セミナー概要
セミナーのテーマ
- CNFの物性・調製方法
- ナノレベルでの均一複合化技術
- 計算科学を用いたCNF構造解析
こんな方におすすめです
- CNFの基礎知識を深めたい方
- CNF複合材料の開発に携わる研究者
- 計算科学を活用した材料解析に興味のある方
セミナータイトル | セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析 |
開催日時 | 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン ・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 49,500円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析
~TEMPO酸化による均一複合化技術と複合材料の物性~
~計算科学を用いたCNF1本の構造解析技術~
セルロースナノファイバーの物性や調製方法といった基礎から、ナノレベルでの均一複合化技術、
複合材料の物性、CNF系材料の特性制御につながるCNF1本の構造解析技術まで。
CNFの樹脂補強材料としての応用に向けた、複合化技術・構造解析手法について解説します。
講師
東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授 博士(農学) 藤澤 秀次 氏
専門:セルロース化学
平成21年3月東京大学農学部生物生産科学課程卒業。平成23年3月同大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。平成26年3月同研究科博士課程修了、博士(農学)取得。平成23年4月よりJSPS特別研究員DC1。(国研)森林総合研究所 研究員を経て、2023年11月より現職。
ホームページ: https://researchmap.jp/shujifujisawa
セミナー趣旨、ポイント
セルロースナノファイバーは、木材などの植物が作り出す天然の高結晶性ナノファイバーであり、高強度・高弾性率・低熱膨張率などの優れた物性を有するため、高分子材料の補強材料としての利用が期待されている。しかし、親水性のセルロースと疎水性の高分子を複合化することが難しいという課題を有している。
本講演では、TEMPO酸化という手法を用いて、セルロースナノファイバーを疎水性高分子とナノレベルで均一複合化する手法と、得られる複合材料の力学/熱機械物性について講演する。 また、計算科学を用いたCNF1本の構造解析についても講演する。
プログラム
1.緒言
1.1 天然セルロース
1.2 セルロースナノファイバー(CNF)の物性
1.3 CNF/高分子複合材料
1.4 CNFの調製方法
1.5 TEMPO触媒酸化
1.6 TEMPO酸化CNF
1.7 TEMPO酸化CNFを用いた材料開発検討
2.TEMPO酸化CNF/高分子複合材料
2.1 光学的物性
2.2 力学物性
2.3 熱機械物性
3.表面修飾CNF/高分子複合材料
3.1 光学的性質
3.2 力学的性質
3.3 熱物性およびCNFの結晶核剤効果
4.計算科学を用いたCNF1本の構造解析
4.1 TEMPO酸化CNFの構造
4.2 TEMPO酸化CNFの乾燥過程での構造変化
4.3 表面グラフト化CNFの構造
4.4 表面グラフト化CNFの乾燥過程での構造変化
5.まとめ
□質疑応答□