セミナー概要
セミナーのテーマ
- 誘電・絶縁現象の基礎と絶縁破壊のメカニズム
- 電気絶縁材料の劣化過程と対策・抑制手法
- 絶縁特性の計測・測定技術とデータ解釈のポイント
こんな方におすすめです
- 電気機器・電力設備などの設計・開発・保全に携わる技術者
- 高電圧機器、絶縁材料に関心のある研究者・技術者
- 電気システムの信頼性向上に取り組む担当者
セミナータイトル | 電気絶縁材料の劣化現象とその診断技術~絶縁破壊の基礎と劣化プロセスおよびその対策~ |
開催日時 | 【オンライン配信】 |
開催場所 | オンライン ・本セミナーは、主催会社様HPのマイページより視聴いただけます。 |
受講料 | 55,000円 各種割引特典あり。詳しくは主催会社のサイトをご参照ください。 |
主催 | サイエンス&テクノロジー |
備考 | 配布資料はPDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、主催会社様HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
このセミナーは終了しました。
電気絶縁材料の劣化現象とその診断技術~絶縁破壊の基礎と劣化プロセスおよびその対策~
■絶縁物はなぜ壊れるか?■ ■劣化が進んで破壊する過程■
■絶縁破壊の対策、抑制手法と実践■ ■正しい計測・測定技術■
★ 誘電・絶縁現象の基礎、劣化メカニズム・対策と計測・測定技術までしっかり解説します。
講師
豊橋技術科学大学 教授 村上 義信 氏
<専門>
誘電・絶縁工学、計測工学
<受賞>
2017年電気学会論文賞、2023年永井財団学術賞
<WebSite>
https://www.dei.ee.tut.ac.jp
セミナー趣旨、ポイント
電気システムにおいて絶縁物を扱う機会は頻繁にありますが、絶縁物は支持物としても用いられ、機械的強度を確保すると、普通電気的には十分な余裕をもたせることができます。しかし電界の集中や絶縁物の劣化などにより、思わぬところで絶縁破壊が生じることもあるため、システムの信頼性の要となる絶縁系の電気特性の劣化や電気的破壊現象についての知識が必要とされます。
本講座では、大学の高電圧工学の一環として行われている絶縁の基礎を中心とした誘電・絶縁現象の基礎理論、計測法、現状における問題点等、電気絶縁材料の劣化に関する解説を行います。
得られる知識
誘電・絶縁材料の電気現象の基本的考え方、各種試験法、データの解釈方法
プログラム
<プログラム>
1.絶縁物はなぜ壊れるか(絶縁破壊の基礎過程)
1.1 誘電・絶縁現象の基礎
1.2 気体の絶縁破壊機構
1.2.1 電子雪崩
1.2.2 タウンゼント放電
1.2.3 パッシェンの法則
1.3 固体の絶縁破壊機構
1.3.1 真性破壊
1.3.2 電子的破壊
1.3.3 熱破壊
1.3.4 電気機械破壊
1.3.5 空間電荷、部分放電、電気トリーの影響
1.4 複合絶縁系における絶縁破壊機構
2.劣化が進んで破壊する過程
(基本的劣化メカニズムとその定量的取扱い)
2.1 熱劣化
2.2 部分放電
2.3 電気トリー
2.4 水トリー
2.5 トラッキング
3.絶縁破壊の対策や抑制手法と実践する際の注意点
3.1 絶縁破壊対策と抑制手法(比誘電率、形状)
3.2 劣化の定量的取り扱いの基礎【例題】
3.3 劣化抑制法
3.3.1 部分放電対策【例題】
3.3.2 ナノコンポジット材料
4.正しく計測するために
~測定技術(絶縁破壊試験、伝導電流測定、部分放電計測、空間電荷測定)とデータ解釈~
4.1 何を測定しているのか?
4.2 ノイズ対策
4.3 各測定データ解釈の良くある間違い
□質疑応答□
このセミナーは終了しました。