導電性高分子の基礎と高導電化・高機能化技術および最新技術動向

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 導電性高分子の導電機構と高導電化技術
  • PEDOT:PSSの高導電化、複合化、機能向上
  • 最新のドーピング手法とN型導電性高分子

こんな方におすすめです

  • 導電性高分子を扱っている技術者
  • 導電性高分子の研究者
  • 高分子に関する基礎知識を有する方
セミナータイトル導電性高分子の基礎と高導電化・高機能化技術および最新技術動向
開催日時

【オンライン配信】
2025年9月3日(水)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年9月3日(水)10:00まで

・このセミナーはアーカイブ付きです。
 視聴期間:9月4日(木)~9月10日(水)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

オンライン

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
※視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。
※主催会社様HPのマイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料は製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

導電性高分子の基礎と高導電化・高機能化技術および最新技術動向

~PEDOT:PSSおよびPEDOT系の高導電化とそのメカニズム、分子設計手法、新規ドーピング手法~

★アーカイブのみの視聴も可能です(視聴期間:9/4~9/10)
 本セミナーでは、導電性高分子の基礎からPEDOT:PSSの高導電化手法とそのメカニズム、分子設計・添加・複合・延伸などによる導電制御の最新技術をわかりやすく解説します。また、ここ数年で注目されているアニオン交換型などの革新的なドーピング手法、N型導電性高分子の新展開などについても、最新の研究成果とともに実用化に向けたポイントや課題を整理します。

講師

小林技術士事務所 所長 工学博士 小林 征男 氏
[ご経歴] 
 昭和41年大手化学会社入社、中央研究所においてポリオレフィン樹脂、ノルボルネン樹脂、光硬化樹脂の研究・開発に従事後、約10年間にわたり導電性高分子の開発を担当し、電池・コンデンサなどのエレクトロニクス部品の開発業務に従事。その後、総合研究所有機材料研究部長、本社・品質保証部長を歴任。平成12年小林技術士事務所開設。
横浜国大・産学共同研究推進センター・客員教授、東京工芸大学及び神奈川工科大学の非常勤講師を歴任。

[ご専門] 導電性高分子、導電性ポリマーコンポジット
小林技術士事務所HP:http://www5d.biglobe.ne.jp/~hightech/

セミナー趣旨、ポイント

 導電性高分子は電解コンデンサ、透明帯電防止および透明導電電極として実用化されています。いずれの用途においても、PEDOT:PSSは有力な材料ですが、より高い電気伝導度が求められています。最近では15,000 S/cmを越える超高導電PEDOT:PSSも報告されています。また、PEDOT系以外の導電性高分子の高導電化に関しても多くの手法が開発され、10^5 S/cmを超えるものも報告されております。セミナー前半では導電性高分子の基礎及びPEDOT:PSSをメインに高導電化の手法とそのメカニズムについて詳細に解説します。後半では、ここ数年の間に新たに開発されたアニオン交換ドーピングなど新しいドーピング手法を中心に最新の技術開発動向を詳細に紹介します。

こんな方におすすめ

導電性高分子を扱っている技術者・研究者
予備知識:高分子に関する基礎知識を有する方

得られる知識

・導電性高分子の導電機構
・PEDOT:PSSの高導電化
・PEDOT:PSS以外の導電性高分子の高機能化
・PEDOT:PSSとCNTとの複合化
・導電性高分子の新しいドーピング手法とその特徴
・空気中で安定な高導電n-型導電性高分子

プログラム

1.導電性高分子の導電機構

2.高移動度導電性高分子の設計
 2.1 分子量および分子量分布の影響
 2.2 結晶性の影響
 2.3 タイ分子の影響

3.PEDOT:PSSの導電機構

4.第3成分添加によるPEDOT:PSSの高導電化
 4.1 極性溶媒添加系
 4.2 界面活性剤添加系
 4.3 プロトン酸添加系
 4.4 イオン液体添加系

5.延伸・配向処理によるPEDOT:PSSの高導電化

6.超高導電(σ.> 15,000 S/cm)PEDOT:PSS

7.複合化によるPEDOT:PSSの高機能化
 7.1 カーボンナノチューブとの複合化による高導電化と耐熱性向上
 7.2 グラフェンとの複合化による高導電化
 7.3 架橋ポリマーとの複合化による高延伸性付与

8.PEDOT:PSS以外のPEDOT系の高導電化
 8.1 化学重合法
 8.2 気相重合法
 8.3 oCVD法

9.新規なドーピング手法による導電性高分子の高機能化
 9.1 気相ドーピングによる高導電化
 9.2 アニオン交換ドーピングによる高導電化と熱安定性向上
 9.3 カチオン交換ドーピングによる空気中で安定なN-型導電性高分子の合成
 9.4 ダブルドーピングの機構と特徴

10.新規な高機能導電性高分子
 10.1 銅並みの高い電気伝導度を持った導電性高分子
 10.2 空気中での安定性が良好な高導電n-型導電性高分子

11.まとめ

□質疑応答□