セミナー概要
セミナーのテーマ
- エクソソームの基礎知識と細胞外小胞
- エクソソームを用いたDDS開発
- エクソソームの体内動態と臨床応用
こんな方におすすめです
- 創薬研究に携わる研究者
- DDS開発に興味のある方
- エクソソーム研究の最新情報を知りたい方
セミナータイトル | エクソソームの特性と改変によるDDS開発と体内動態 |
開催日時 | 【ライブ配信】 2025年9月25日(木)13:00~15:30 |
開催場所/配信の補足・注意事項 | ・本セミナーは、主催会社様HPのS&T会員マイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 39,600円 定価:本体36,000円+税3,600円 主催会社の会員ページ上に視聴や資料の案内がございますので、S&T会員登録が必須となります。未登録の場合、主催会社より新規登録手続きをさせていただきます。
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主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | ■配布資料 PDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのS&T会員マイページよりダウンロード可となります。 |
エクソソームの特性と改変によるDDS開発と体内動態
~ エクソソームの特徴を利用した薬物輸送システム(DDS)の開発 ~
< エクソソームをはじめとした細胞外小胞の性質・物性の理解 >
※エクソソームの生合成機構や疾患との関連性、エクソソームを用いたDDSの利点や課題を紹介※
・エクソソームの単離精製・薬物搭載法
・エクソソームの品質管理
・エクソソームによるDDS
・エクソソームの体内動態
講師
東京科学大学 生命理工学院 教授 博士(学術) 山吉 麻子 先生
【経歴】
2003年7月 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了
博士(学術)
2003年8月 九州大学 生体防御医学研究所・学術研究員
2005年4月 九州大学 先導物質化学研究所・特任助手
2007年3月 京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科・助手
2007年5月 京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科・助教
2015年4月 京都大学 白眉センター・特定准教授
2017年10月 (兼任)JSTさきがけ研究者(2021年3月まで)
2018年3月 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科・教授
2024年5月 東京工業大学 生命理工学院・教授
2024年10月 東京科学大学 生命理工学院・教授
【専門/主な業務】
核酸医薬・核酸化学・エクソソーム・光操作・DDS
セミナー趣旨、ポイント
エクソソームは、あらゆる細胞が分泌するナノスケールの細胞外小胞であり、体内で様々な生体分子の輸送を担うものです。このエクソソームの特徴を利用した薬物輸送システム(DDS)の開発が世界中で行われており、臨床試験に進んでいるものも報告されています。
しかし、以前として技術的な課題も多く残っているのが現状です。本セミナーではエクソソームの生合成機構や疾患との関連性、エクソソームを用いたDDSの利点や課題、その将来性について紹介します。
◆講習会のねらい◆
エクソソームをはじめとした細胞外小胞の性質・物性の理解とDDS担体としての将来性等の情報
プログラム
1. エクソソームとは?
1.1 エクソソーム(Exosome)とExtracellular vesicles (EVs)
1.2 エクソソーム研究の歴史
1.3 エクソソーム内包物
1.4 エクソソームと細胞間コミュニケーション
1.5 エクソソームと疾患との関係
2. エクソソームの単離精製・薬物搭載法
2.1 エクソソームの回収と精製
2.2 薬物搭載法(1)Pre-loading法
2.3 薬物搭載法(2)Post-loading法
2.4 エクソソームの品質管理
3. エクソソームによるDDS
3.1 エクソソームの体内動態
3.2 エクソソームDDSの実例(核酸医薬を中心に)
3.3 エクソソームDDSの臨床試験例 (核酸医薬を中心に)
3.4 エクソソーム・ハイジャック型薬物輸送システム
3.5 エクソソームDDSの課題
3.6 エクソソームDDS・医療の今後の展望
□質疑応答□