |
受講料 | 49,500円 定価:本体45,000円+税4,500円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日(8/27)からダウンロード可となります。 |
メタマテリアル・メタサーフェスの原理とレンズ・音響制御への展開および研究開発戦略
~メタレンズや音響メタマテリアルの開発事例と課題~
~研究・開発・実用化、製品化までの戦略的なプロセス開発~
本セミナーでは、メタマテリアル/メタサーフェス材料が持つ原理的な特徴から、通風遮音・近赤外光制御・メタレンズといった実用例に至るまでを、基礎から応用・製品化まで丁寧に解説します。
講師が実際に手がけた研究成果「近赤外光を制御するメタサーフェス」・「通風防音メタマテリアル」といった事例をもとに、設計から製品化、研究開発戦略までの全体像を理解できます。
講師
納谷ラボ 代表 慶應義塾大学 研究員 博士(工学) 納谷 昌之 氏
[ご専門] 応用物理、光学
[ご経歴]
富士フイルム株式会社で研究主幹として、光学研究室長・応用物理ユニット長を歴任。
光学、特にナノフォトニクスの研究開発に携わり、ナノフォトニクスセンサ、メタマテリアルなどの基礎技術立ち上げから、それらの技術を用いる光制御デバイスや、さらには通風防音メタマテリアルの技術開発を推進し、実用化、商品化へと展開した。
セミナー趣旨、ポイント
メタマテリアルやメタサーフェスは、「光」や「音」の伝わり方を自在に操ることで、これまでにない機能を実現する次世代の注目技術です。しかし、その仕組みや活用方法は、まだ専門的で分かりにくい部分も多くあります。
本セミナーでは、メタマテリアル・メタサーフェスとは何か、その基本原理や産業界で注目される理由、そして直面している課題について、初めての方にもわかりやすく解説します。
また、講演者自身が取り組んできた
・近赤外光を制御するメタサーフェス
・光メタマテリアルの原理を応用した、風を通しながら音を防ぐ通風防音メタマテリアル
といった具体的な事例を紹介しながら、研究から製品化へと至るプロセス全体の流れをお伝えします。
さらに現在、特に注目を集めているメタレンズについても、その原理や課題、今後の応用可能性について詳しく解説します。最後に、メタマテリアル・メタサーフェス技術をどのように研究・開発・実用化していくかという戦略的な視点についてもお話しします。
こんな方におすすめ
・メタマテリアル・メタサーフェスに関心はあるけれども、
原理や可能な応用分野や技術的な課題などがよくわからないので、それについて理解をしたいという方。
・ナノフォトニクスについての知見が無い技術者、企画部門、商社などの担当者
得られる知識
・メタマテリアル・メタサーフェスの原理
・原理の理解に基づく、その可能性と限界
・メタサーフェスアンテナ、メタレンズ、音響メタマテリアルなど、現在注目の応用分野
・メタマテリアル・メタサーフェス利用技術の研究開発から商品化へのプロセス
・研究開発に必要となる知見・技術・設備
・得意な技術を活かし、いかに総合技術であるメタマテリアル・メタサーフェスを実現するか?
プログラム
1.メタマテリアル・メタサーフェスとは
1.1 そもそもメタマテリアル・メタサーフェスとは
1.2 メタマテリアル・メタサーフェスの可能性 – なぜ注目されるのか? –
1.3 メタマテリアル・メタサーフェスの原理
2.メタマテリアル・メタサーフェスの実例
2.1 ランダム分散メタサーフェスによる可視〜赤外光制御
2.2 音響メタマテリアル – 雑音を遮断し、風を通す –
2.3 メタレンズ – スマホカメラの出っ張りを無くする –
3.メタマテリアル・メタサーフェスの研究開発戦略
3.1 メタマテリアル・メタサーフェス実現のための課題
3.2 研究開発に必要な技術・設備・体制など
3.3 協業・アウトソーシングなどを利用する効率的な研究開発戦略
□質疑応答□