バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析

  • 開催日2025年9月12日(金)
  • 形態ライブ配信 or アーカイブ配信

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • バイオ医薬品分析の全体像と重要性
  • タンパク質の分析技術(化学構造、高次構造、相互作用、凝集、安定性)
  • 品質管理における分析技術の実務と規制対応

こんな方におすすめです

  • バイオ医薬品の開発・製造・品質管理に携わる方
  • タンパク質分析技術の基礎を学びたい方
  • バイオ医薬品の品質管理における課題解決に関心のある方
セミナータイトルバイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析
開催日時 【ライブ配信】

2025年9月12日(金)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年9月12日(金)10:00まで

【アーカイブ配信】
視聴期間:2025年9月30日(火)~2025年10月14日(火)
お申し込み期限:2025年9月30日(火)まで

開催場所/配信の補足・注意事項

【ライブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

【アーカイブ配信】
・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。

受講料55,000円

定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円

受講者2名以上の場合:【2名同時申込で1名無料】対象セミナー
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン(1名あたり定価半額の27,500円)】
▼1名分無料適用条件
  ※2名様ともE-mail案内登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
  ※他の割引は併用できません。
受講者1名の場合:テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※他の割引は併用できません。
主催サイエンス&テクノロジー
備考■配布資料
ライブ配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
アーカイブ配信受講:製本テキスト(開催日を目安に発送)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析

~なぜ、いつ、なにを、どのように分析するべきかを論理的に整理する~

バイオ医薬品の分析は、その候補物質の探索から、原薬/製剤の開発、製造、保管、運搬に至るあらゆる段階で非常に重要な業務となります。
特に、品質管理においては、構造・物性・機能に関する分子特性の高度な分析と適正な評価が不可欠です。

そこで、本講座では、バイオ医薬品の品質管理業務で必ず必要となるタンパク質の分析技術について解説します。

最初にバイオ医薬品の分析をなぜ~、いつ~、なにを~、どのように~4つの観点で整理し、その全体像の俯瞰的理解を促します。
次いで、タンパク質の分子特性評価のためのさまざまな分析技術を、それらの原理や適用例、実際の計測にあたっての注意点も含めて体系的に説明します。

表面的な紹介にならないように、タンパク質科学の学術的基礎との関係や品質管理の実務や規制対応との関連を交えて複層的な解説を提供できればと考えています。

講師

東京大学大学院 新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻・客員教授
産業技術総合研究所 モレキュラーバイオシステム研究部⾨・招聘研究員
本田 真也 氏

【兼務】
(国研)産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 招聘研究員

【主なご研究・ご業務】
タンパク質の分子設計
進化分子工学、合成生物学に関わる基礎研究
バイオ医薬品の創薬・製薬基盤技術の開発

セミナー趣旨、ポイント

得られる知識

・バイオ医薬品の開発、製造、管理における分析業務の役割
・タンパク質の分析技術の基本的な理解と実務的な注意点
・タンパク質の分析技術とバイオ医薬品の品質管理の関係

プログラム

1 バイオ医薬品の分析
 1.1 なぜ分析するのか
 1.2 いつ分析するのか
 1.3 なにを分析するのか
 1.4 どのように分析するのか

2 タンパク質科学の基礎
 2.1 タンパク質の多様性
 2.2 タンパク質構造の規則性
 2.3 タンパク質試料の扱い方
 2.4 タンパク質試料の調製
 2.5 タンパク質試料の定量

3 タンパク質の化学構造の解析
 3.1 タンパク質の化学修飾
 3.2 質量分析による解析
 3.3 電気泳動による解析

4 タンパク質の高次構造の解析
 4.1 タンパク質の高次構造変化
 4.2 紫外可視吸収スペクトル測定法による解析
 4.3 蛍光スペクトル測定法による解析
 4.4 円偏光二色性スペクトル測定法による解析
 4.5 赤外吸収スペクトル測定法による解析
 4.6 ラマンスペクトル測定法による解析
 4.7 核磁気共鳴スペクトル測定法による解析
 4.8 質量分析による解析
 4.9 バイオ医薬品分析における分析法選択の留意点
 4.10 ガイドライン・薬局方との関係

5 タンパク質の相互作用の解析
 5.1 分子間相互作用の理論
 5.2 酵素免疫測定法による相互作用の解析
 5.3 蛍光分光法による相互作用の解析
 5.4 免疫沈降法による相互作用の解析
 5.5 表面プラズモン共鳴法による相互作用の解析
 5.6 バイオレイヤー干渉法による相互作用の解析
 5.7 等温滴定型熱量計による相互作用の解析

6 タンパク質の凝集の解析
 6.1 粒子計測の必要性
 6.2 凝集体の分析法
 6.3 ナノメートル粒子分析法
 6.4 サブミクロン粒子分析法
 6.5 サブビジブル粒子分析法
 6.6 その他の分析法
 6.7 凝集体分析法の限界・推奨・課題

7 タンパク質の安定性の解析
 7.1 タンパク質の安定性の基礎
 7.2 タンパク質の安定性分析

8 参考資料

  □質疑応答□