セミナー概要
セミナーのテーマ
- プラスチックの環境問題と対策
- リサイクルの現状と技術動向
- バイオマス利用とバイオプラスチック
こんな方におすすめです
- プラスチックや添加剤の開発・製造、成形加工、最終製品へのプラスチック適用に関わる企業の企画担当者
- プラスチックや添加剤の開発・製造、成形加工、最終製品へのプラスチック適用に関わる企業の研究開発担当者
- プラスチックや添加剤の開発・製造、成形加工、最終製品へのプラスチック適用に関わる企業の生産・販売の技術系担当者
セミナータイトル | プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、今後の展望 |
開催日時 | 【オンライン配信】 ・このセミナーはアーカイブ付きです。 |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、今後の展望
~世界の現状から、リサイクル・バイオプラの技術動向、バイオプラ製品適用開発例、プラ環境対策の今後~
リサイクルの世界の現状とMR・CR・TRの技術動向
エポキシ樹脂複合材の粉砕・分離・再利用と熱分解-有価物回収の技術開発例
●高機能バイオプラとその製品適用の開発実例 …など、幅広く解説します。
<プラスチックや添加剤の開発・製造、成形加工、最終製品へのプラスチック適用/製品企画担当の方に最適です>
講師
環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 博士(工学) 位地 正年 氏
(元 日本電気(株) 主席研究員、筑波大学 連携大学院教授)
【HP紹介】https://ecobioplasres.jp/
■経歴
1981年~1990年:デンカ(株)中央研究所(電子部品実装用プラスチックの研究開発・実用化に従事)
1990年~2017年:日本電気(株)中央研究所、研究マネージャー、研究部長、主席研究員を歴任(電子機器用プラスチックのリサイクル技術、脱ハロゲン難燃性プラスチック、バイオプラスチックの研究開発・実用化に従事)
2014年~2017年:筑波大学 数理物質系 連携大学院教授(兼務)
2018年~2020年:筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター、主幹研究員(藻類バイオマスを利用したバイオプラスチックの研究に従事)
2020年:環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し、代表に就任(プラスチックの環境対策・高機能化に関するコンサルテイングを実施中)難燃材料研究会 理事、東洋大学・神奈川大学 非常勤講師を兼務
■研究実績
文部科学大臣賞研究功績者表彰、環境賞、日経BP技術賞など受賞10件
技術論文:110報、著書(共著):41冊、学会発表・招待講演:164回
■現在の業界での活動
・プラスチックの環境対策や高機能化に関する技術調査・情報提供
・バイオプラスチック等の環境調和型プラスチックの新企画、研究開発、製品適用の支援
セミナー趣旨、ポイント
プラスチックスは海洋汚染などの環境問題がますます顕在化しており、リサイクルやバイオマス利用などの包括的な対応が重要となっています。
本講演では、プラスチックスの環境問題の現状と、リサイクルやバイオマス利用(特にバイオマスプラスチック)について、世界と日本の状況、規制や技術動向、最近のトピックスについて解説します。さらに、本講師が取り組んだ、耐久製品用プラスチックのリサイクル技術や高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介します。最後に、今後の展望として、包括的な環境対策の進め方とビジネスチャンスについて述べます。
こんな方におすすめ
プラスチックの初心者から実務経験者までを幅広く対象とし、プラスチックや添加剤の製造、およびプラスチックの製品への適用に関わる企業の企画、研究開発、生産・販売の技術系担当者に最適です。
得られる知識
・世界や日本でのプラスチックの環境対策の現状と規制や技術の動向
・マテリアル・ケミカルリサイクルやサーキュラーエコノミー対応の最近の情報
・バイオプラスチックの基礎から製品利用までの知識
・環境調和型プラスチックの企画、開発、実用化、製品適用のポイント
プログラム
1.プラスチックの環境問題の現状と対策
1.1 世界と日本のプラスチックの現状(生産量、廃棄物量、CO2排出量)
1.2 海洋汚染の現状と各国の対策・規制の動向(特に欧州での自動車用や包装用プラスチックの規制)
2.リサイクルの現状と対策の動向
2.1 リサイクルの現状(世界と日本)
2.2 サーキュラーエコノミーへの対応(意義、具体例)
2.3 リサイクルの技術動向
マテリアルリサイクル
(1) 水平リサイクル
・技術開発(識別分離、物性回復、寿命予測など)
・PETボトルや家電での実用化例
・トピックス: 自動車用の水平リサイクルの動向
(2) カスケードリサイクル
・容器包装材、塩ビ製品、路盤材など
バイオマスプラスチック開発での企画のポイント(訴求性と付加価値の狙い)
セルロース系バイオマスプラスチック
(1) 長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率と実用性の実現
(2) 省エネルギー(低CO2排出)製造プロセスの開発
(3) 難燃性と強度等の実用性の同時達成
(4) 漆ブラック調の高装飾性と耐傷性の実現
●藻類利用バイオマスプラスチック
(1) 新たなバイオマスとしての藻類の開発・利用の動向
(2) 藻類を利用したバイオマスプラスチックの動向
(3) CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発
5.まとめと今後の展望
・プラスチックの包括的環境対策を推進する上でのリサイクルやバイオマス利用の有り方と進め方
・今後のビジネスチャンス
□ 質疑応答 □