セミナー概要
セミナーのテーマ
- 粘着・剥離現象の基礎
- 粘着テープの設計(材料、製造方法)
- 粘着剤・粘着テープの評価法と選定
こんな方におすすめです
- 粘着テープの使用者
- 粘着剤・粘着テープを設計する若手
- 粘着不良・剥離トラブル対策に関心のある方
セミナータイトル | 粘着・剥離現象の基礎と粘着テープ(粘着剤)の設計面/使用面の要点と評価法<サンプル配付:手に取るようにわかる実演講義> |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年11月20日(木)10:00~17:00 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | ・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 55,000円 定価:本体50,000円+税5,000円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 粘着テープサンプル+製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定) ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。 |
粘着・剥離現象の基礎と粘着テープ(粘着剤)の設計面/使用面の要点と評価法<サンプル配付:手に取るようにわかる実演講義>
粘着テープ使用者&粘着剤・粘着テープ設計者のための
使いこなすための必須知識/品質向上・作業トラブル対策
■ユーザ向け)
粘着不良・剥離トラブル対策/品質管理/工程最適化などのヒントに
化学が専門ではない方にもわかりやすい解説が毎年好評
粘着・剥離現象の原理から粘着剤・テープの評価方法などを学び、
不良対策、品質向上の根拠、改善方法と選定の要点がわかる!
■メーカ向け)
基礎からしっかり学びたい方、使用面のポイントを開発に活かしたい方
粘着剤・粘着テープを設計される若手の方には特におすすめ
設計面だけでなく使用面からのポイントを学び、製品開発へのヒントに
目的に応じたテープ選定法、注意すべき被着体は?
サンプルつきの講義で、粘着・剥離現象の理解が進む参加型講義!
サンプルはテキストと一緒にお送りします。(お日にちに余裕をもってお申込みください)
講師
日東電工(株) 基盤機能材料事業部門 開発統括本部 戸崎 裕 氏
【専門】高分子合成
【経歴】
1986年、日東電工株式会社に入社、中央研究所(現:研究開発本部)
1990年より豊橋事業所、粘着テープ研究所にて粘着剤・粘着テープの開発に従事
【活動】
元 京都工芸繊維大学非常勤講師
日本接着学会中部支部副支部長
日本接着学会評議員、「接着の技術」編集委員
日本粘着テープ工業会主催「粘着技術講座」講師
名古屋工業大学大学院実務型教員
セミナー趣旨、ポイント
近年、粘着テープは、電気・電子、自動車、住宅・建材など多くの分野で使用され、その要求機能は年々高まり、用途は広がっています。
本講座では粘着テープを使用される企業の方から、粘着剤・粘着テープを設計される若手の方までを対象に、粘着剤・粘着テープの基礎知識と設計面、使用面からのポイントをわかりやすく解説します。
セミナー終了後には、トラブル対策・技術課題等に関する個別質問にも対応します。
プログラム
1.はじめに
1.1 粘着剤と接着剤の違い
1.2 いろいろな粘着テープ
2.粘着テープの基礎知識
2.1 材料
2.1.1 粘着剤の種類(ゴム系、アクリル系、シリコーン系)
2.1.2 アクリル系配合材料(モノマー、開始剤、連鎖移動剤、架橋剤、タッキファイヤ)
2.1.3 基材
2.1.4 下塗り剤
2.1.5 背面処理剤
2.2 製造方法
2.2.1 重合
2.2.2 塗工
3.粘着・剥離現象
3.1 粘弾性挙動の理解
3.1.1 粘着剤の性質と被着体の性状
3.2 なぜくっつくのか?
3.2.1 分子間力
3.2.2 温度・圧力依存性
3.3 なぜ剥れないのか?
3.4 速度依存性、温度依存性、角度依存性
4.粘着テープの設計
4.1 表面(界面)の設計 ~極性のコントロール~
SP値、表面張力
4.2 バルクの設計 ~凝集力のコントロール~
架橋度、膨潤度、Tg、応力分散
5.粘着剤・粘着テープの評価法
5.1 粘着剤の評価法
5.1.1 粘弾性体のモデル
5.1.2 粘弾性評価
5.1.3 応力-ひずみ、応力緩和
5.2 粘着テープの評価法
5.2.1 粘着3特性(タック、粘着力、保持力)
5.2.2 テープ別評価法
5.2.3 耐久性と促進劣化試験
6.テープ選定時の注意点
6.1 目的に応じたテープ選定法
6.2 注意すべき被着体
□ 質疑応答 □