セミナー概要
セミナーのテーマ
- シリカ粒子の表面物性、分散性、改質に関する基礎知識
- シリカ粒子の調製法(合成、粉砕)と撹拌操作
- シリカコーティングと粒子へのコーティング技術
こんな方におすすめです
- シリカ微粒子に関する基礎知識を深めたい研究者
- シリカ微粒子の実用的な応用技術を学びたい技術者
- シリカ粒子を用いた研究開発に携わる方
セミナータイトル | シリカ微粒子を使うための総合知識 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年9月19日(金)10:30~16:30 【アーカイブ配信】 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | 【ライブ配信】 |
受講料 | 55,000円 定価:本体50,000円+税5,000円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定) ※ライブ配信受講を4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 |
シリカ微粒子を使うための総合知識
~基本物性、調製、粉砕、表面改質、分散・混合・撹拌、コーテイング方法~
分散、付着、添加、撹拌、表面改質、調製、コーティング・・・・・
シリカ粒子を扱う、特性を引き出す、使いこなすために
おさえておきたい基礎的事項、物性・特性の把握、改質、分散・混合時の知識
多くの用途で使われるシリカ微粒子の実用系での総合知識
講師
山形大学 学術研究院 教授 博士(工学) 木俣 光正 氏
セミナー趣旨、ポイント
はじめに、シリカ粒子の表面(界面)物性についての基礎的な事項について示すとともに、粉体の表面が引き起こす付着力などの現象について説明する。次に、シリカ粒子の溶液系への分散性の評価に使用される粒子径測定や沈降法など、特に重要なゼータ電位について詳しく示す。その後、シリカ粒子を含めた無機微粒子の表面改質法を解説し、シリカ粒子の調製法について、合成法の他に粉砕法についても説明する。また、各種流体における混合特性について示すとともに、小型フラスコを用いたシリカ粒子合成における撹拌の影響について解説する。最後にシリカコーティングまたはシリカ粒子への各種コーティングに関する研究例について紹介する。
得られる知識
・シリカ粒子の表面物性やそれらに関する各種測定法についての知識
・シリカスラリーの分散・混合技術に関する知識
・シリカ粒子の表面改質や合成法およびコーティング法についての知識
プログラム
はじめに
1.シリカ粒子の表面物性
1.1 いろいろな粉体、その大きさと分布
1.2 表面積と比表面積
1.3 粒子密度と硬度
1.4 濡れ,接触角,表面エネルギー
1.5 帯電現象と電気二重層
1.6 粒子に働く付着力
1.7 安息角と圧縮度
2.シリカ粒子の分散評価とゼータ電位
2.1 粒子径の測定と分散性
2.2 沈降法による分散性測定法
2.3 分散と凝集
2.4 DLVO理論の基礎
2.5 ゼータ電位の定義と測定法
2.6 シリカ粒子のゼータ電位
3.シリカ粒子の表面改質法
3.1 吸着現象と吸着モデル
3.2 界面活性剤による改質
3.3 水溶性高分子による改質
3.4 カップリング剤による改質
3.5 シリカ粒子の表面改質例
4.シリカ粒子の調製と撹拌操作
4.1 乾式法
4.2 湿式法
4.3 金属アルコキシド法
4.4 粉砕法と粒子の分散
4.5 様々な流体と撹拌装置
4.6 小型フラスコの撹拌操作の注意点
4.7 シリカ粒子合成における撹拌の影響
5.シリカコーティングおよびシリカ粒子へのコーティング
5.1 シード粒子成長法
5.2 シリカコーティング酸化物粒子
5.3 シリカコーティング金属粒子
5.4 シリカコーティングポリマー粒子
5.5 シリカ粒子への金属コーティング
5.6 シリカ粒子へのポリマーコーティング
5.7 メカノケミカル重合法によるポリマーコーティング
おわりに
質疑応答