<プラスチック再資源化の最前線>プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

2025/07/28

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • プラスチックの物理劣化と物理再生のメカニズム
  • 使用済みプラスチックの物性再生プロセス
  • マテリアルリサイクルの成功事例と最新解析手法

こんな方におすすめです

  • プラスチックリサイクル技術に関心のある方
  • プラスチック成形プロセスに関わる技術者
  • 高分子材料の物性や構造に興味のある研究者
セミナータイトル<プラスチック再資源化の最前線>プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス
開催日時 【ライブ配信】

2025年8月22日(金) 13:00~16:30
お申し込み期限:2025年8月22日(金)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年8月23日(土)~2025年8月29日(金)

・このセミナーはアーカイブ付きです。
 視聴期間:8月23日(土)~8月29日(金)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所/配信の補足・注意事項

【ライブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。
・視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料49,500円

定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円

受講者2名以上の場合:【2名同時申込で1名無料】対象セミナー
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
▼1名分無料適用条件
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにてPDF発行いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講者1名の場合:テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
定価:本体36,000円+税3,600円
E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
※他の割引は併用できません。
主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのS&T会員マイページよりダウンロード可となります。

<プラスチック再資源化の最前線>プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

■プラスチックの物理劣化・物理再生のメカニズム■
■使用済みプラスチックの劣化した物性を再生可能にするためのプロセス■
■マテリアルリサイクルにおいて物性の再生に成功した具体的事例とポイント■
■物理劣化・物理再生の最新解析手法とそのポイント■

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 成形履歴のあるプラスチック物性の低下は化学劣化ではなく物理劣化であることが明らかに。プロセス最適化で再生へ!

講師

福岡大学名誉教授、特命研究教授 八尾 滋 氏
【学歴】
1981年 京都大学工学部高分子化学科卒
1986年 京都大学大学院工学研究科 単位修得後退学
1988年 京都大学工学博士号取得
【職歴】
1986年 宇部興産入社
2007年 三菱総合研究所入社
2011年 福岡大学工学部教授着任
2023年 福岡大学研究推進部特命研究教授着任
2025年 福岡大学名誉教授・広島大学客員教授
【研究室WebSite】
https://www.cis.fukuoka-u.ac.jp/~shyao/index.html

セミナー趣旨、ポイント

 従来PCRに限らずPIRにおいても、成形履歴のあるプラスチックの物性は著しく低下しており、その原因は分子鎖切断を伴う化学劣化とされてきた。この常識に対し、我々は近年物性低下の原因はメソ領域での高分子構造の変異による物理劣化であること、それがせん断履歴などの影響により絡み合いが減少したことによりタイ分子数が少なくなるメソ領域での高分子構造変異による物理劣化であることを明らかにしてきた。さらにプロセスの最適化で低下した物性が物理的に大きく再生できることも正栄してきた。またこの原理が成形にも応用できることも分かってきた。本講座ではこれらについて詳しく説明する。

得られる知識

・実生産に応用できる最新のマテリアルリサイクル手法
・実生産に応用できる最新の成形プロセス
・高分子の物性と内部構造形成メカニズムに対する理解
・高分子の絡み合いに関する知識

プログラム

1.プラスチックマテリアルの現状とリサイクルの重要性
 1.1 高分子の基礎知識とプラスチック製品
   (1) 高分子の基礎知識
   (2) プラスチック産業の歴史
   (3) プラスチック製品と物性
 1.2 プラスチックリサイクルへの期待
   (1) サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラルから見たプラスチックリサイクル
   (2) プラスチックリサイクルに求められる姿

2.プラスチックの劣化やリサイクル性に影響する物理劣化・物理再生のメカニズム
 2.1 化学劣化と物理劣化
 2.2 物理劣化・物理再生理論の基礎
   (1) 物理劣化と高分子の基礎物性
   (2) プラスチックの自己再生能力を活かした物理再生

3.使用済みプラスチックの劣化した物性を再生可能にするためのプロセス
 3.1 物理劣化・物理再生理論と樹脂溜まり部のメカニズム
   (1) 樹脂溜まり部が設置された押出機の機能
   (2) 流動制御による高度な樹脂溜まり部の応用

4.マテリアルリサイクルにおいて物性の再生に成功した具体的事例とそのポイント
 4.1 射出成形における物理劣化・物理再生現象
 4.2 流動制御した射出成形
   (1) 流動制御による高度射出成形
   (2) 高度射出成形品のリサイクル特性

5.物理劣化・物理再生の最新解析手法とそのポイント
 5.1 FT-IR
 5.2 ラマン光
 5.3 TEM
 5.4 AFM/SPM
 5.5 DSC
 5.6 溶融粘弾性
 5.7 コンピュータシミュレーション

6.まとめ

  □質疑応答□