人工皮革・合成皮革の基礎知識

  • 開催日2025年9月18日(木)
  • 形態ライブ配信 or アーカイブ配信

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 人工皮革・合成皮革の構成と種類
  • ポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化
  • 耐久物性の評価方法とサステナブルな材料

こんな方におすすめです

  • 研究開発担当者
  • 製品企画・品質管理担当者
  • ポリウレタン樹脂に関わる方
セミナータイトル人工皮革・合成皮革の基礎知識
開催日時 【ライブ配信】

2025年9月18日(木)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年9月18日(木)12:30まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年10月6日(月)~2025年10月20日(月)
お申し込み期限:2025年10月6日(月)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【ライブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。

受講料49,500円

定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円

受講者2名以上の場合:【2名同時申込で1名無料】対象セミナー
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
▼1名分無料適用条件
※2名様とも、E-Mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は代表者にS&T会員マイページにて発行します(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
受講者1名の場合:テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
定価:本体36,000円+税3,600円
E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
※他の割引は併用できません。
主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※ライブ配信受講を4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

人工皮革・合成皮革の基礎知識

~その構成と使用されるポリウレタン樹脂の基本と劣化・評価の基礎知識~

研究開発、製品企画・品質管理等、原料の営業・販売・企画、、、
 人工皮革・合成皮革を開発、扱う方、扱おうとしている方、およびポリウレタン樹脂に携わる方々は是非
「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、
主として用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、劣化とは何かを考えるときに必要な基礎知識
人工皮革・合成皮革・塩ビ製合成皮革違い・それぞれの構成、サステナブルな材料による合成皮革についても解説
人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法

講師

京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授 博士(工学) 榎本 雅穗 氏

【専門等】
専門は、透湿防水布帛における水分移動、ポリウレタン樹脂、人工皮革や合成皮革等の被服材料およびそれを用いた繊維加工、染色加工です。また、長年企業で「人工皮革・合成皮革とポリウレタン樹脂」に関する研究ならびに商品開発に携わってきました。

セミナー趣旨、ポイント

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や、家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられています。本講演では、「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、人工皮革と合成皮革などの構造上の違い、それらに使われるポリウレタン樹脂の組成、物性、劣化とその評価方法について解説すると共に、最近のサステナブルな材料による合成皮革やヴィーガンレザーと呼ばれるものについても解説します。

得られる知識

 本講演では、そもそも「人工皮革・合成皮革とは?」からはじまり、そこに主として用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、そしてポリウレタン樹脂の劣化とは何かを考えるときに必要な基礎知識が学べます。

プログラム

1.皮革の構成
 1.1 人工皮革と天然皮革との違い
 1.2 人工皮革
  ・人工皮革とは
  ・従来型人工皮革の製造方法
  ・人工皮革の構成
  ・環境対応型人工皮革の製造方法
  ・環境対応型人工皮革の例
 1.3 合成皮革
  ・合成皮革とは
  ・従来型合成皮革の製造方法
  ・合成皮革の構成
  ・環境対応型 無溶剤乾式発泡合成皮革
 1.4 塩ビ(PVC)を用いた合成皮革
  ・塩ビ(PVC)を用いた合成皮革とは
  ・塩ビ(PVC)を用いた合成皮革の用途
  ・塩ビ(PVC)を用いた合成皮革の構成
 1.5 「合成皮革」と「人工皮革」区分分け
 1.6 サステナブルな材料による合成皮革
  ・合成皮革におけるサステナブルとは
  ・バイオマス原料について
  ・ヴィーガンレザーと呼ばれるもの
  ・ヴィーガンレザーの可能性

2.ポリウレタン樹脂の構成と特徴
  ・ポリウレタン樹脂の合成について
  ・ポリウレタン樹脂構成成分
  ・ポリオールの特性
  ・ジイソシアネートの特性
  ・ポリオールによる一般的性能と特徴

3.様々な用途におけるポリウレタン樹脂の劣化例
  ・人工皮革、合成皮革用途
  ・エラストマー用途、塗料、接着剤、防水剤用途
  ・ポリウレタン樹脂の水分による劣化
  ・ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)用途
  ・ポリウレタン樹脂の光(酸化)による劣化
  ・軟質・半硬質・硬質フォーム用途
  ・ポリウレタン樹脂の熱(酸化)による劣化
  ・溶剤・薬品によるトラブル
  ・ポリウレタン樹脂のNOxによる変色
  ・添加剤による劣化防止

4.ポリウレタン樹脂の劣化に起因する耐久性の評価方法
  ・加水分解による劣化促進試験
  ・耐光性試験
  ・耐熱性試験

5.人工・合成皮革の物理的性能に関する耐久物性の評価方法
  ・耐ブロッキング性試験
  ・耐屈曲性試験
  ・耐揉性試験
  ・耐摩耗性試験

質疑応答