セミナー概要
セミナーのテーマ
- 信頼性加速試験の基礎と重要性
- ワイブル解析とデータ分析
- 加速試験の効率的な運用と事例紹介
こんな方におすすめです
- メーカーの設計技術者、信頼性技術者
- 開発管理者および開発管理マネージャー
- 品質保証、信頼性管理の技術者及び管理者
セミナータイトル | 新製品開発に役立つ信頼性加速試験の理解と効率的な運用 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年10月28日(火)10:00~16:30 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | ・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 55,000円 定価:本体50,000円+税5,000円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送) ※セミナー資料は開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。 ※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。 |
新製品開発に役立つ信頼性加速試験の理解と効率的な運用
“加速試験”を上手く使って開発活動における技術課題を早期改善する
本セミナーでは、加速試験の強み弱みを理解し、進める上での注意点やデータの取り方・見方、ワイブル解析などについて、事例を踏まえて基礎から紹介します。
講師
D-Techパートナーズ 代表 原田 文明 氏 (元 富士ゼロックス)
【略歴】
富士ゼロックスで開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、信頼性加速試験法・解析法,予測法の開発に従事。
2010 年より富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証安全環境評価部長、同社シニアアドバイザーをへて、現在D-Techパートナーズ代表。
【専門】
信頼性工学、品質保証、国際標準化
【活動等】
・IEC TC56(ディペンダビリティ)エキスパート、同国内委員会WG2(技法)主査
・東京都信頼性研究会アドバイザー、ディペンダビリティJIS素案作成委員など
セミナー趣旨、ポイント
信頼性の重要さがトランプ関税からも再確認されています。自動車の例にみられるように、秀れた製品とは機能が優れるだけでなく、厳しい環境での使用に耐え、いつまでも故障せず、安心して使えることを示します。信頼性が高いとは、この丈夫で長持ちすることを言います。
信頼性を測るためには長い期間が必要です。加速試験は確認する期間を短縮して、競争力を確保する手法です。そのためには、新製品の開発では加速試験の特徴を理解して進めることが必要です。
効果的な開発活動を実現する加速試験は、単に故障を早く明らかにするものではなく、故障を同じメカニズムで発生させるものです。そのためにはワイブル解析も活用して判断します。ほかにも加速試験を実施するには、いくつかの条件や注意点を理解することが必要となります。
本講座では加速試験の強み弱みを理解し、進める上での注意点やデータの取り方・見方、ワイブル解析などについて、事例を踏まえて基礎から紹介します。信頼性の高い商品開発に生かすことを狙っています。
こんな方におすすめ
・メーカーの設計技術者、信頼性技術者
・開発管理者および開発管理マネージャー
・品質保証、信頼性管理の技術者及び管理者
得られる知識
・製品開発における信頼性設計の重要さと機能設計との違いが分かる
・信頼性を確保するための手法と役割が分かる
・信頼性試験や加速試験の意味と狙いが分かる
・加速試験の実施上のポイントが理解できる ほか
プログラム
1.信頼性と加速試験
1.1 信頼性とは
1.2 信頼性がなぜ要求されるのか
1.3 加速試験の定義と必要な理由
1.4 加速試験で出来ることと注意点
2.信頼性の基礎数理
2.1 故障の概念
2.2 信頼性の基礎数理、故障率と寿命
2.3 必要なサンプル数をどう決める(演習)
2.4 ワイブル分布とパラメータの読み取り
2.5 分布パラメータの意味と見方
2.6 加速試験とワイブル解析
3.加速試験とは
3.1 信頼性試験規模の決め方
3.2 加速が成立する条件
3.3 加速の方法(定型試験と非定型の試験)
3.4 定型試験を用いた加速試験(事例)
3.5 加速試験のメリットと注意点
4.加速試験の準備と実施
4.1 加速試験の事例
4.2 機器の加速試験の場合(直行表と予測式の利用)
4.3 加速試験結果の見方、使い方(演習)
4.4 試験条件を決める上での注意
4.5 定性的な加速試験とその使い方(HALT)
5.加速モデルの利用と注意点
5.1 固有技術なしに改善は出来ない
5.2 故障解析の結果と数理モデル
5.3 代表的なモデル(ストレス強度、アレニウス、累積損傷など)
5.4 モデルの活用と注意 (事例・演習)
6.加速試験の実際
6.1 試験結果の使い方と予測 (事例)
6.2 定性的な加速試験の長所と短所
6.3 加速試験の実際と注意 (事例・演習)
6.4 加速試験の効率的な運用
7.まとめ
□ 質疑応答 □