セミナー概要
セミナーのテーマ
- 有機-無機ハイブリッド材料の合成
- ゾルゲル法とPOSSを用いたハイブリッド化技術
- 物性のトレードオフ解決と材料設計
こんな方におすすめです
- 機能性材料開発に興味のある研究者
- 複合材料の設計に関心のある研究者
- プラスチック材料の研究者
セミナータイトル | 有機-無機材料のハイブリッド化、合成技術と構造・特性制御、応用 |
開催日時 | 【オンライン配信】 【アーカイブ配信】 |
開催場所 | オンライン 【オンライン配信】 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講の場合は、配信開始日からダウンロード可となります。 |
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アーカイブ配信に申し込む有機-無機材料のハイブリッド化、合成技術と構造・特性制御、応用
~物性のトレードオフの解決を目指しながら~
有機-無機ハイブリッド材料のゾルゲル法による一般的な合成法と同定
ゾル-ゲル法を使う・使わないハイブリッド材料化技術
ハイブリッド化が困難であった物質のハイブリッド化技術
どの添加物を選択するか、もしくは化学的に混ぜ込むのか選択、、、
樹脂に物質を混ぜる際の基本的な考え方、代表的な手法、複合材料の解析法
様々な先端材料の現状と課題、問題解決のための材料設計手法、最近の研究例
講師
京都大学 大学院工学研究科 高分子化学専攻 重合化学分野 教授 博士(工学) 田中 一生 氏
京都大学 大学院 地球環境学堂 地球親和技術学廊 元素材料化学論 (兼任)
【講師紹介】https://www.science-t.com/lecturer/22948.html
セミナー趣旨、ポイント
「混ぜる」という技術は機能材料開発に非常に重要である。特にプラスチック開発では純物質で製品化している例はまれといっても過言ではなく、上手に「混ぜる」ことがよい機能を引き出すことにつながる。しかし、耐熱性向上についても様々な添加物が開発されてきており、どれを選択するか、もしくは化学的に混ぜ込むのか選択しなくてはならないし、それらを絨毯爆撃的に研究を行うのは効率が悪い。
本講演では、有機と無機がナノスケールで混合したハイブリッド材料において、「混ぜ方」の思考法を説明する。まず、汎用的技術ということであまり大学でも教えないゾル-ゲル法について基礎をおさらいする。次に、かご型シルセスキオキサン(POSS)を用いた簡便なハイブリッド化技術について説明する。講演では様々な機能材料を紹介するが、特に物性のトレードオフの解決について焦点を当てて説明していく。
こんな方におすすめ
合成を行っていない研究者の方も大歓迎です
得られる知識
・樹脂に物質を混ぜる際の基本的な考え方、代表的な手法、複合材料の解析法
・様々な先端材料の現状と課題、問題解決のための材料設計手法、最近の研究例
・有機-無機ハイブリッド材料のゾルゲル法による一般的な合成法と同定
プログラム
1.有機-無機ハイブリッドの基礎から応用
1.1 ゾル-ゲル法の条件設定
1.2 ハイブリッド材料の同定
1.3 マイクロウェーブによる迅速合成
1.4 ハイブリッドの応用
1.4.1 導電性ハイブリッド
1.4.2 発光性ハイブリッド
1.4.3 自動分解性ポリマーのハイブリッド
2.ゾル-ゲル法を使わないハイブリッド材料化技術
2.1 混合のみでハイブリッド化する分子
2.2 POSSの基本物性
2.3 POSSの合成法
2.4 トレードオフの両立(低屈折率化、高屈折率化)
2.5 耐熱性メカノクロミズム発光
2.6 耐熱性白色発光材料
2.7 共役系高分子ハイブリッド
3.ハイブリッド化が困難であった物質のハイブリッド化
3.1 POSSを用いた最近の機能性耐熱材料例
3.1.1 二置換POSS
3.1.2 耐熱性構造色材料
3.1.3 耐熱性メカノクロミック発光材料
3.2 ポリウレタンの耐熱性向上
3.2.1 発光色変化ゴム
3.2.2 導電性変化ゴム
3.3 ハイブリッド型イオン液体
・イオン液体用フィラー開発
3.4 ソフトマテリアルのハイブリッド化
・MRI造影剤の高感度化
・ナノプラスチックセンサー
・トランス脂肪酸センサー
質疑応答
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