<高分子の教科書にはほとんど載っていない>流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例

2025/07/28

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 成形プロセスにおける高分子の結晶化の基礎
  • 流動場での結晶化と分子配向
  • 成形プロセスにおける結晶化の解析事例

こんな方におすすめです

  • 高分子材料の成形加工に携わる技術者
  • 高分子の分子配向や結晶化について学びたい研究者
  • 成形プロセスにおける高次構造形成に関心のある方
セミナータイトル<高分子の教科書にはほとんど載っていない>流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月21日(木)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年8月21日(木)10:00まで

開催場所/配信の補足・注意事項

・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料55,000円

定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円

受講者2名以上の場合:【2名同時申込で1名無料】対象セミナー
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
▼1名分無料適用条件
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は代表者にS&T会員マイページにて発行します(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講者1名の場合:テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※他の割引は併用できません。
主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのS&T会員マイページよりダウンロード可となります。

<高分子の教科書にはほとんど載っていない>流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例

■成形プロセスにおける高分子の結晶化挙動は静置場とは全く違った様相を呈します。■
■成形現場で起こる高分子の分子配向・結晶化などを伴う高次構造形成を学ぶ!■

★ 静置場とは全く違う、成形中の高分子結晶化。本質的な考え方を徹底解説!
★ 流動場、溶融紡糸プロセス、フィルム成形プロセス、溶融成形での解析事例とは!?

講師

東京科学大学(旧・東京工業大学) 特任教授 鞠谷 雄士 氏
<経歴>
東京工業大学大学院博士後期課程修了(工学博士) 、
東京工業大学工学部助手、助教授、同大学院理工学研究科教授
 この間、米国アクロン大学客員研究員
元President、The Fiber Society (USA)、元President、Polymer Processing Society、
元プラスチック成形加工学会会長、 元繊維学会会長
<専門>繊維・高分子材料の成形加工と構造物性

セミナー趣旨、ポイント

 成形プロセスにおける流動場の高分子の結晶化挙動は静置場とはまったく異なった様相を呈する。結晶化速度は流動の影響で数千倍、数万倍になり、一方、結晶化の核剤はほとんど役に立たない。さらに、結晶化により溶融体が固化することを考慮しないと、成形プロセスの流動場の解析が成り立たない。本講では、多くの事例を交えながら、実際のものづくりの場で起こる結晶化の本質的な考え方について解説する。

得られる知識

成形現場で起こる高分子の分子配向・結晶化などを伴う高次構造形成を、高分子基礎科学の観点と移動現象論的な観点を通じて理解する術を学ぶ。一般的な高分子の教科書にはほとんど記載のない分野である。

プログラム

1.成形プロセス中の結晶化の基礎
 1.1 冷却過程の結晶化
 1.2 分子配向の基礎:
  1.2.1 固体の分子配向と溶融体の分子配向
  1.2.2 応力-光学則
 1.3 流動場の結晶化:
  1.3.1 分子配向誘起結晶化と結晶化誘起分子配向
  1.3.2 流動場の結晶化と分子構造の関係
  
2.成形プロセス中の結晶化の解析事例
 2.1 結晶化のオンライン計測手法:
    結晶化熱解析からシンクロトロン放射光まで
 2.2 溶融紡糸過程の解析事例:
    低速紡糸と高速紡糸の違い
 2.3 フィルム成形過程の解析事例:
    一軸伸長と二軸伸長、
 2.4 射出成形における結晶化の解析事例:
    流動場の影響
 2.5 ボトル成形における高次構造形成の解析事例

3.溶融成形過程の移動現象諭と高次構造形成
 3.1 溶融成形過程のモデル化の基礎
 3.2 高次構造形成を伴う系のモデル化

4.絡み合いの影響
 4.1 自発的構造形成
 4.2 流動履歴の記憶効果
 4.3 高強度繊維開発の指針

  □質疑応答□