粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • 粘着・剥離のメカニズムと基礎
  • 可視化実験とモデリング
  • 粘着剤の特性評価と制御

こんな方におすすめです

  • 粘着剤を用いた製品開発担当者
  • 粘着剤に関する基礎研究者
  • 剥離試験や剥離シミュレーション担当者
セミナータイトル粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング
開催日時 オンライン配信

2025年9月10日(水)13:00~16:30
お申し込み期限:2025年9月10日(水)12:30まで

・このセミナーはアーカイブ付きです
 視聴期間:2025/9/11(木)~2025/9/17水)
・セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
・オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

開催場所

■オンライン
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)

【オンライン配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・視聴期間はセミナー終了の翌営業日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。

受講料49,500円

S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング

~粘着剤の特性・評価と高機能化、界面科学・高分子レオロジー・破壊力学による粘着・剥離現象の理解~

粘着・剥離現象を多角的な要素から捉え、可視化実験やモデリング技術
 界面科学や高分子レオロジーの視点から粘着・剥離現象を理解し、可視化実験や物理モデリングを通じて、粘着・剥離を制御するヒントが分かります。
 本セミナーでは、粘着・剥離のメカニズムから、接触・剥離過程におけるレオロジー、剥離試験、可視化実験やモデリングの具体例、そして今後の研究展望と課題までを解説します。
 粘着剤を用いた製品開発や粘着剤の基礎研究、剥離試験や剥離シミュレーションを担当されている方におすすめのセミナーです。

講師

東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授 博士(工学) 山口 哲生 氏
[専門] 接着の科学・ソフトマター物理学
[研究内容]粘着剤の粘着・剥離に関する研究,低摩擦ゲル・高摩擦ゲルのキャラクタリゼーションおよび動的特性に関する研究など。
※講師詳細はこちら。
東京大学・生物素材科学研究室
https://www.fp.a.u-tokyo.ac.jp/lab/sozai/index.html

セミナー趣旨、ポイント

 粘着・剥離現象を、界面科学、高分子レオロジー、破壊力学などの視点から捉え、粘着剤の粘着・剥離特性が他の物性とどのような関係を持っているかについて解説する。また、可視化実験や物理モデリングなどを含めた解析事例の紹介を行いながら、目の前で起こっている現象をどのように理解し、どのように制御すればよいかを考える。

こんな方におすすめ

粘着剤を用いた製品開発や粘着剤に関する基礎研究を担当されている方に役立つと思います。
予備知識としては、大学で基礎的な化学、物理を学んでおられれば十分です。

得られる知識

・粘着剤を中心とするやわらかい高分子の粘着・剥離メカニズム
・粘着・剥離に関連する界面科学、レオロジー、破壊力学の基礎
・粘着・剥離現象のモデリング

プログラム

1.粘着・剥離の基礎
 1.1 粘着・剥離とは?
 1.2 粘着の界面科学
  1.2.1 粘着力の起源 
  1.2.2 表面張力,界面張力
  1.2.3 接着仕事
  1.2.4 接着仕事に関する理論
 1.3 高分子レオロジーの基礎
  1.3.1 線形粘弾性
  1.3.2 非線形弾性,大変形挙動
 1.4 接触・剥離過程における変形とレオロジー
  1.4.1 接触過程のレオロジー
  1.4.2 剥離過程のレオロジー
  1.4.3 良い粘着剤とは?
 1.5 様々な剥離試験の物理的特性の違い
 1.6 引離しによる試験:プローブタックテスト

2.剥離過程の可視化実験
 2.1 可視化実験の意義
 2.2 可視化実験の具体例
  2.2.1 プローブタックテストにおける底面からの観察
  2.2.2 粘着剤内部変形の立体構造の可視化
  2.2.3 可視化実験のまとめ
  2.2.4 今後の課題

3.剥離過程のモデリング
 3.1 剥離に関する理論・シミュレーション
  3.1.1 エネルギーバランス
  3.1.2 梁の理論と応力分布
  3.1.3 線形粘弾性モデル
  3.1.4 分子動力学法と有限要素法
 3.2 粘着剤の剥離過程のモデリング
  3.2.1 キャビテーションと糸曳きのモデリング
  3.2.2 計算結果の具体例
  3.2.3 モデリングのまとめ 
  3.2.4 今後の課題

4.全体のまとめ・今後の展望

 □質疑応答□