プラスチック廃棄物が抱える問題と高分子複合材料メカニカルリサイクル技術

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セミナー概要

セミナーのテーマ

  • プラスチック廃棄物の現状と課題
  • プラスチック系複合材料の高性能化技術
  • メカニカルリサイクルの最新動向と課題解決
セミナータイトルプラスチック廃棄物が抱える問題と高分子複合材料メカニカルリサイクル技術
開催日時

【オンライン配信】
2025年5月28日(水)13:00~16:00
お申し込み期限:2025年5月28日(水)12:30まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料49,500円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※PDFデータは、主催会社様HPのマイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
(開催前日~前々日からを目安にダウンロード可、または送付)

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プラスチック廃棄物が抱える問題と高分子複合材料メカニカルリサイクル技術

プラスチック物性の観点から高分子複合材料のメカニカルリサイクルを検討・考察する

 本セミナーでは、プラスチック廃棄物の現状を紹介した後、プラスチック系複合材料の改質技術や高分子複合材料のメカニカルリサイクル技術について解説する。

講師

山形大学 大学院 有機材料システム研究科・准教授 高山 哲生 氏
[専門]
 高分子複合材料やポリマーブレンドの強度、弾性率や耐衝撃性などの力学特性に関するモデル化を行い、構築したモデルを用いて力学特性の最適化設計を行っている。

セミナー趣旨、ポイント

マイクロプラスチックが海洋へ流れ込み生態系を脅かそうとしている現状では、プラスチックの立ち位置は「軽い・錆びない・安い」便利な材料からその特徴のために「環境を汚染する」問題を抱えた材料へ移りつつあります。ただし、情勢が変わろうともプラスチックが便利なことに変わりはなく、今後は生活の質を損なうことなく、環境に寄り添った方針で向き合っていく必要があります。

 本セミナーでは、プラスチック廃棄物の現状を知り、今後待ち受けている課題を講師の視点から挙げます。挙げた課題に関して、プラスチック物性の観点から考察し、講師らが実際に検討している成果を踏まえながらその解決方策を解説します。

こんな方におすすめ

・リサイクル全般にかかわる事業を行っている企業関係者
・プラスチック系複合材料の開発に携わっている企業研究者・技術者

得られる知識

・プラスチック廃棄物の現状と近未来に待ち構えている問題
・マテリアルリサイクルの基本的な考え方と技術
・今後のプラスチック系複合材料に要求される特性

プログラム

1.プラスチック廃棄物の現状を知る
 1.1 プラスチック廃棄物とは
 1.2 日本はリサイクル率が高い?!
 1.3 容器包装材のリサイクル
 1.4 自動車部品のリサイクル
 1.5 今後待ち受けている課題と要求される材料物性

2.プラスチック系複合材料の改質技術
 2.1 ポリマーブレンド
  2.1.1 エラストマー分散による強靭化
  2.1.2 硬質ポリマー分散による延性化
  2.1.3 反応相容
 2.2 無機繊維強化
  2.2.1 複合則
  2.2.2 強度発現機構
  2.2.3 衝撃吸収特性

3.メカニカルリサイクルに関する検討
 3.1 メカニカルリサイクルの困難さ
  3.1.1 製品であったこと
  3.1.2 組成が簡単にわからない
  3.1.3 安く作れないと使ってもらえない
  3.1.4 より良くないと魅力半減
 3.2 検討しているリサイクル方策
  3.2.1 従来のメカニカルリサイクル手法
  3.2.2 アップグレードリサイクル
   3.2.2.1 ドライブレンディング
   3.2.2.2 2次処理
   3.2.2.3 ポリビニルブチラールによる収束効果
  3.2.3 有機繊維強化
   3.2.3.1 無機繊維との相違点

4.終わりに

□ 質疑応答 □

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