ポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御

セミナー概要

セミナーのテーマ

  • ポリマーアロイの基礎概念と分類
  • モルフォロジー制御と物性制御
  • 相溶性、相互作用パラメータ、溶解度パラメータの理解

こんな方におすすめです

  • 高分子材料に関する基礎知識がある方
  • ポリマーアロイについて学びたい方
  • 初級~中級レベルの知識を求めている方
セミナータイトルポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御
開催日時

【オンライン配信】
2025年8月28日(木)10:30~16:30
お申し込み期限:2025年8月28日(木)10:00まで

開催場所

オンライン

・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。

受講料55,000円

各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。
・E-Mail案内登録価格(割引)の適用
・2名同時申込みで1名分無料の適用
・テレワーク応援キャンペーン(オンライン配信セミナー1名受講限定)の適用
・早期申込割引価格対象セミナー【オンライン配信セミナー1名受講限定】

主催サイエンス&テクノロジー
備考配布資料はPDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。

ポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御

相溶性と混和性、相互作用パラメーター、溶解度パラメーター、界面張力の理解
ポリマーアロイの構造・物性とその制御に関する基礎知識

ポリマーアロイ・ブレンドの入門セミナー
ポリマーアロイの基礎的な概念からモルフォロジー制御と物性制御に関する内容を、具体例を挙げながらわかりやすく解説。

講師

大阪大学 理学研究科 高分子科学専攻・准教授 浦川 理 氏

セミナー趣旨、ポイント

 高分子材料に要求される性能が高度化する中、その物性制御の手段としてアロイ化の重要性はますます高まっている。ポリマーアロイの物性は、構成成分である高分子の特性に加え、相分離モルフォロジーに依存するため、相構造と物性の関係を把握した上で、構造制御の方法、そして物性の制御という考え方で、材料を設計する必要がある。
 本講演では、ポリマーアロイの基礎的な概念からモルフォロジー制御と物性制御に関する内容を,具体例を挙げながらわかりやすく解説する。

こんな方におすすめ

高分子材料についての知識があり、アロイについてこれから勉強しようという方が対象です。初級~中級の方向けの内容となっています。

得られる知識

・相溶性と混和性に関する基礎的知識
・相互作用パラメーター、溶解度パラメーター、界面張力等の意味
・ポリマーアロイの構造とその制御に関する知識
・ポリマーアロイの物性とその制御に関する知識

プログラム

1. ポリマーアロイの基礎
 1.1 ポリマーアロイの定義
  1.1.1 ポリマーアロイの分類
  1.1.2 相溶性と相容性(混和性)
  1.1.3 ポリマーアロイ材料発展の歴史
 1.2 相溶―非相溶の熱力学
  1.2.1 Flory-Huggins理論を簡単に理解する
  1.2.2 混合自由エネルギーと相図の関係
  1.2.3 相互作用パラメーターと溶解度パラメーターの違いは?
  1.2.4 Flory-Huggins理論の問題点
  1.2.5 様々なポリマーブレンド系の相挙動
  1.2.6 溶解度パラメーターと相互作用パラメーターの求め方
  1.2.7 ポリマーブレンドの界面と相互作用パラメータ-
 1.2.8 ランダム共重合体の相溶性

2.ポリマーアロイ・ブレンドの構造
 2.1 相分離の動力学
 2.2 ポリマーアロイの界面厚・界面張力
 2.3 流動場による構造制御
 2.4 三相共存系の構造制御
 2.5 ブロック共重合体
  2.5.1 ブロック共重合体のミクロ相分離
  2.5.2 ブロック共重合体の構造解析
 2.6 相容化剤(Compatibilizer)
 2.7 混練による構造制御とリアクティブブレンディング

3.ポリマーアロイ・ブレンドの物性
 3.1 相溶系の物性
 3.2 相分離系の物性
 3.3 耐衝撃性の基礎
 3.4 相構造と耐衝撃性(フィラー添加系を含む

4.まとめ

□ 質疑応答 □